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糖尿病を根治させる究極の技

百戦錬磨のスーパー薬剤師「糖尿根治メンター品川俊徳」が
あなたやご家族を経過観察医療の蟻地獄から守ります。
[*当サイトで糖尿病とは2型糖尿病を指します]

糖尿病の方のこむら返りは糖尿ケアの中でも大きなテーマだと思います。


私もかねてから、糖尿病の方のこむら返りについて、いつでもアドバイスできるように、自分なりに考えていました。


考え方のフローとしては、


1)筋肉の仕組みから


2)糖尿病の方の特性から


1)2)から共通項を探せばいいと考えました。




途中の私の試行錯誤は省略します。


馬鹿さ加減があからさまになるので(恥部を見られるようで・・・)書きません。




大津の少年のことを、ここ二週間ほど考えていて、


記事書きが手につかなかったので、久々に試合に出る運動選手の心境です(若い頃は野球少年、そのあと楕円のボールに興味がでてラガーでした)。




1)筋肉の仕組みから・・・・


なんといってもミネラルの恒常性が乱れることだと推論。


骨格筋ですから、カルシウムイオンとマグネシウムイオン。


こむら返りは、マグネシウムイオン濃度の低下のことが多い。


カルシウムイオンやカリウムイオンが細胞を出入りするとき、マグネシウムイオンが必要なんですね。




2)糖尿病の方の特性から


逆を辿れば、マグネシウムイオンが足りない状態に、糖尿病の方が陥るのかどうか、という視点です。




ところで、マグネシウムと「わたし」のからだということをざっくり見てみましょう。




からだのなかにあるマグネシウムの約1%くらいが血液等で体内を循環しているんだそうです。




糖尿病でない方の血漿中のマグネシウムイオン濃度が約1に対して、


糖尿病合併症を併発している場合のマグネシウムイオン濃度が約0.66というデータがあるそうです。




そもそも、マグネシウムは20~28gくらい「からだ」にあり、その分布としては、約65%が骨や歯ですね。


それ以外の細胞に約34%となっています。


上記の通り、血漿中に1%が存在しています。




「どうもこの血漿中の濃度が合併症と深い関係がある」という研究結果もあるようです。




例えば、


Diabetes Care(アメリカ糖尿病協会)2004年1月号に、ハーバード大(公衆衛生学)の研究者が発表した内容ですが、


「マグネシウムは2型糖尿病のリスクを減らすようだ」


という発表がありました。


特に、肥満度BMIが大きい人にとって、マグネシウム摂取は2型予防に効果があるようです。




ミネラルの働きは周知のように多種多様ですが、


マグネシウムはインスリン分泌の作用にも関与していることがわかっていますし、特にインスリン抵抗性との関係が深いこともわかっています。


BMIが大きい人に相関するのも、うなずけます。






スポーツに明け暮れた十代の頃、激しい練習でよく足が痙れたりしました。


それを知ってか、私の亡き母や亡き祖母が、食べ物で工夫してくれました。




よく食べたのは、「わかめの酢のもの」に「しらす」が入ったものとか、「かぼちゃ」や「ひじきの煮付け」と「梅干し」はドカベンの定番として必ず入っていました。


母は、落花生が大好きだった私に、必ずアーモンドを混ぜて食べさせました。




いずれも、マグネシウム補給には最適ですね。


「しらす」「かぼちゃ」「ひじき」「ピーナッツ」はマグネシウムの含有が多い食品ですね。




「酢」「梅干し」「アーモンド」「わかめ」は、クエン酸やホウ素が多く、マグネシウムの吸収効率を上げますね。




今は、


サプリメントでも摂れますから、


それでもいいけれど、


少年には親の愛情と智慧が詰まった「食」が


理想なのかもしれません(農薬や添加物の問題はあるにせよ、ですが)。






また、芍薬甘草湯は、最適な漢方ですね。頓服(症状が出たとき)はよく効きますね。


その昔は、飲むとたちまち杖が要らなくなることから、去杖湯(きょじょうとう)とも言われていたようです。




その他、養生はいろいろありますが、自身での研究が最強の養生かもしれません。




今日も素晴らしい一日がやってきますように。


またお会いできてうれしいです。




23日は、タイ・メディカルハーブについての


講演会をやらせていただきました。




東京文京区の茗荷谷にある茗台アカデミーで開催しましたが、遠いところからご出席いただきましてありがとうございました。


大阪のHさん、台湾のXさん、ほか東京のYさん、同じくYさん、エステさん、他たくさんの皆さま、どうもありがとうございました。




ぜひ、メディカルハーブ・セラピストを目指してください。


とことん、サポートいたします。


必ずや、現行の保健医療を超えるポテンシャルを発揮なさると思います。




カリキュラム等も整備できつつあります。


どうぞお楽しみに。


メディカルハーブ・セラピストの方が導く


マイ・ハーブ・プログラムということになります。




さわやかなハーブティーで癒やしてくださるセラピストとは、まったく趣を異にしますが・・・・。


私たちが扱うタイ・ハーブは、薬効をになう様々な成分の力価が強いので、お茶にしたりするとまずくはありませんが、ハードティーかな(笑)。




今回は、私が顧問をするタイのミラクルハーブスピリッツ社もご紹介しました。


タイ国一位の「農園と薬用植物の製薬工場」を併せ持つ会社の概要をお分かりいただけたと思います。


また、社がある、タイ北部のルーイ県が、優秀模範工場として、推薦してくれた会社です。会社を説明した本まで作ってくれました。


ハーブの工場の見本にしなさいといわんばかりで、名誉なことです。


そこで、製造するハーバルタブレッツはG.M.P. , H.A.C.C.P.のいずれをも持つ厳格な基準で造られます。


農園は、もちろんG.A.P.を持っていますから、基準は厳格です。


日本を始めとするほとんどの国で不可能である「完全無農薬」による有用薬用植物の原種でつくるハーバルサプリメントです。


もちろん、ゴーヤの原種「マラキノーック」も第一期から作っています。


最近、ゴーヤの植物インスリンが日本でも話題です。沖縄あたりのゴーヤが力価が高いのでしょうか。タイの原種「マラキノーック」は数十倍の力価といわれます。


また、糖尿病の根源は炎症。様々な炎症を抑える様々な植物原種を配合します。


また、食後高血糖を対策するために、強力なサラシアも用意できています。現存のαグルコシダーゼ阻害薬の数十倍の親和性を示す種を用意しています。


いずれも、強力ですが、単離抽出した工業製品的なクスリやサプリメントのような危険性はありません。


長い歴史の中で汎用されてきた植物をそのままいただく場合、それは私たちの恒常性を乱すような吸収がなされません。それが歴史的エビデンス(勝手にそう呼んでいます)。




ぜひ、マイ・ハーブ・プロブラムを駆使できるように、勉強してください。それによる治癒は、決して現行医療への妨害ではありません。そんな狭義なものではありません。


ヘルスプロモーションへの積極介入です。


全ては「食」と捉えています。




次回の講演会は追ってお知らせいたします。


もちろん参加費無料です、たぶん。


会場費が捻出できない場合、カンパいただくかもしれませんが(笑)。


今日も素敵な一日でありますように。



前回は、インスリン分泌の低下や分泌遅延を


遺伝子の視点から見てみました。




インスリンが「からだ」の中で、合成される際に


かかわる発現因子「IPF-1」がキーポイントでした。




このIPF-1(Insulin Promoter factor-1)が


高血糖の状態にさらされると、


ジワジワと糖化を受けてしまうわけでしたね。




さらに、フリーラジカルができて、


IPF-1にトラブル発生、


インスリン転写がスムーズに進まず、


いつものインスリン発現がままならなくなる。




つまり、


恒常性が保てなくなる。



インスリンがスムーズではなくなる。



血糖値が下がらない



糖化が進む




という悪条件の循環。




肝臓でも、高血糖の時のみ働いて、


「余剰の糖をリン酸化して、


 せっせとグリコーゲンとして貯蔵」


するシステムができあがっています。




このIPF-1(Insulin Promoter factor-1)が


グルコキナーゼという酵素の機能を制御


しています。




このグルコキナーゼという酵素は


膵臓と肝臓に特異的に存在する酵素です。




このグルコキナーゼは、


ブドウ糖センサーとも言われ、


高血糖の時のみ反応します。




この働きにより、肝臓では、


「血糖値が高くなるにつれ、


 余剰の糖をリン酸化して、


 せっせとグリコーゲンとして貯蔵」」


するシステムで血糖値の上昇抑制に


寄与しているのです。




したがって、


グルコキナーゼを制御する「IPF-1」が


高血糖で糖化されると、


血糖値を認知できにくくなり


(ブドウ糖センサーがだめになっていく)、


つまり糖のリン酸化を促すセンサーが


機能しなくなっていき、


血糖値の下がりが遅くなることに繋がる


というロジックです。




この仕組みが「耐糖能異常」の一面だと思います。


これを、ケアせずに、


糖化を食い止めないでいると、


前述の悪条件の連鎖に引きずり込まれる


ことになります。


血糖値を上げないようにすることの理由のひとつです。




じゅうぶんご存じのことと思いますが、


科学的に理解しておくことは、


必ず役に立つと、思います。




ここでも言えることは、


まず、血糖値を上げないこととなります。


それも、ただ血糖値を上げないというのではなく、


このIPF-1(Insulin Promoter factor-1)を守る、


つまり「糖化させないアプローチ」を


意識することが大切だと思います。




そのための武器も探してあります。


今も探し続けていますが。


徐々にお話ししますね。


まずは、


からだを知ろう、糖尿病を知ろう、


です。





  • 今日も素敵な一日でありますように。

  • お会いできてうれしいです。


糖尿病になって時間が経過すると、


だんだん、インスリン分泌が低下してくる


と言われることが多いです。




また、糖質を摂取した時に、通常ならば


小腸からブドウ糖が身体に入り始める頃には


インスリンが分泌されるわけですが、


糖尿病初期の方でも、


その分泌が遅いように感じられます。




今日はこの辺のことをざっくり見てみましょう。




まず、インスリンはホルモンです。


以前に記事で書きましたが、そこに飛んでもらうのも時間の無駄ですから、ざっくりお話しします。




インスリンがホルモンだと言うことは、そうです、


タンパク質です。




からだの中のタンパク質は、何に弱かったでしょうか。


タンパク質は変性するとその機能を失います。




変性をもたらすものは、熱、pH、・・・


そして糖化でしたね。この糖化がくせ者でした。




糖尿病の方でも、そうでない方でも、


からだのなかで糖化反応は起きています。


糖尿病の方は、当然、血糖値が高いので


糖化も強烈になります。




おなじみのHbA1cは


ヘモグロビンタンパクの糖化そのものです。


従って、HbA1cの値が大きい方は、


その分だけ、からだの中で糖化が起こっていると


考えるのが自然です。




では、


タンパク質はどうやって合成されるのでしょうか。




タンパク質は、DNAという指示書に基づいて、


合成されますよね。そのとき転写という過程を経て、


いつも同じインスリンが発現するわけですね。




その遺伝子の転写の過程で重要な因子があります。


それは、


IPF-1(Insulin Promoter factor-1)と呼ばれます。




諸説あるでしょうが、「だんだんインスリン分泌が落ちてくる」現象には、大きく関わる因子だと思います。




というのは、


このIPF-1(Insulin Promoter factor-1)が


高血糖の状態にさらされると、


ジワジワと糖化を受けてしまうわけです。


さらに、フリーラジカルができて、


IPF-1にトラブル発生、


インスリン転写がスムーズに進まず、


いつものインスリン発現がままならなくなる。




私はこれが原因だという説を今のところ


採用してます。




ですから、高血糖でなくなれば、


それ以上、「IPF-1」が糖化を受ける確率は下がる


わけですから、早いうちに手を打てば、


インスリン分泌は何とかなるということになります。




これは単なる科学(生化学)です。




また、


インスリン分泌遅延の問題ですけども、


次のようなシステムを私は採用しています。




この「IPF-1」は、


膵臓ランゲルハンス島β細胞に存在する


グルコキナーゼという酵素の機能を制御


しています。




このグルコキナーゼという酵素は


膵臓と肝臓に特異的に存在する酵素です。




このグルコキナーゼは、


ブドウ糖センサーとも言われ、


高血糖の時のみ反応します。




この働きにより、膵臓では、


「血糖値が高くなるにつれ、インスリンを放出」


するシステムができあがっています。




したがって、


グルコキナーゼを制御する「IPF-1」は


高血糖で糖化される確率が大きくなり、


機能しない「IPF-1」を増やします。




そのため高血糖が続くと、膵臓ラ島β細胞は


血糖値を認知できにくくなり


(ブドウ糖センサーがだめになっていく)、


つまりインスリン分泌を促すセンサーが


機能しなくなっていき、


インスリン分泌が低下する、あるいは分泌が遅延する、


というロジックです。




さらに、


「IPF-1」は、膵臓ラ島β細胞の


「増殖や分化」


にも関与している、


ということがわかってきています。




つまり、高血糖により「IPF-1」が糖化されると、


連鎖的に、


インスリン分泌低下、


並びに、


インスリン分泌遅延、


が起こることになります。


結果的に高血糖をまねきます。




逆説的な言い方になりますが、


血糖値を上げなければ・・・




「IPF-1」の糖化は起こりにくく、




インスリン分泌低下、


並びに、


インスリン分泌遅延、




は、防げますし、状態によっては


然るべき「膵臓に戻る可能性」が見えてきます。


すなわち「糖尿根治への道」の


ひとつだと私は思っています。




血糖値が一番上がるのは、


たいていは食後です。




したがって、


インスリン分泌低下、


並びに、


インスリン分泌遅延、


の対策は、


「食後高血糖を制御すること」に尽きると思います。




そのためには、


【1】単純糖質の摂取をゼロに近づける


【2】ブドウ糖吸収阻害剤を使う


【3】食直後血糖降下薬を使う


【4】DPP4阻害剤を使う
【5】インスリン抵抗性改善薬を使う


【6】インスリン注射をする


のいずれを選択するか・・・となるように思います。




今日も素敵な一日でありますように。


お会いできてうれしいかぎりです。


(保健医療における治療の範疇ではありません。


 あくまでも私的なアドバイスですのであしからず。


前回までの話;


血糖値の変化(ばらつき)を統計の手法


「標準偏差」で


捉えたことをお話ししました。




糖尿病でない人


糖尿病予備軍と言われた人


飲み薬で糖尿治療をしている人




の標準偏差は、この順に大きくなった・・・


という話でした。




まるで夏休みに自由研究の域を


出ないかもしれませんが、


この考え方もいつか役立つ日が来るかもしれません。




たとえば、


もっと簡単に血糖測定ができて


(もちろん費用の負担も少なくて・・・)


細かなポイントで測定を続けらたとします。




そして、それらのデータで、標準偏差を求めます。




その標準偏差を、


HbA1cのデータととともに


把握していれば、


日内変動を反映したデータとして


記録できます。




もしも、


少しづつ標準偏差が大きくなっているとすれば


糖尿病は進行していると(断定はできませんが)


予測できます。




また、貯まったデータで


横軸は時間の推移、


縦軸は血糖値で


グラフを書けば、同じことがわかります。


波のようなグラフができあがるわけですが、


月単位のスパンで眺めて


波の振れ幅が大きくなっていれば


大血管障害が進んでいることが


予想できるわけです。




私の持論は、


【1】「糖尿病になったら


 大血管障害をできるかぎり防ぐこと」です。


次に、


【2】「小血管障害を回避すること」です。




「標準偏差」と関連させるなら、だんぜん【1】です。




標準偏差が大きいということ


   ↓


血糖値のばらつきが大きい


   ↓


血糖値が乱交上下する


   ↓


酸化ストレスが大きくなると言われている


   ↓ 


大血管が障害されることが言われている


   ↓


動脈硬化が進行している


   ↓


心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症・・・


   ↓


待ったなしの死が近づく・・・




望ましくない表現をお許しください。


これはあくまでも、私の私感です。


医学的なエビデンスがあるわけではありません。


そういう意味での根拠なしです。


15年以上(若い頃は「糖尿病に興味なし」でしたので、


ただ薬をお渡しする薬剤師に甘んじてました。糖尿病の本


質に迫りたいという欲求がないので、視点のお粗末さも恥


ずかしいかぎりの薬剤師でした・・・


今もまだまだですけれど)にわたり、


患者⇔医師という糖尿病治療のやりとりを


客観的に俯瞰してきた薬剤師の「カン(感)」です。




*医療関係の方は私のblogなどはスルーしてください。


私は「自力で糖尿病を理解しようとする一般の方」と


向かい合っています。




医療従事者同士の机上の議論に


費やす時間はありませんのであしからず。


私の持論をご自身の知識で打ち負かしてくださって結構です。




数年前にさんざん誹謗中傷されています。


うんざりです。当時は闘う術がありませんでした。


最近は、味方してくれそうな「大規模研究の結果」が


あることを知りました。


私を支持してくれる「一般の方」もいてくれます。


私のセミナーで熱い拍手をくださる一般の方と


一歩一歩歩んでいます。


私は権威に屈しません。




糖尿を本気で治そうとしない経過観察医療


患者さんの利益を最優先しない医療者優位な構造


権威にしか従わない聞く耳持たぬ裸の王様


そんな現実に辟易しています。




血糖値を下げることに大量の薬を使うより


血糖値を上げない工夫に頭を使いたいのです。




「この薬」を使える患者を探すより


「その薬」を使わなければならない患者を見つけてください。


 ケースによっては、糖尿病は薬なしでじゅうぶんケアできる。


 その可能性を否定しないでください。




大切なことは、


血糖値の振れ幅が


大きくなっていそうだと感じたら、


その幅ができるだけ小さくなるように


手を打つことです。




その幅を左右するのは食後血糖値。


つまり、


食後血糖値を急激に大きくさせない


ことにフォーカスすればよいのです。




そのためにはどうしたらいいか・・・


みんなで考えましょう。




勉強をした方が、治療の価値は


確実に上がります。




わたしはそのお手伝いがしたいと


心から思っています。


(これはblogですから個人の治療に


 介入することはできませんのであ


 しからず。さらに私は薬剤師で、


 治療をすることはできません。)






今日も素敵な一日でありますように。


お会いできてうれしいかぎりです。


(保健医療における治療の範疇ではありません。


 あくまでも私的なアドバイスですのであしからず。


前回まで、血糖値のばらつきを標準偏差という統計的手法で無理やり捉えたら、結構おもしろい傾向がわかったという話でした。


そのなかで「浮上していたちょっとした疑問」を今回は扱ってみます。前回までの流れをざっとみていただくのも、おすすめです(笑)。


HbA1cと食後血糖値、空腹時血糖値との相関なんです。

具体的に言いますと、
「糖尿初期の方のHbA1c」と「糖尿病が発症して結構時間が経過している方のHbA1c」とにあまり差がないのに、「標準偏差は大きく違っている・・・」という疑問です。
これには、数学的センスが必要だったかもしれません。私はダメです・・・(笑)。
実は、HbA1cの値によって「食後血糖値が大きくHbA1cに影響する場合」と「空腹時血糖値が大きくHbA1cに影響する場合」とがあるんですね。






  • HbA1c値(JDS値)が6.9%未満の方では、

  • 食後高血糖がHbA1cの上昇原因の70%。


  • 一方、HbA1c値が9.8%以上の人では、

  • HbA1c値の上昇の原因のほとんどは

  • 空腹時血糖がコントロール不良なことが原因

  • という、研究があったのです。

  • Monnier L. et al; Diabetes Care 26;881-885,2003


  • 糖尿病の患者とって、かなり一般的な数字の

  • HbA1c値6.9~8.8%では、

  • 食後高血糖と空腹時高血糖の影響は

  • ほぼ50%/50%だというのです。


  • つまり、

  • 空腹時血糖のコントロールが何らかの手段で、かなりうまくいっていると、食後高血糖でかなり上下があっても、HbA1cは低めにでる。


  • こういう事実があったので、

  • HbA1cはとても重要な指標だけれども、それが全てというわけにはいかない・・・・ということを強く確認した次第です。



  • 今日も素敵な一日でありますように。

  • お会いできてうれしいです。

私は、親友の大橋と「タイのハーブ」に関してのセミナーをやらせていただくことがあります。


「マイ・ハーブ・プログラム」という副題をつけています。




身体の状態に合わせたハーブのオーダリングシステムについてのセミナーです。




フィトケミカルのパフォーマンスを最大限に引き出すことをテーマに長年研究してきた内容をベースにしています。




「マイ・ハーブ・プログラム」による糖尿病ケアは保健医療的ケアを超えていると自負しています。




タイのハーブに関するセミナーというと、


参加者の方の中には、「昼下がりのハーブティー講座」と勘違いされて、気まずくなることもあります(笑)。




タイにおいて、アップグレイドのハーバルサプリメントや医薬品認可のとれたものについてのカテゴリです。


ハーブティーよりもかなり過激でハードティーですかな(笑)。




日本ではまだ紹介されていません。いずれの大学の研究室も手をつけていない領域だと思います。私たちの完全オリジナルですから。




その、ハーブの効力を考えて、パフォーマンスを追究するときには、「炎症」をターゲットにしています。




「長い長いタイの薬用植物の歴史」や「現在のタイの研究者たちのエビデンス」をもとに、「炎症」に功を奏するものをあらいだしています。




炎症が病気の元凶としていますから、この効果がないものでは、本来の恒常性を取り戻せません。


病気が治る=然るべき恒常性を取り戻す


です。




この考えの一端と関係のある糖尿病の炎症について以下に書いてみます。






私の糖尿病に関する考え方を根底からひっくり返した研究結果を紹介します。




2011年7月5日(日経新聞)/東京大・宮崎徹教授のプレスリリースです。




宮崎教授が発見した「AIM」(白血球が分泌するタンパク質のひとつです)が、しでかす内容なのですが・・・




「肥満がある程度進行すると、脂肪組織に多数の免疫細胞(特にマクロファージ)が集まってきて、持続的な炎症を起こして、インスリン抵抗性を高め、2型糖尿病や動脈硬化になる」








どういうことかというと、例によって簡単にざっくり。








AIMというタンパク質が、




脂肪細胞(余ったエネルギー源を中性脂肪というかたちにしてどんどん蓄えることができる。飢餓の危機に曝されていたときに進化したと想像できる細胞。現在は肥満の元凶として多くの女性から憎まれるかわいそうな扱いを受ける細胞)の中の「脂肪」分解をどんどん進める。








その分解の度合いがあまりに「大」だと、中性脂肪が分解されて脂肪酸が遊離するのも「大」となり、これが「問題のできごと」となる神秘を以下でお楽しみください。








この脂肪酸に刺激をされて、ある器官(脂肪細胞の表面に存在するToll様受容体が、ある物質を創り出す引き金になる。








その創り出されるある物質というのが、タンパク質の一種(液性タンパク質ケモカインという)なんですが・・・。








このケモカインという奴が、なんと、なんとマクロファージに招集をかけるのです!


免疫に関してはここでは言及しません。よろしかったら過去の記事を参考にしてください。
 








ここで、もう一度整理すると、








肥満状態で、脂肪細胞にどんどん中性脂肪が貯め込まれると、「AIM」というタンパク質がでて、中性脂肪を脂肪酸とグリセリンとに分解。




脂肪酸の濃度が大きくなると、Toll様受容体が刺激され、ケモカインの産生を促す。そのケモカインがマクロファージをその脂肪細胞に招集をかける。








それからが、神のしわざ。




マクロファージがその脂肪細胞に入り込み、サイトカイン(悪い方)が発生。つまりこれは炎症性アディポカインが効いてくることになり・・・・、そうです、脂肪細胞の慢性炎症状態の始まりです。








脂肪細胞が慢性炎症状態ということは、インスリンが近寄っていくら誘惑しても、血液中の中性脂肪は取り込まれない・・・つまりその前のエネルギー物質=血糖(ブドウ糖)は血液中から減らない・・・。








これは何だかわかりますか?


そうです、私が2型糖尿病の最大の原因と叫び続けている悪者キング「インスリン抵抗性」そのものですね。








この事実が解明されたとき、私は雷に打たれたような衝撃でした(・・雷に打たれたことはないですけど。私は前橋で生まれて、高校生まで過ごしたので、雷の怖さは、結構知ってるんです・・・)








この日以来、糖尿病の根治を目指すことにしたのです。








最大の敵は


【1】「インスリン抵抗性とそれが発生する環境」。




もうひとつの悪者キング・・・




【2】「糖化反応」です。








これは、このブログでもあまり話してませんが、合併症をどんどん発生させる、やりたい放題やってくれる、とんでもない奴です。








タンパク質や脂質が、単糖(ブドウ糖や果糖などなど)と酵素なしにどんどん反応して「AGEs」というやっかいな物質を造り出す反応です。








機会があったら、この辺説明します。まずは結果だけ聞いといてください。




神経細胞やコラーゲン層、DNAなどダメージを受けます。




さらに、目の網膜細胞や腎臓の糸球体、膵臓のランゲルハンス島β細胞(インスリンが出てくるところ)なんかもダメージをガンガン受けるわけですよ。








血管にいたっては悲惨です。血管の上皮細胞は、ダイレクトに糖化され(傷ついて)てしまう。








血流が多いところ、たとえば冠動脈の始まるところ(心臓の動脈の始めのところ・・・)にはアテローム(動脈硬化の一種)ができやすくなる、その原因。








小難しい話が続いてしまいましたが、私を変えた出来事だったんです。








それまでは、糖尿病治療=HbA1cコントロール の一辺倒。一にも二にもHbA1c。








したがって、カロリー制限やら厳しい運動、そして3,4種類の糖尿病の飲み薬と、場合によってはインスリン。








それで、がっちがっちにやれば大丈夫。


昔の私のアプローチです。








「大丈夫」というのは、患者さんはそれの奴隷として生きていけば何とか合併症も起こらない、何とか平均寿命まで生きるんじゃないですか・・・、自業自得なのだから、耐えなさい・・、そういうアプローチのみだったのです。愚かでした。








今は、タンパク糖化の産物AGEsについての研究も進み、AGE受容体もどんどん明らかにされ、抗AGE抗体によって、


AGE修飾タンパクが


糖尿病性血管合併症、


動脈硬化、


アルツハイマー病など、


多くの疾患病変部大いに関係していることがわかってきています。




つまり、免疫学的解明です。








私が言い続けている、




「糖尿病とは一生つきあってくつもり、なんて言わないでください。一生つきあってくのはあなたの『からだ』ですから。糖尿病とのつきあい方が、HbA1cや血糖値一辺倒だから、苦しいでしょ。からだを知って病を知れば百戦危うからず、です。まず、勉強しましょうよ。」は、




上記の事情を根拠に言っています。








糖尿病の元凶は『炎症』だったんですよ。




炎症にフォーカスしなきゃいけないんですよ。




内臓脂肪とインスリン抵抗性の関係も炎症だったんですよ。








これは




私の核になる考え方です。




これをもとに養生を考えています。




これをもとに糖尿病を説明しようとしています、簡単な表現で。




今日の記事は、一つの文の中に専門用語が多すぎましね。




わかりにくいですね。次からもっと簡単な例を探して書きたいと思います。








今日も素敵な1日でありますように。




またお会いできたことに感謝します。


血糖値のばらつきと標準偏差の話の続きです。




ある方から、ご厚意で、測定データをいただきました。


2型糖尿病で、インスリン治療を行っている方です。




インスリン治療をしている方は、


自己測定をやられていますので、データは豊富ですね。




データの数は72でした。


測定ポイントに偏りが多少ありますが、計算してみました。




平均血糖値が167mg/dl でした。


標準偏差が 70 。




やはり、標準偏差は大きくなってました。


食後の血糖値の「山」はある程度押さえているでしょうし、「谷」はかなり落ちているんではないでしょうか。




また、空腹時血糖もある程度コントロールがうまくいっていて、HbA1cもさほど大きくならずに推移しているようです。でも標準偏差が大きい。




ここで、興味深かったのは、HbA1cがそれほど悪くはないという点でした。




落とし穴がある気がしませんか。




次回はHbA1cと食後血糖値、空腹時血糖値の相関をちょっとだけ見てみます。




今日も素敵な一日でありますように。


お会いできてうれしいかぎりです。


(保健医療における治療の範疇ではありません。


 あくまでも私的なアドバイスですのであしからず。



血糖値の日内変動は、山あり谷ありで、


ひとによって様々でした。


特に食後のデータは、


すごく上がって急に下がる人。


上がりが遅れたように見えるけれど


じわじわ上がり続けて、


ピークがつかみにくい人。




そこで私は、


前回申し上げましたように、


「標準偏差」


を使ってみることにしました。


糖尿病でない人のデータで、まず計算しました。




計算の仕方は、別のところに譲りますが、


いつものように、ざっくり話すと、




まず、データの平均値を計算。


次に、各データとその平均値の差。


その差の2乗。


それらを足し算して、それの平方根。




これで、「標準偏差」がでます。


電卓があれば、すぐ計算できます。




ちなみに過去のデータではありますが


血糖値の平均値が 101mg/dl


でした。




標準偏差がおよそ 13 くらいでした。


36個の測定データから計算しました。




それに対して、


糖尿病予備軍とランク付けされた人のデータで


同じように計算してみますと




血糖値の平均値が 109mg/dl


でした。




標準偏差がおよそ 22 くらいでした。


36個の測定データから計算しました。




そのほかに、


経口血糖降下薬を服用しながら


治療をしている型の場合のデータでも


計算してみると、




血糖値の平均値が 131mg/dl


でした。




標準偏差がおよそ 41 くらいでした。




あまりにもデータが少なすぎますが、


当時の私は驚きました。




空腹時血糖値だけを見ていたら


(ご本人のことを知らずにデータだけ見たら)


あまり区別ができないけれど




一日のうちの


最高血糖値らしき値も入れて


(だいたい食後1時間から2時間のあたりだ


 と認識してたんですが)


1日12回の測定で得た値で計算したものでは




糖尿病の重症度(インスリン治療の型のデータは


なかったのであまりにざっくりではありますが)




標準偏差に傾向が出たというわけです。


糖尿病が進むほど


「血糖値にばらつきが多い」


 = 標準偏差が大きい


ということがわかって


私は得意満面だったと思います。




薬物療法をしている方は


薬でコントロールしていながら


ばらつきが大きいというのは、


山が高くなってから、


薬が効いて谷が深くなるのかな・・・


という印象でした。








また、


グルコバイやベイスンを使ってらした方の


データは、特殊な感じがしました。


ゆっくり血糖上昇しているイメージは


つかめました。




また、モンチ様のお話を引用させていただくと




モンチは血糖変動幅を小さくするために、一日3食を5~6回に分けて摂るようにしています。

一回の食事で血糖値を必要以上に上げない、

捕食で必要以上に下げない。




まさに、ばらつきを小さくする工夫が見られます。


さすがですね。


自身の血糖値変化を知ることは


とても価値があると私は思います。




「からだ」のことを知ること


自身の血糖値の変化を知ること




このふたつは糖尿病初期には


将来を左右するくらい重要なことだ


と私は思います。




その認識があってはじめて


食事の工夫が生きるのであり、


薬物療法を受け入れるかどうか


自分の考えを反映できるのでは。




初期からインスリンを使う療法も


でてきています。




勉強はした方が、治療の価値は


確実に上がります。




わたしはそのお手伝いがしたいと


心から思っています。


(これはblogですから個人の治療に


 介入することはできませんのであ


 しからず。さらに私は薬剤師で、


 治療をすることはできません。


 あなたの主治医が重要です。)






今日も素敵な一日でありますように。


お会いできてうれしいかぎりです。


(保健医療における治療の範疇ではありません。


 あくまでも私的なアドバイスですのであしからず。


     

      ある教師




教師はえこひいきしていると言われていた、




教師はいつも悪い子供ばかりに注意を払っていた、




親たちは言った、




どうしてクラス全員の先生なのに




特定の子供ばかりに比重を置いて、




くまなく全員に行き届かない指導で許されるのかと。




教師は無視した。




悪い問題児にフォーカスした1学期が終わった。




羽の生えた子供らは三々五々




学校から暑い夏へ散らばって行った。




教師はいつも悪い子供ばかりに注意を払っていた、




夏が終わった。




一回り大きくなった子供達が学校に戻ってきた。




教師はいつも悪い子供ばかりに注意を払っていた、






教師は後輩の教師に言った。




いい子に教えるのは後でもいい。




おまえを必要としている子供を探せ、




そして、マークしろ。




助けろ、介入しろ、四六時中見張れ。




他の子供たちはそのおまえの姿を見ながら知る、




何かあれば先生が助けてくれると・・・・、




手が足りなければ、私たちが先生を手伝おうと・・・。




まともな子供は、おまえを見て学ぶ。




そうでない子はおまえが助けるんだ、




善から乖離してしまう前に。