大学4年の途中に就活がありました。
一般的に就職先として多いのは、
・製薬企業
・調剤薬局
・病院薬剤師
私は地元に戻りたい一心だったので、全国転勤で営業がメインとなる製薬企業への就職は希望しませんでした。
調剤薬局か、病院薬剤師かの2択になった時、一般的に言われていることは、
新卒で病院薬剤師として経験を積めば、その後調剤薬局に転職することは出来るが、
新卒で調剤薬局で勤めた後、病院薬剤師へ転職することは難しい、ということでした。
元々医者になりたいという希望もあったこともあり、
より医療現場に近い病院薬剤師として就職したいという気持ちはありましたが、
これまで祖母や祖父の死を看取ってきた病院。
病院で勤めるということは人の死に直面する機会が多いのでは、ということが不安点でした。
人の死に直面するのは、必ず辛い思いが伴います。
今の6年制の大学では病院と調剤薬局と両方の実務実習を行っていると思いますが、
私の時代の実務実習では病院か調剤薬局かの2択で、1か所にしか行けなかったのです。
それも2週間程度。。。
学校のカリキュラムで行った病院実習は2週間しかなかったため、薬剤師業務を一通り学ぶことしかできませんでした。
そのため地元の調剤薬局い直談判し、特別に1週間、見学をさせてもらうことにしました。
在宅業務を見せて貰ったり、実際に調剤薬局で働く意義を教えてもらったり。
調剤薬局の業務内容も充実していましたが、結果として、私はまず病院薬剤師として就職することに決めました。
地元の中小病院に数件見学に行かせてもらい、
そこで職場の雰囲気を実際に見て、この上司の下で働きたい!という病院に出会えました。
そして見事、希望する病院への就職が内定しました。
狭き門だったので、内定の電話が来たときは泣いて喜んだのを今でも覚えています。
そうして私は地元の中小病院の薬剤師としての社会人生活をスタートするのでした。
薬剤師になるまで。。。 完