禁煙するための通院って実際どうなの? | 薬剤師発!健康へのブログ

禁煙するための通院って実際どうなの?

保険薬剤師の米澤よしゆきです。

ここ数年、禁煙するためにお医者さんへ・・とか禁煙外来という言葉を

よく耳にします。

TVのコマーシャルでも流れてますよね。


たばこによる健康被害は決して小さくありません。

ニコチンはしっかりと寿命を縮めてくれます。

そんなたばこからサヨナラしようという方を、無理なく禁煙へ導くのが

「禁煙外来」です。


なんと禁煙外来での成功率は約80%ですから、

やってみて損はないはず!





では、今どきの「禁煙外来」って何をするの?どうやって禁煙できるの?

また、いくらくらい費用が掛かるの?

ということをまとめておきますので、

禁煙してやろう!

という意気込みの方はぜひご参考にしてください。


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・禁煙外来で診断や指導されること。


まず、ご自身がどのくらいニコチンに依存してるのかをチェックします。

時には肺の状態を見たりもします。

結果、「じゃあ禁煙しよう!」となったときに、どのように禁煙をしていくか、

方法や注意点を教えてくれます。

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・禁煙を助ける薬「チャンピックス」とスケジュール

今までの禁煙補助剤とくらべて飛躍的に禁煙成功率が高くなったくすりが

「チャンピックス」です。





最初の3日は1日1回、4~7日目は1日2回、ここまでは1錠が0.5mgのくすり。


ちなみに、禁煙外来に行ったからと言って、いきなりその日から

「たばこを吸ってはいけません!!!!!」

とは言いません。

なんと、7日目までは、たばこ吸っても良いのです!

そして8日目から12週目までは1錠1mgのものを1日2回飲みます。

徐々に1日分の濃度を上げていくんですね。

このあたりになると、たいてい、たばこを吸いたくなくなります。

また、たばこがなくてもイライラしなくなります。

ではどのくらい病院に足を運ぶかといいますと、

初回から治療完了まで5回ほどの通院が必要です。


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・気になる費用は?

12週で禁煙が完了したとして、

トータルの金額は15000~23000円くらいです。

毎日1箱たばこを吸う人よりは安い費用で収まります。

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どうでしょう?禁煙外来。

ちなみに禁煙に失敗する人の多くはこういった方のようですよ。

「チャンピックス飲んでも、オレのたばこ好きは治らないよねーー」

と、たばこ好きをアピールしたい方。実は禁煙したくない人。

無理に禁煙しなさいとは言いませんが、、、、

やめたほうがいいのは間違いないでしょうね・・・。