浪人専用の塾では入塾テストで上のクラスで入ることができました。

 

クラスの中には医学部入学を目標に、何年も浪人をしている人がたくさんいました。

 

初めの頃は模試でも得意科目は上位に入るくらいの成績でした。

 

ですが、頑張りたいのに過敏性腸症候群のためにトイレにいく回数が頻回になり、

 

塾にいることができませんでした。

 

そのため、塾の授業が終わった後に皆が塾で自習をする貴重な時間に、

 

私は自宅で自習をすることしかできませんでした。

 

自分でできる努力を続けてきましたが、

 

結局のところ、受験時期までに国立の医学部に合格できる力はつきませんでした。

 

国立の薬学部にも確実に合格できるまでのレベルには到達できませんでした。

 

そして私の浪人1年目のこの時期こそが、薬学部の4年制大学の最後の受験の年だったのです。

 

塾の担任の先生のアドバイスもあり、国立お医療系の学部への受験と私立の薬学部を受験することになりました。

 

どちらも合格でした。

 

病気のこともあり、浪人2年目は考えられなかったため、私は医学部への道をあきらめざるを得ませんでした。

 

医者にはなれなくても医療に携わりたいという気持ちはあったため、どちらに進学するべきか悩みました。

 

どちらかというと薬学部へ入学をしたいという気持ちが大きかったですが、一般家庭出身の私が4年制とはいえ私立の薬学部に入学・卒業するにはかなりの学費がかかるため、金銭的な問題がネックでした。

 

国立の医療系の学部は私の将来の理想像とは違っていたため、金銭面を優先するか、自分の将来の理想像を優先すべきか、悩みました。

 

家族や塾の担任の先生と相談し、私が高校時代に成績がある程度よかったこともあり、特別な奨学金を利用することができることがわかりました。

 

また、私立大学が独自で実施している奨学金も同時に利用できることがわかり、2つの奨学金を利用すればなんとか4年間の学費は用意できることがわかり、親もや薬学部への入学を快諾してくれました。

 

そこで私の将来の医者になりたい、という夢は、

 

薬剤師になる、ということに変更することになったわけです。。。

 

その⑤につづく。。。