糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。
前回は問題をお出ししました。
*(すぐに答えを知りたいから、こういう出題はやめて欲しいというお便りいただきました。ごめんなさい。でもちょっとだけ、考えて欲しかったのです。)
問題はこうでした。
Q;「おしっこに糖がでている」のは
(1)まさに糖尿病である
(2)それだけでは糖尿病とは言えない
正しい方を選んでください。
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(2)が正解です。
糖尿病の方の中には、非常に血糖値が高くて
おしっこに糖が溶け込んでいる方がいますので、
(1)が正解のような気がするのですが、
そんな簡単な問題は出しませんよね(笑)。
実は、
腎臓機能に問題がある場合にも
おしっこの中に糖が流れ出てしまう
ことがあるのです。
血糖値がいたって正常なのに、
尿細管で糖が再吸収できずに
(尿細管の不具合などで)
おしっこの中に糖が流れ出てしまう状態、
それを尿糖症といいます。
また上記以外の何らかの原因で
腎臓の機能が正常ではなくなってしまったときにも
おしっこに糖が混じることがあります。
したがって、(2)が正解です。
さあ、最初は
「糖尿病」の名前の由来を見たわけですが、
「甘いおしっこ」ということにぶつかり、
腎臓の働きの一部を勉強することができました。
「糖尿病」と「腎臓」
は切っても切り離せない関係にあります。
これから、
糖尿病についてもう少し詳しく見てゆくときに
腎臓の働きについての知識は大切です。
これを読んでいただいた方は
腎臓の働きの一部を知っていただけましたので
きちんと糖尿病を理解していただくときに
本質を捉えやすいと思います。
なぜ、高血糖はよくないのか
などを考えるときにも
とても役立つ知識です。
また、もっと掘り下げて
腎臓について知っておいた方がいい
という段階がいずれ来ます。
その都度、腎臓についても
いっしょに勉強していきましょう。
ところで、
また、中学生から質問が出ました。
なんで、血液に溶けているのは
砂糖じゃなくてブドウ糖なの?
甘いんだから、おしっこの中に溶けているのは
砂糖かもしれないんじゃない?
さあ、なんて答えましょうか。
これに答えるために必要なことは
「糖」の種類
と
私たちのからだの
「糖」吸収のしくみ
に関する知識です。
これがわかると、
私たちのからだのエネルギー源がブドウ糖であって
砂糖ではないことがわかります。
次回は
中学生に質問されました。
さて、どうやって説明したらいいでしょう。
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【 なんで、
血液に溶けているのは
砂糖じゃなくて
ブドウ糖なの? 】
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について考えてみましょう。
最後まで読んでくださって、
どうもありがとうございます。
今日が最高にいい日でありますように。