糖化とアンチエイジング
保険薬剤師の米澤よしゆきです。
アンチエイジングという言葉が世に広まって時間が経ちますが、
今のトレンドは「本当のアンチエイジングは肌の糖化対策にあり」と
いうことで、All AboutやX BRANDなどの大人ポータルサイトで
次々と特集が組まれています。
簡単に説明すると、
トースターを焼くと褐色になります。カラメルをバーナーで焼くと
茶色くなります。これらは糖質が加熱されたときに起こる反応で
糖化反応(様々な反応があります。トースターの例はメイラード反応)
といいます。
このような反応が肌で行われると、肌の弾力を担っているバネを固めてしまって、
柔軟性を奪ってしまい、さらに、糖化反応によって作られる「糖化生成物」は、
褐色なので糖化がすすむと肌を黄色くくすんだ色に見せて、老けた印象を与えて
しまいます。「黒ずんで弾力の無い肌になってしまう=老化」ということです。
もう少し詳しく肌の糖化を説明すると・・・
皮膚はそのほとんどがコラーゲンなどのタンパク質でできています。
コラーゲンは真皮(表皮の奥)の約70%を占めており、皮膚のやわらかさは
この真皮部分が深く関係しています。
そしてコラーゲンにからみつくように別のタンパク質のエラスチンが存在していて、
このコラーゲンとエラスチンが、らせん(バネ)構造を作り、そのバネの隙間を
保湿成分ヒアルロン酸などのゼリー状の物質がうめて、肌の弾力やハリを生み出して
います。
皮膚のタンパク質であるコラーゲン部分で糖化が生じると、らせん構造のバネ部分に
柱が形成され、バネが固まってしまいます。
こうなると分子が硬くなり、皮膚本来の弾力性が失われてしまいます。
さらにこの柱に対して、カラダが異物と判断し、柱を分解する物質を出すのですが、柱を
分解せずにヒアルロン酸などの保湿成分を先に分解してしまいます。
結果、肌が硬くなってくるのです。
では、糖化を起こさないようにする良い方法は無いでしょうか??
糖化は糖分が体内で起こす反応です。
ということは「糖化」による肌老化を防ぐためには、「糖分」を摂らなければ
いいのでしょうか?
本来、糖分は細胞の活動に欠かせません。
摂取量は「多すぎず」を念頭において、それを燃焼させるための運動が大事です。
運動といっても、階段を昇り降りするとか、ショッピングに自転車を使うとか、
その程度のことであり、普段の生活の中で、工夫して基礎代謝をあげることこそ
重要です。
それに肌に現れる糖化は、ゆっくりと進行する自然な老化現象
なので、しっかりと保湿しUVケアを続けるといった日常のケアが重要となります。
いやいや~そんな毎日の運動なんて生易しい!
「糖化を防ぐために・健康のために砂糖を摂らない」
という人達もいます。
果たしてそれは効果があるのでしょうか?
砂糖はカラダにとって悪者なのでしょうか?
この問題を解くためには肌の糖化だけの論点では足りません。
次回、掘り下げてみたいと思います。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20101229/16/pharmablg/b8/fd/j/o0204008610948151361.jpg?caw=800)
![$薬剤師発!健康と美肌・透明肌のお店](https://stat.ameba.jp/user_images/20110420/16/pharmablg/33/fb/j/o0350007211177123799.jpg?caw=800)
アンチエイジングという言葉が世に広まって時間が経ちますが、
今のトレンドは「本当のアンチエイジングは肌の糖化対策にあり」と
いうことで、All AboutやX BRANDなどの大人ポータルサイトで
次々と特集が組まれています。
簡単に説明すると、
トースターを焼くと褐色になります。カラメルをバーナーで焼くと
茶色くなります。これらは糖質が加熱されたときに起こる反応で
糖化反応(様々な反応があります。トースターの例はメイラード反応)
といいます。
このような反応が肌で行われると、肌の弾力を担っているバネを固めてしまって、
柔軟性を奪ってしまい、さらに、糖化反応によって作られる「糖化生成物」は、
褐色なので糖化がすすむと肌を黄色くくすんだ色に見せて、老けた印象を与えて
しまいます。「黒ずんで弾力の無い肌になってしまう=老化」ということです。
もう少し詳しく肌の糖化を説明すると・・・
皮膚はそのほとんどがコラーゲンなどのタンパク質でできています。
コラーゲンは真皮(表皮の奥)の約70%を占めており、皮膚のやわらかさは
この真皮部分が深く関係しています。
そしてコラーゲンにからみつくように別のタンパク質のエラスチンが存在していて、
このコラーゲンとエラスチンが、らせん(バネ)構造を作り、そのバネの隙間を
保湿成分ヒアルロン酸などのゼリー状の物質がうめて、肌の弾力やハリを生み出して
います。
皮膚のタンパク質であるコラーゲン部分で糖化が生じると、らせん構造のバネ部分に
柱が形成され、バネが固まってしまいます。
こうなると分子が硬くなり、皮膚本来の弾力性が失われてしまいます。
さらにこの柱に対して、カラダが異物と判断し、柱を分解する物質を出すのですが、柱を
分解せずにヒアルロン酸などの保湿成分を先に分解してしまいます。
結果、肌が硬くなってくるのです。
では、糖化を起こさないようにする良い方法は無いでしょうか??
糖化は糖分が体内で起こす反応です。
ということは「糖化」による肌老化を防ぐためには、「糖分」を摂らなければ
いいのでしょうか?
本来、糖分は細胞の活動に欠かせません。
摂取量は「多すぎず」を念頭において、それを燃焼させるための運動が大事です。
運動といっても、階段を昇り降りするとか、ショッピングに自転車を使うとか、
その程度のことであり、普段の生活の中で、工夫して基礎代謝をあげることこそ
重要です。
それに肌に現れる糖化は、ゆっくりと進行する自然な老化現象
なので、しっかりと保湿しUVケアを続けるといった日常のケアが重要となります。
いやいや~そんな毎日の運動なんて生易しい!
「糖化を防ぐために・健康のために砂糖を摂らない」
という人達もいます。
果たしてそれは効果があるのでしょうか?
砂糖はカラダにとって悪者なのでしょうか?
この問題を解くためには肌の糖化だけの論点では足りません。
次回、掘り下げてみたいと思います。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_15.gif)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20101229/16/pharmablg/b8/fd/j/o0204008610948151361.jpg?caw=800)
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