糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。
前回の話では、
何もしないみたいだけど
重要な存在・・・「食道」について
見てみましたね。
予想に反して
表面は粘膜じゃなくて
扁平上皮が一面に。
そう、構造的には「皮膚」の仲間でした。
消化管は、たいてい粘膜。
粘液を作る細胞は「腺組織」と言ったりします。
その細胞達が、まあるくなって並んで、
サークルを作ってるみたいになって、
中心に向かって粘液を放出。
みんなの粘液が集まって
まるで、
丸い穴から粘液が湧いてくるみたいになってる、
それがいっぱいあって、
食道より先の、
「胃」は、粘膜で表面が覆われます。
十二指腸、小腸、大腸も粘膜で覆われています。
さて、食べたものが、
「食道」というトンネルを進んで行くと
広いロビーのようなところに出るわけですが、
そこが、塩酸の海、「胃」ですね。
長さは平均で20cm~25cmくらい。
このホール(広い空間?)に、
食べたものが滞在する時間は
およそ、2時間くらい。
その120分間に・・・、そうです、
栄養素の一つ、タンパク質が、
胃酸とペプシンで分解されます。
ただし、吸収されるのはもっと先。
(小腸の表面にある
例のドアから中に入るんでしたね。)
「胃」の広さは、
個人差があるようですが、内容量として、
1リットルくらいだそうです。
食べたものが
「120分くらいは胃袋の中に存在する」
という事実は知っているとけっこう便利。
たとえば、
「空腹時に飲むべき薬」というのが
ありますが、
これは食前に薬を飲むように言われます。
漢方薬などは食前に・・・
と言われるので、飲み忘れて食事してしまうと
次の食事の前まで、薬を飲めないんだな、
と思ってしまいます。
この場合には、
「食後2時間後」に飲んでもいいですね。
胃の中が空になったような状態、
つまり、「空腹時」に相当しますね。
逆に、空腹時には飲まないように、
と言われる薬もあります。
「おなかすいてないから薬飲もう・・・」
と思っても、場合によっては、
食欲がないだけで、
実際「胃袋は空っぽ」のこともありますから、
空腹時に、
飲んでしまうことになってしまう場合もあります。
そんなとき、
「食べたものは2時間胃袋にある」
と言う知識があれば、
自分なりに適切な対応ができます。
こういう知識が、
「自分のからだと対話する」
ときの、
からだに対するエチケットですね。
毎日毎日、働いてくれる消化器たちは
私たちの横暴に、
ひょっとすると、
悲鳴を上げてるかもしれません。
食べたものが
「120分くらいは胃袋の中に存在する」
頭の片隅に入れておいてくださいね。
この次は、
おもしろい名前の
「十二指腸」を見てみましょう。
今日も素敵な1日でありますように。
またお会いできたことに感謝します。