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糖尿病を根治させる究極の技

百戦錬磨のスーパー薬剤師「糖尿根治メンター品川俊徳」が
あなたやご家族を経過観察医療の蟻地獄から守ります。
[*当サイトで糖尿病とは2型糖尿病を指します]

私の糖尿病に関する考え方を根底からひっくり返した研究結果がこれです。


2011年7月5日(日経新聞)/


東京大・宮崎徹教授のプレスリリースです。


宮崎教授が発見したAIM(白血球が分泌するタンパク質のひとつです)がしでかす内容なのですが・・・


「肥満がある程度進行すると、脂肪組織に多数の免疫細胞(特にマクロファージ)が集まってきて、持続的な炎症を起こして、インスリン抵抗性を高め、2型糖尿病や動脈硬化になる」




どういうことかというと、例によって簡単にざっくり。




AIMというタンパク質が、


脂肪細胞(余ったエネルギー源を中性脂肪というかたちにしてどんどん蓄えることができる。飢餓の危機に曝されていたときに進化したと想像できる細胞。現在は肥満の元凶として多くの女性から憎まれるかわいそうな扱いを受ける細胞)の中の「脂肪」分解をどんどん進める。




その分解の度合いがあまりに大だと、中性脂肪が分解されて脂肪酸が遊離するのも大となり、これが問題のできごとになる神秘。




この脂肪酸に刺激をされて、ある器官(脂肪細胞の表面に存在するToll様受容体)が、ある物質を創り出す引き金になる。




その創り出されるある物質というのが、タンパク質の一種(液性タンパク質ケモカインという)。




このケモカインという奴が、なんと、なんとマクロファージに招集をかけるのだ!




ここで、もう一度整理すると、




肥満状態で、脂肪細胞にどんどん中性脂肪が貯め込まれると、AIMというタンパク質がでて、中性脂肪を脂肪酸とグリセリンとに分解。


脂肪酸の濃度が大きくなると、Toll様受容体が刺激され、ケモカインの産生を促す。そのケモカインがマクロファージをその脂肪細胞に招集をかける。




それからが、神の神業。


マクロファージがその脂肪細胞に入り込み、サイトカイン(悪い方)が発生。つまりこれは炎症性アディポカインが効いてくることになり・・・・、そうです、脂肪細胞の慢性炎症状態の始まりです。




脂肪細胞が慢性炎症状態ということは、インスリンが近寄っていくら誘惑しても、血液中の中性脂肪は取り込まれない・・・つまりその前のエネルギー物質=血糖(ブドウ糖)は血液中から減らない・・・。




これは何だかわかりますか?そうです、私が2型糖尿病の最大の原因と叫び続けている悪者キング「インスリン抵抗性」そのものですね。




この事実が解明されたとき、私は雷に打たれたような衝撃でした(・・雷に打たれたことはないですけど。私は前橋で生まれて、高校生まで過ごしたので、雷の怖さは、結構知ってるんです・・・)




この日以来、糖尿病の根治を目指すことにしたのです。




最大の敵は「インスリン抵抗性とそれが発生する環境」。


もうひとつの悪者キング・・・


「糖化反応」です。




これは、このブログでもあまり話してませんが、合併症をどんどん発生させる、やりたい放題やってくれる、とんでもない奴です。




タンパク質や脂質が単糖(ブドウ糖や果糖などなど)と酵素なしにどんどん反応してAGEsというやっかいな物質を造り出す反応です。




機会があったら、この辺説明します。まずは結果だけ聞いといてください。


神経細胞やコラーゲン層、DNAなどダメージを受けます。


さらに、目の網膜細胞や腎臓の糸球体、膵臓のランゲルハンス島β細胞(インスリンが出てくるところ)なんかもダメージをガンガン受けるわけですよ。




血管にいたっては悲惨です。血管の上皮細胞は、ダイレクトに糖化され(傷ついて)てしまう。




血流が多いところ、たとえば冠動脈の始まるところ(心臓の動脈の始めのところ・・・)にはアテローム(動脈硬化の一種)ができやすくなる、その原因。




小難しい話が続いてしまいましたが、私を変えた出来事だったんです。




それまでは、糖尿病治療=HbA1cコントロール の一辺倒。一にも二にもHbA1c。




したがって、カロリー制限と厳しい運動、そして3,4種類の糖尿病の飲み薬と、場合によってはインスリン。




それで、がっちがっちにやれば大丈夫。




大丈夫というのは、患者さんはそれの奴隷として生きていけば何とか合併症も起こらない、何とか平均寿命まで生きるんじゃないですか・・・、自業自得なのだから、耐えなさい・・、そういうアプローチのみだったのです。




今は、タンパク糖化の産物AGEsについての研究も進み、AGE受容体もどんどん明らかにされ、抗AGE抗体によって、AGE修飾タンパクが糖尿病性血管合併症、動脈硬化、アルツハイマー病など、多くの疾患病変部大いに関係していることがわかってきています。


つまり、免疫学的解明です。




私が言い続けている、


「糖尿病とは一生つきあってくつもり、なんて言わないでください。一生つきあってくのはあなたの『からだ』ですから。糖尿病とのつきあい方が、HbA1cや血糖値一辺倒だから、苦しいでしょ。からだを知って病を知れば百戦危うからず、です。まず、勉強しましょうよ。」は、


上記の事情を根拠に言っています。




糖尿病の元凶は『炎症』だったんですよ。


炎症にフォーカスしなきゃいけないんですよ。


内臓脂肪とインスリン抵抗性の関係も炎症だったんですよ。




今日書いたことは


私の核になる考え方です。


これをもとに養生を考えています。


これをもとに糖尿病を説明しようとしています、簡単な表現で。


今日のは、一つの文の中に専門用語が多すぎましね。


わかりにくいですね。次からもっと簡単な例を探して書きたいと思います。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。



今回お便りをいただいたのは、


糖尿病の宣告を受けたG.H.さんです。




「HbA1c(JDS);11.7% だが、血糖値には異常がない。主治医は『非常に危険だ』と指摘しているのだが・・・(ご本人による)。」近日中の精密検査がスケジュール。




主治医の先生の説明があるとは思いますが、これを読んでくださっている方にも参考にしていただけるといいなと思い、UPしました。




まず、みなさんがよくご存じの合併症ですが、最も注意が必要なのは、「血管障害」ですよね。




糖尿病血管障害は、




細小血管症 と 大血管




に分類されます。




前者は,


三大合併症と呼ばれる




腎症・網膜症・神経障害




が代表的疾患ですよね。




後者は,




脳血管障害・冠動脈疾患・閉塞性動脈硬化症




のような動脈硬化性疾患のことですね。




細小血管症は、


慢性的な高血糖状態によって引き起こされる。


よって日々の血糖コントロールの良悪が、その発症を大きく左右します。(血糖のみをコントロールしていれば良いのではなく、血圧管理の重要性も明らか。)




一方、大血管症は,


糖尿病に限った疾患ではありませんが、糖尿病の方は疾患リスクが数倍増加します。




この大血管症では、


血糖の日内変動が大きい場合とそうでない場合とでは、仮にHbA1cが同じ値を示していても、


血管へのダメージが異なります。


つまり、


食前血糖値は低いけれど、食後血糖値が大きい(日内変動が大きい)と、


血管障害の程度も大きいことがわかっています。




その血管障害は


食後高血糖で「惹起された酸化ストレス」によって


(血管の内皮細胞に)起こる機能障害


が原因だからです。




ここまでを整理すると、


例えば、


HbA1c;6.4%(JDS)で空腹時血糖が100mgくらい


で理論上合併症は起こりにくいように見えても、


食後の血糖値が非常に高い(スパイク状に高くなったりしている)と、大血管の障害は確実に進行しているということです。




ましてや、G.H.さんのように、HbA1cが大きく、空腹時の血糖値がそれほど高くないとすると、(ヘモグロビンなどの血液自体のコンテンツに問題がないとしたら)食後の血糖値は鋭いスパイク状の上昇を示し、しばらく高血糖が続くはずなので、大きな血管が、やられ始めている可能性が高いと言えます。




1987年から約7年間くらいの期間、アメリカで糖尿病に関する大規模試験(実験調査研究)が行われました。




DCCT(Diabetes Contorol and Complications Trial)といいます。その大規模試験の結果から、HbA1cと平均血糖値との間には「線型性」が見られることがわかっています。




今回のG.H.さんのHbA1c;11.7%という値から、


G.H.さんの検査前約2ヶ月間の平均血糖値を


リニアに推定すると、約270mg/dlです(ざっくり乱暴ですが)。




この平均血糖値のもとで、空腹時に測定した血糖値が、おっしゃる通り正常値に近いとすると、食後の血糖値はスパイク的にものすごく高いと思わざるを得ない(グルコーススパイク)。


これは担当Dr.が言うように、ある意味で危険です。




24時間内の血糖の最大値と最小値との差を日内変動といいますが、「持続的高血糖」よりも「血糖値の日内変動が大きい状態」の方が動脈硬化伸展を促すと最近の研究では結論されています。




H.G.さんにとって大切なことは、「血糖値の日内変動」を確かめること。


【最近では血糖値を数日間にわたり連続測定できる機器である、持続血糖モニタ-(continuous glucose monitoring: CGM)が日常臨床でも使用できるようになりましたので、それがあれば確実です。これでなければいけないと言うことではありません。】


ブドウ糖負荷試験とグリコアルブミン検査「1,5AG」ができれば十分でしょう。もちろんされていると思うので把握しましょう。


(参考)


グリコアルブミン検査 の重要性


http://www.dm-net.co.jp/ga/ga03.html




そして、もし食後高血糖が著しいと結論されたなら、それを改善する方法をはっきりさせ、一日も早く実践すること。




もう一つ大切なこと。


それは、循環器専門医と連携できる糖尿病治療を受けることだと思います。




糖尿病の合併症である細小血管の障害、例えば腎症であったり、網膜症、その他は発症までに数年の時間がかかることが多いのですが、大血管の障害は、ほとんどが突然来ます。




つまり、死に直結したいきなりの出来事に備えて、循環器の専門医と連携できる状態でのケアは大切だと思います。




私がいつもお話ししている「糖尿病との取り組みについての留意点」を、みなさんにほんの少しお話しできました。


そのきっかけをくださったH.G.さんに心から感謝。




血糖値やHbA1cに一喜一憂しているだけの糖尿病治療は卒業しましょう。




日々、からだの中で、「何がどのように起こっているか」をざっくりでいいので、把握しながら、ゆったりとケアされるべきだと思います。




糖尿病とは、一生つきあうことになるんで・・・


と、あきらめ口調でおっしゃる方が多いです。




ちょっと待ってください。


あなたが一生つきあうのは


あなたの「からだ」です。取り違えてはいけません。




糖尿病はあなたのからだで起こっている「事象」の一つに過ぎません。


ざっくりでいいから、「からだ」のことを知りましょう。私も勉強中です。いっしょにやっていきましょう。




検査データを振りかざすだけの怖い医者の奴隷になってはいけません(笑)。


医者も栄養士も看護師も薬剤師も、


すべてはあなたの下僕だと思いましょう(激笑)。


主役は「あなた」なのです。




あなたが健康に生きるために、あなたが利用する専門家たちにすぎないのです。




彼らの顔色をうかがう必要は全くない。




あなたのすべきことは、


彼らを単なる専門家として扱うだけです。全ては自己責任で決断するあなたの毅然とした態度が奇跡を生み、安心をもたらすと信じます。


そのために努力を惜しまないでください。




お医者さんに怒られるから・・・・


そんなこと言ったら、お医者さんが気を悪くするから・・・


なんて、前時代的な発想は、やめましょうね。


そんなことで、ストレスを感じて、血糖値を上げていたら、本末転倒。




主役はあなたです。




おわび:H.G.さんには無断でブログに出演していただきました。ごめんなさい。でも、是非とも、印象的に大血管障害のことをお伝えしたかったのです。私の取り越し苦労なら、そんな幸せなことはありません。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。


免疫機能を発揮する仲間達を紹介しましたね、前回は。




メンバー紹介でしたから、たくさん言葉が出てきて、


難しい話になったように思った方がいるかもしれませんが、メンバーの名前と働きを正確に覚えなければならない・・・という状況ではありませんから、気にしないでください。




今日、個人的にメールをいただきました。


「糖尿の話だったはずなのに、いつの間にか、


 腸の話になって、今度は免疫。


 糖尿病とは直接関係ないんじゃないですか?・・・」




大いに関係あるんです。


順天堂の河盛先生(糖尿の世界では有名すぎる先生ですが)が言っておられます。




血糖コントロール不良の糖尿病患者では感染症の発症率が高く、死に至る頻度が高い。糖尿病治療中には、とくに結核、尿路感染症、真菌感染症、黄色ブドウ球菌感染症など、ありふれた疾患の発症、悪化に常に留意することが求められる。(順天堂大学大学院 スポートロジーセンター センター長 河盛隆造)[エーザイ]


ここのところ、


免疫機能についてお話ししてましたから、


感染症(病原菌にやられた状態)は、


「白血球という船」に乗った免疫細胞班と、


病原菌との格闘で、


病原菌有利な状況ということは、


お分かりいただけますね。




糖尿病で血糖値が高い状態なら、


免疫力を充実させて、


感染症に巻き込まれないように


しなければなりません。




では、


免疫力を充実させるにはどうしたらいいか・・・




その方法をこれから少しずつ、


わかりやすく、


具体的すぎるほど具体的に


書いていきますから参考にしてください、ね。




もちろん、


「薬」などは使わない方法を優先して


紹介します。(私は薬剤師・・・)




その前に、もう少し勉強しておきましょう。




免疫という現象を扱うとき、大切な事柄があります。


「炎症」です。




指を切ったり、足を擦りむいたりすると、


そこから細菌が侵入。


傷の周りは赤くなって、熱を持ち、ズキンズキンと痛みます。


発赤/熱感/腫脹/疼痛 を「炎症の4徴候」といいます。


私たちは子供の頃から経験してます。


適切な処置をすれば、


回復にそれほど時間はかからない。




ところが、糖尿病の炎症というのはちょっと違う。


「炎症の4徴候」のような自覚できる症状がない。


炎症マーカーで、からだのどこかで、


炎症が起きていることがわかる程度です。




からだのどこかで炎症・・・・




この辺は重要です。次回、「炎症」にフォーカスして糖尿病を別の角度から捉え直しましょう。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。



前回は、免疫機能を発揮してくれる仲間を


紹介しようと思ったのですが、脱線してしまいました。




あらためて仲間を紹介させていただきます。




「チーム免疫」メンバーは2班に分かれます。




「免疫細胞」班と「免疫物質」班です。




「免疫細胞」班


 顆粒球/リンパ球/マクロファージ




「免疫物質」班


 インターフェロン/リゾチーム/ほか




「免疫細胞」班は白血球という船に同乗しています。中学理科で出てきましたね。私たちのからだの中に侵入してくる外敵をやっつけてくれる「白血球」ですね。




まず、異物や病原菌が入ってくると・・・




マクロファージ


が異物を貪食(食べてしまう)します。


またパトロール隊員のごとく、敵の情報を伝えます。




顆粒球は


細菌や真菌(カビなど)を取り込んで活性酸素を発生させてやっつけます。




ここまでを自然免疫系と呼びます。






これに対して、


もっと強力なすごい外敵や比較的小さなサイズである「ウイルス」が侵入してきたらリンパ球総動員です。


これを、獲得免疫系と呼びます。




マクロファージからヘルパーT細胞に敵の情報が流れることもあるようです。






【リンパ球のメンバー】




 ヘルパーT 細胞


 (司令塔です。病原菌侵入でアタックせよ


 と指令を出します。)


 


 キラーT 細胞


 (司令塔からの命令を受け、


  病原菌をアタックします)


 


  B 細胞


 (司令塔から命令を受け「抗体」を作って


  アタックします)抗原抗体反応の主役です。


  


  抗原(病原菌)が入ってくると


  その特徴を捉え、速やかに


  抗体という兵器を作って


  相手をホールドしてしまいます。




   NK 細胞[ナチュラルキラー細胞]


 (攻撃力が非常に強く、


  ウイルス感染した細胞やがん細胞を


  アタックします)


  頼もしいナイスガイ!




リンパ球メンバーは骨の中の「骨髄」でつくられます。


白血球という船は血液に乗っていたるところに流れていけます。




免疫物質班(インターフェロンやリゾチームなど)は


免疫細胞班をサポートする役目です。




このような重要な働きを担うリンパ球は


全体の60%が「腸」に存在するのだから神秘です。


腸はからだの表玄関であり、


第2の「脳」と呼ばれる器官ですね。




精密なシステムが私たちのからだの中にあります。


私たちの生死に関わる大切なシステムです。
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今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。



お昼の記事の続きです。


もっと、知っておきたいこと。




腸の蠕動(ぜんどう)運動には


「セロトニン」が関与しているということです。




この神経伝達物質「セロトニン」は


うつ病に関わる存在として有名ですね。




このセロトニン分泌の不具合


(少なくなってしまう状態)


がうつ病の原因の一つだと言われています。




このセロトニンはうつ病に関係あるので、


脳に多く存在すると考えたくなりますが、


実は体内のセロトニンの約90%が、


腸に集中していると言われています。




この、セロトニンは


必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。




腸の「EC細胞」という細胞がありますが、


そこからセロトニンが放出されて、


腸のぜんどう運動がはじまり、腸が動き出すわけです。




ちなみに、


セロトニンはトリプトファンを原料に合成されますが、


一緒に必要なものがあって、それはビタミンB6です。




私は、自分が落ち込んできたときに


適当な理由を付けてすることがあります。




そうです、赤みの肉や魚を食べます。


できれば、肉はレアで、


魚は、マグロやカツオの刺身で赤身を食べます。


付け合わせに、にんにくを必ず添えます。




なぜならば、


赤身の肉や魚にトリプトファンが多いからです。


にんにくにビタミンB6が多いからです。




これで、セロトニンが増えると信じているわけです。




脳内のセロトニンの相対的濃度は


そう単純なお話しではないのは


十分承知しているのですが、




この食餌をすると、


落ち込んでいた私は、なぜか元気になるのです。


(一般的な事実ではなく、私に関することですので、どなたにも再現性のある事実ではありません)




これが、私の中の奇跡なのです。


私の糖尿養生訓のなかで示す


「個人の治癒力の奇跡」


です。




からだのことを、ざっくり知ること、


それも観念論でなく、


初歩の科学的アプローチで


からだを理解することが、奇跡を起こすゆえんです。




だから、うつ症状も一生つきあう病気・・


というより、むしろ、


一生つきあうのは、


自分の「からだ」だというロジックです。




今日は、免疫機能を発揮してくれる仲間を


紹介しようと思ったのですが、脱線してしまいました。




仲間の紹介は次の機会に。では。








残りの今日も素敵な1日でありますように。




お会いできたことに感謝します。


朝の記事の続きです。


あなたの「からだの中で起こっている現象を


できるだけイメージして欲しいのです」


と言いました。




このイメージが上手になり、


鮮明になればなるほど、


病気のからだに奇跡が起こると


私は信じています。




これは、私の中では真理です。


つまり一般論ではないかもしれないが


私は、「正論だ」と思い込んでいると言うことです。




腸には免疫機能の60%が集中する、


というお話をしました。




さらにこんなことも言われています。


脳には150億個超の神経細胞が存在し、


腸には1億個超の神経細胞が存在する。


脳の次くらいに神経細胞が多いのが腸です。




そして、その脳と腸はリレーションしています。


つまり、


自律神経の影響をリアルタイムに受けるわけです。




すごいストレスで下痢になる場合があります。


これは、脳と大腸がリレーションしている現れだと言われています。




また、脳に関係なく、腸の神経細胞は単独で、


臓器に命令を出してコントロールできるそうです。




たとえば、食べたもの・・・消化された内容物とでも言いましょうか・・・その内容物が腸管を通ると、


近傍の神経細胞はそれを関知し、


腸管を動かす指令を腸の筋肉に発信します。




その指令で、


腸の筋肉は「収縮と弛緩」を繰り返すようになり、


その内容物は、出口に向かって動き出します。


これを腸のぜんどう運動と言いますね。




脳死になった方が、


栄養を吸収して生存し続けられるのは


この腸の神経細胞の働きが続いているからだと


言われています。




もっと、知っておきたいことがあります。


この続きは夕方頃アップします。



突然の変異で発生するがん細胞を攻撃して、


排除するのは「免疫」の仕事。


病原菌やウイルスを退治するのも「免疫」の仕事。




糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。


糖尿病の方からのお便りの中にあるフレーズで


いつも気になるものがあります。




それは、


「・・・糖尿病は一生つきあう病気だから・・・」


というフレーズです。


私の願いは、


「あなたが一生つきあって行くのは、


 糖尿病ではなくて、


 あなた自身の『からだ』だと常に意識して欲しい。」


ということです。




一生つきあってゆく『からだ』のことを


ざっくりでいいから知って欲しい。


糖尿病は


あなたのからだで起こっているひとつの事象に過ぎないのです。




ですから、あなたのからだの中で起こっている現象を


できるだけイメージして欲しいのです。

この続きはお昼頃アップします!

腸を大切にすればインフルエンザにかからない?






4/23のblogで、小腸の主な仕事として


次のようなことを書きました。






1)「消化された食べ物から栄養を吸収する」


   という仕事




2)「有害なものを排除する」という仕事




3)「必要ないものを送り出す」という仕事




このような3大事業をこなしつづけます。






今までは、1)の栄養を吸収ついて話してきました。




つぎは、


2)「有害なものを排除する」という仕事について


見ていきましょう。




これはどんな仕事かというと、


からだの玄関から、私たちにとって害を及ぼすものが


侵入しないようにすることです。




国際空港の入国管理局みたいだとお話ししたことがありますね。




たとえば、食べ物についていた細菌。消化の過程をくぐり抜けて、小腸にまで到達したとき、やっつけなければなりませんから。




このような、働きを免疫といいますね。よくご存じだと思います。が、腸に全身の免疫機能の6割が集中していることはご存じだったでしょうか。言い換えれば最大の免疫器官と言ってもいいですね。




「免疫力を高くすれば風邪に負けない」とか


「インフルエンザにかかるのは免疫が落ちているから」などと、いいますね。これはどういうことでしょうか。




免疫の働きとは、病気の原因を見つけ出して、その力を弱めて、無毒化して、からだを守ることです。




体内に侵入しようとする病原菌やウイルスや、突然にできるがん細胞を攻撃して無力化して、病気やからだの不調を回避する力が免疫力です。




そのために働いている仲間がいます。次回その仲間を紹介します。


免疫機能の6割が腸に集中しているとすれば、腸を大切にすることは私たちの免疫力を上げることになることは間違いないようです。
したがって、腸を大切にすれば、インフルエンザにかかりにくくなるのは、間違いではないようです。




小腸はやはり大切です。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。



ただ単純に血糖値を下げること、


HbA1cを下げることは簡単、


それだけに終始することも「必要」だが、


「十分」ではないのではということに前回、触れました。




そうしたら・・・ちょっと寂しいですが、




・・・それだけでいいから、


教えてくれ・・・余計な理屈はいりません・・・




というメールをたくさんいただきました。


失礼になりますが、


まとめて以下に返事を書きます・・・(笑)




ただただ、血糖値を下げる方法、


HbA1cを下げる方法、


それだけを求めるのは、




ダイエットを売り物した商品にあるように


「これだけで○○kg減量に成功!」


それと何ら変わりがないです。




どうして、太りすぎたのか・・・


その原因すら考えない・・・


というより、


自分のからだを検証するプロセスを


飛び越えてしまう。




「太った」という事実




この影に潜むものはなんなのか・・・


検証しなくていいんでしょうか・・・




悪玉アディポサイトカインの存在、


自律神経系やホルモンのアンバランス、


セロトニンなど情報伝達物質の不均衡、


大小血管系の不具合、


免疫系の不調律、


さらには心疾患の兆候・・・




どれもこれも、


その先の生涯に大きく影響する




「負のファクター」です。






ここからが大事です。


いいでしょうか・・・




これらのファクターの


全てを背負っている可能性の高いのが




「糖尿病」




ではないかと私は考えているのです。




糖尿病は単純ではありません。




糖尿病は




知識




肉体




感情




精神




を、統合して立ち向かわないと


「根治」は無理だと私は思います。




優秀なお医者さん達がたくさんおられます。


でも、根治しないのはなぜか?




経過観察の状況が続くのはなぜか?




それは、治療を受ける側が


血糖値を下げることだけに


終始してしまうからではないか・・・




もう一歩進めた


糖尿病になった「自分の原因」を


つきとめるという、最も大切な作業を


しっかりやらないからではないか・・・




そのための


自分のからだについての知識が


足りないからではないか・・・




私はそう思います。




だから、その作業の


お手伝い・・・ガイドをします。






私の気持ち、わかっていただけますでしょうか。










今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。



乱暴な話ですが、血糖値を下げるだけなら


簡単です。




糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。




大型連休ですけど、どこぞにおでかけでしょうか?


旅先で読んでくださっているのかな?




私はほとんど仕事です・・・。


今、


タイメディカルハーブ入門講座の


教材執筆が一番遅れていて、


スタッフにおしりを叩かれています(笑)。


そのほか、


糖尿養生訓のダイジェスト版執筆・・・


まぼろしのウコン粒/野生原種の力価・・・(仮称)


メタボ生活にアジア伝統植物(野生古来種)を『食』として使ってみよう・・・(仮称)


同時並行で書かねばならず、書斎のおもちゃに目移りしないように、スタバあたりに入り浸って書くしかないです・・・。


みなさん、素敵な大型連休を!




さて、乱暴な話に戻ります。


血糖値を下げるだけなら簡単ですと


言いましたが、普通の状態なら、


ほんとに簡単です。






「例のドア」から入るブドウ糖の量を減らせば




血糖値なんて


(一過性ですが)コントロールできてしまう・・・、




継続的に、


その吸収量を落として、50日経過すれば




HbA1cなんて下がる・・・


(食後の血中のブドウ糖の量が


 相対的に以前より下がり、


 ブドウ糖とヘモグロビンとの衝突回数が減り、


 両者が結合する割合が落ちれば、


 %は小さくなります・・・)




これは実に単純な話ですし、


乱暴な話ですが、




科学の目で見ればそうなります。




ですから、2型糖尿病になったばかりで


血糖コントロールをどうするかで


途方にくれている方が




どうしてもすぐにHbA1cを


下げたい場合は




まず、




「例のドア」から入るブドウ糖の量を減らせば




いいのです。入場制限。




それは単純な方法であって、




くすりでもできるし、


薬草を使ってもできるし、


食事でも可能ですね。




くすりでやってみたいなら、


α-グルコシダーゼ阻害剤でそれができます。


ボグリボース<商品名ベイスン錠 > /アカルボース<商品名グルコバイ錠>




*α-グルコシターゼって何ですか・・・というご質問をいただく可能性があるので、簡単に説明します。


これは、私たちが食べた糖質(でんぷんその他)を「例のドア」から入れるように小さくするために、手をつないで長く連なるたくさんの糖をぶつぶつ切り離して分解する酵素です。


アルファグルコシダーゼとはアルファ-1,4-グルコシド結合と呼ばれる糖類の結合状態を、加水分解する酵素の総称です。


二糖類を二つの単糖類[ブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)]に加水分解します。マルターゼ、イソマルターゼ、スクラーゼなどという酵素がその仲間です。


それを阻害すると言うことは、分解の邪魔をするということです。


分解が邪魔されるということは、「例のドア」から入れる糖(糖分の基本単位の量)が一時的に減ると言うことですから、食後の高血糖は相対的に下がることになります。


たまには、薬剤師らしい解説しないと・・・。


このへんはもっと詳しく、いろいろお伝えしたいことがたくさんあります。


なにしろ、数百万人の方がこのタイプの薬を使っておられますから、いいことも悪いことも、少なくともこの薬で起こる低血糖もその対処法について薬剤師としてお伝えしたいことが結構あります。


砂糖でなく、高濃度ぶどう糖を摂取することは、主治医や薬局の薬剤師から説明されると思いますが、それだけでは私としては、説明不足なのでは・・・と思うからです。


たとえば、同じ単糖類の果糖ではどうなの?とか、清涼飲料水(ブドウ糖果糖液糖を含有するもの)ではどうなの?と思う方がたくさんおられると思うからです。近いうちに、それについて書きますね。失敬。






でも、


糖尿病はそれ(血糖値を下げること)ができれば安心・・・


という病気ではないと


私は思っています。




そんなに単純ではないと思っています。




糖尿病では、


肉体ケアのほかに


感情ケア


精神ケア


が必須だと思うんです。




ああ、食べたい・・・


(膨らむ欲望・・感情)




薬飲んでるから食べても大丈夫・・・


運動できないから薬を飲もう・・・


(感情制御ができず、


 行動を正当化するための、


 本末転倒ロジック・・精神)




主治医に怒られるのが怖い・・・


仕事がハードすぎる・・・


対人関係でギスギスしてる・・・


家族の死・・・


感染症・・・


睡眠不足・・・


いずれも私たちに対する「ストレス」ですが、


このストレスは、引き金です。




交感神経スイッチオン。


臨戦態勢



アドレナリン・グルカゴン・副腎皮質ホルモン分泌



血糖上昇




という知識がないと、




様々なストレスで


血糖値が上がっていること


に気づかない可能性もあり、




状況改善やストレス対策をしないと


つまり、置かれている状況を


常にリセットしていかないと


HbA1cは上昇するのです。




そう、血中でブドウ糖が多くなって


ブドウ糖とヘモグロビンとが


衝突しやすくなるから・・・(笑)・・・


リセットを心がけずに50日も経過すると


HbA1cの%は大きくなってしまうでしょう・・。




このことを知らない・・・


つまり、知識の不足。




「知識の不足改善」は「精神のケア」に包含します。




糖尿病は


血糖値やHbA1cにだけに注目している、


一喜一憂して日々を過ごす・・・




三大合併症が起きなければ、まあいいんじゃない・・・


なんて、単純な状態ではないのです。




重大な心疾患、脳血管障害を引き起こすリスクが


日に日に増大しているのです。




突然、死が訪れるリスクです・・・。




糖尿病は血糖コントロールに終始するだけでなく


根治を目指すべきです。




糖尿根治は




肉体


感情


精神




の進化が求められると私は考えます。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。