糖尿病を根治させる究極の技 -10ページ目

糖尿病を根治させる究極の技

百戦錬磨のスーパー薬剤師「糖尿根治メンター品川俊徳」が
あなたやご家族を経過観察医療の蟻地獄から守ります。
[*当サイトで糖尿病とは2型糖尿病を指します]



毎日、表面の細胞が入れ替わる・・・、驚きの世界ですね。6メートルもある長い小腸の表面ですよ、テニスコートの面積と比較したことがありましたね。


腸には知らないと損をするくらいいろんなトピックがありますね。




前回の話で、大腸は脳方向と直接神経で情報交換していることにちょっと触れました。


つまり、腸は単なるパイプというだけではない。


自律神経の影響も,過分に受けていることになります。


腸自体の「腸神経」みたいなものがある話もしましたが、この二つを考えると,下痢と便秘のいくつかが説明できてしまいます。




私たちは,日常生活で,様々なストレスにさらされています。


物理的(身体的)ストレスや精神的ストレス。




寒いな、暑いな、とかうるさーい、痛い、空腹・・・


これらは身体的ストレス。




仕事の悩みプレッシャー、PCのスピードやいつ携帯が鳴るか・・鳴らないとか、あいつ嫌いとか、他者の理解できない行動とかの精神的ストレス。




どうやら、腸はこのへんの外的刺激をかなり敏感にキャッチするようです。経験はあると思います。




かなり悩むほどの心配事があると,おなかが痛くなって、下痢気味になってしまうとか・・・。




これも、「腸神経」と「自律神経」のフォーメーションらしいんです。




強いストレスにさらされると、「腸神経」は過敏になるらしい。知覚過敏状態ですね。そうすると蠕動(ぜんどう)運動が過敏になりすぎてしまう。蠕動運動っていうのは便を押し出す運動ですね。




ここで、自律神経を見てみますと、交感神経と副交感神経とのせめぎ合いでしたね。どっちが優位になるかで,私たちのからだは180°違ってしまう。




おおむね、交感神経は「戦闘態勢」ですから、からだの緊張状態ですね。




一方、副交感神経は「休息モード」ですから、消化器をリラックスさせて、排便をスムーズにしますね。




これからわかることは、強いストレスで交感神経が優位になってしまうと、腸の働きはフリーズしたように鈍くなって,便秘ですね。




身体的にも精神的にもほどほどのストレスだったら、「腸神経」と「自律神経」はほどよいバランス=均衡がとれているので、快便になるはずですが、その均衡が破綻すると、便秘と下痢が際限なく繰り返す「過敏性腸症候群」などに陥ってしまうことになりかねない。




もちろん、下痢と便秘の原因・要因は、これだけの理由ではありませんが、各神経系もおおいに腸に影響するってことですね。




逆に、腸管の好ましくない状態は、今度は脳方向に信号発信するわけですから、ますます、精神は正常を保ちにくくなる。相互の影響が出てしまいますね。


積み重なると,機能的に不具合が発生します・・・つまり病気の発症ですね。




ストレスが増大すると,その種類にはあまり関係なく、「血糖値」は上がる傾向を示します・・・。




いろんなものが連動して作用し合っているのが「わたし」の「からだ」です。




「わたし」の「からだ」のしくみを知りましょうね。






今日も素敵な一日になりますように。


またお会いできたことにうれしさいっぱいです。


小腸のキャラクターで興味深い事実があります。


よく、私たちの肌について、「お肌のターンオーバーは28日周期で・・・」とか言われますけど,そのターンオーバーというのは、その部分の細胞の入れ替わり、のことですよね。


新しい細胞にとって代わられることですかね。




小腸は、このターンオーバーが臓器の中で一番早くて、だいたい1日に1回その粘膜は剥がれて、新しいのに交代しているんだそうです。




これは、細胞の交代をつかさどる「幹細胞」がたくさんあるからという理由もあるらしいです。




小腸の粘膜は常に更新されているということですね。




でも、


考えれば当たり前のような気がしますよね。


だって毎日、


いろんな栄養素を「識別」して「吸収」してるんですから。


免疫機構だって・・・・、そう、戦場でしたよね。




とにかく、


小腸は様々な物理的ストレスにさらされているんでしたよね。




様々な消化液、これは過激ですよね。


その他に,お酒が入ってきたり、激辛ブーム(?)とかがあってからスパイスなどの刺激物も来るのかな。




もっと深刻なのは,今私たちが避けて通るのは難しくなっている多種多様な「添加物」。




場合によったら、薬やヒアルロン酸、コラーゲンなんかもくるかもしれません(笑)。


それらを取捨選択して、必要なものを吸収するんですから、激務と言えるでしょうね。




さいわいに、


精神的ストレスは、脳からのリレーションの関係で,小腸には来ないで、大腸にいってくれるらしいので、いくらかは楽でしょうけど,それにしてもすごいです。


ご苦労さま、小腸様、です。




そんな事情もあって、常に入れ替わっているんですね。


考えれば、「必然」かな。




小腸はバカンス時の国際空港以上でしたよね。


それが生まれてから死ぬまで営業中。




免疫の6割以上が集中するという事実も実は「必然」ですかね。




この「幹細胞」というのは、


いろいろあって、


自分が二つに増える場合と、


別の形や働きをする別の自分に分化する場合と,


二通りの分裂ができる細胞らしいです。




だから、「ES細胞」とか「ips細胞」とか、


なんだか迷路に入ってしまいそうな、


難しいそうな言葉が、だいぶ前でしたか、


マスコミでも取り上げられてましたね。




どうやら、日本のこの分野の研究は,結構すごいらしいです。


このへんも、「幹細胞」とか「サイトカイン」とかに関係している生物の神秘らしいです(現象らしいです)。




そんなすごいこともさることながら、


私たちの「幹細胞」は,おもだったもので、


神経幹細胞、肝幹細胞、造血幹細胞などがありますね。


このへんは,やっぱり、生きる上での必須アイテムですかね。ちなみに、造血幹細胞は、字の通り血液を産み出す細胞ですね。


赤血球(寿命約120日)、白血球(寿命数時間から数日)、血小板(寿命約10日)を常に補充。


その数ときたら、すごいです。


一日におよそ2000億個の赤血球と血小板、約700億個の好中球が生まれているんだそうです・・・・。


きっと1秒間に百万個単位の細胞を産み出していることになりそうです。


ちょっと気になりませんか・・・。


死んだ細胞達はどこへ行くんだろう。消えちゃうのかな。長い小腸の粘膜が毎日はがれたら、そのぬけがらのような活躍の終わった細胞は,どうなるんでしょうか?


結構、かさがありそうですけど。


そうです、うんちになるんだそうです。


大便の組成で一番多いのは水分、次が胃腸の細胞の死骸、その次が消化吸収・免疫で活躍してくれる大腸内の細菌達の死骸、そして、食べたもののかすがその次くらいなんだそうです。


ちょっと驚きではありませんか。


ここでもやっぱり、感じます。


「わたし」の「からだ」のなかには、これはもうすごい数の仲間達が「わたし」のために働いてくれているんです。


病気もでてしまうかもしれません。不具合もあるかもしれません。自分の好みの造作ではないかもしれません。いろんな「欠点(思い込みかもしれない・・・)」もあるかもしれない。


それで悩んだり、悲しんだりも当然ですが、そんなときは必ず、数え切れない仲間ががんばっていてくれることを,必ず,必ず、思い出してあげたいです。


「わたし」の「からだ」と対話をしましょう。


そして、「わたし」の「仲間」に感謝の乾杯しましょうよ。


うれしくなりましょうよ、「わたし」だけじゃないんです。


名前もないかもしれない「仲間」が生涯をかけてくれているんです。彼らの喜ぶ環境をみんなで考えましょう。


今日も素敵な一日になりますように。


またお会いできたことにうれしさいっぱいです。


パイエルさんのパイエル板という「小腸」独自の免疫システムを見てききました。その続きです。




M細胞が「悪い奴らを」をアミで捕獲するようにパイエル板の方に連れてきて、軍隊が出動でしたね。




まず、自然免疫系がアタックです。


軍隊は、「顆粒球」と「マクロファージ」です。


まずはこの2大隊が最初の攻撃をしかけます。




さらに「マクロファージ」から機密情報が


獲得免疫系に送られます。




その機密情報を受けるのが、主に


「リンパ球ヘルパーT細胞」




この「リンパ球ヘルパーT細胞」から攻撃指令が出される。


この指令をうけて「リンパ球キラーT細胞」が「敵」を攻撃しはじめる。




同時に、指令を受けた「リンパ球B細胞 」相手をやっつけるための特殊な武器を創って、攻撃を仕掛ける。


目的の相手だけを攻撃できるのです。標的を絞った攻撃ができる様に、敵の情報をもとにつくった特別製です。


この情報は「リンパ球ヘルパーT細胞」からあらかじめ受け取っておきます。




特殊な武器で攻撃されてる「敵」を


「リンパ球キラーT細胞」がさらに攻撃して、相手を打ちのめす。




こんな、バトルが繰り広げられます。




このなかの、


指令を受けた「リンパ球B細胞 」相手をやっつける特殊な武器を創る・・・というのが、別名「抗原抗体反応」です。




「抗原」というのが「敵」です。




その敵「抗原」に対して、相手が身動きできなきなるような特殊な兵器、これは相手の情報をもらって、特別に創ります。オーダーメイド。




その兵器を「抗体」と言います。




この「抗体」が相手をがっちりブロックしてしまいます。




この相手だけを攻撃する物質を「IgA(免疫グロブリンA)」といいます。普通に「アイジーエイ」と読みますね。




この一連のシステムが、うまくいけば、敵(病原菌)を一網打尽に撃退できて、私たちは病気にならなくて済むわけです。




この段階は「病気の予防」と言っていいでしょう。




この小腸で創られる「IgA」は、


私たちのからだにある免疫抗体のおよそ6割を占めるんだそうです。




この戦場は小腸の後半のところ、「回腸」です。


つまり、前にもお話をしたように、腸で常在菌が存在するのは、おもに大腸。


小腸では無菌ではないけれど、一部の腸内細菌がいる程度と認識しています。もちろんそれらの腸内細菌が免疫をサポートしているのも間違いはないと思いますが。




とかく、私たちは「腸の健康=身体の健康」という図式で、刷り込まれています。




これは、正しい。


今までの話から、正論だと私も思います。




ところが、ちょっと変になるときがある。




「腸の健康は腸内細菌のバランス」というフレーズです。




場合によっては、


「よい腸内細菌を口からたくさん摂取すると、腸では悪 玉菌が減り、善玉菌が増し、免疫力が上がり、様々な病気に打ち勝つ・・・・」


というロジックを見かけたことがあります。




確かに、嘘ではないけれど、それが全てではない。


口から摂取する善玉菌は、有益。


一方、


腸管免疫の最大の主役、パイエル板の働きも大きい。




さらに、悪玉菌といえども、ちゃんと役割はあるわけです。ビタミン合成に関わっていたり、病原性大腸菌O-157に対抗したりと・・・、役割がちゃんとある。




ここで学ばなければならないのは、「腸の免疫」といった場合には、まず、


「小腸の免疫」と「大腸の免疫」とを


分けて、論じなければならない。




もちろんどちらも、たいせつで有益な免疫ですが、明らかに性質が違います。




小腸から吸収されるのは大切な栄養素。




大腸から吸収されるのは水分やミネラルなど。


さらに、大腸ではたどり着いた食物からエネルギー産生もおこなっている、という説もあります。




今の医学でわかっている事実です。


未来は、


この説が覆されるかもしれませんが、


今はこれを信じるほかない。でないと先に進めない。




まるで、「腸内細菌があらゆる病気を治す」ようなイメージにさせられるキャッチコピーもあります。


ほんとですか?




小腸での免疫系が狂っていたら、いろんな病気が発症することは間違いないです。




その小腸での免疫の不具合は、ある種の腸内細菌だけを摂取してもたぶん改善しません。




と言うことは、「腸内細菌だけでからだを何とかしよう」というロジックには「無理がある」と私は思います。




もっと言ってしまうと、口から摂取すると言うことは、大腸にたどり着くまで、ものすごく長くて過酷な旅となることを、このブログの読者の皆様は全員ご存じです。




口でかみ砕かれるくらいでは、腸内細菌は壊れないでしょう。


食道通過の旅も何事もないでしょう。


問題はその次からです。


胃では強酸の海です。


次の十二指腸では反対の強アルカリの豪雨。


いくつかの消化液にさらされるわけです。


その先は免疫のメッカ、6メートルの長いトンネル、小腸です。




何が言いたいかと言いますと、口から摂取した腸内細菌がどれだけ大腸にたどり着いて役に立つのか?という点です。




ここが押さえられない限り、あまり意味がない。


飲まないよりはマシ、という程度となってしまう。


大腸に比べると小腸には常在細菌の存在はかなり少ないんだそうです。一律「腸」で扱うのは乱暴ですよね。




最近の研究では、腸内細菌の死骸でも大腸にたどり着いて、善玉菌を増やすということもいわれているようですが、それにしても、ただ,○○菌を飲んでいればいい,とはざっくりすぎると思ってしまいます。




単に、ビフィズス菌といっても、たくさんの種類がわかってきていて、各人の腸内フローラ(腸内細菌の集落みたいなとらえ方)に合ったものが、つまり「適合性」があるらしいです。




ということは、摂取してみなければ、自分に合っているかどうかわからない、という側面をもっているわけですね。摂取してみて調子がいいものを続けていると、善玉悪玉のほどよいバランスがとれてくるという過程が必要だと思います。




どの商品が、期待通りに「大腸」まで、たどり着いて、自分に効果をもたらしてくれるのかを見分けなければなりません。「これだけで○○○・・・・」はちょっと乱暴。




腸内細菌を摂取するのと同じくらい大切なのは、腸内細菌がほしがるものも、与えた方がよいという事実。


オリゴ糖の類いなんかがそれですね。




そのほかに、小腸や大腸の免疫群が喜ぶものも与えなければならないでしょうね。


そのへんは、あまり議論されない気がしませんか。




今まで、あんまり注目されない「小腸」を元気に健やかにする方法を考えることも、合理的だと思いませんか?




いずれ、その方法の一つで、科学的な根拠に基づく「養生」をお教えしますね。




今日も素敵な一日になりますように。


またお会いできたことにうれしさいっぱいです。


リンパ球が集合していて、


悪い輩が来たときに備えて待機している場所があるんですよね。


そこを「リンパ小節」といいました。


悪い輩を捕まえてやっつけるところとして、


リンパ洞」というところがありました。




この二つをまとめて「リンパ節」と言います


(これも約束事)。




「リンパ節」は悪者を探すところ(免疫監視機構)でもあり、リンパ管を流れるリンパ液の悪いものをろ過するような働き(免疫ろ過機構)もあるそうです。




この「リンパ節」の仲間で、


小腸にだけに備わっている特徴的なシステムがあります。




このシステムを「パイエル板」と呼びます。


小腸の回腸(大腸に近いところ。


小腸は胃のつぎで、十二指腸→空腸→


回腸そして大腸となってましたね)


に集中しています。




この小腸にだけあって、小腸の独自のリンパ節を


「パイエル板」といいます。




「パイエル」の意味は考えないでください。


その昔、パイエルさんという博士が見つけたらしいです。


もし、佐藤さんが見つけていれば、サトウ板・・・。




口からつながっている私たちの消化管、その消化管腔(空間)は、(実は私たちの「からだ」の「中」に対して)「外」でしたね。




ちくわを突き抜けているトンネルの話です。


そのトンネルを「口から食べたもの」が


進むんでしたね。




口→食道→胃→十二指腸→空腸→回腸ですね。


食べものは、消化されながら、


消化管というパイプを旅するわけでした。




小腸の後半、回腸において、


そのトンネルにむかって位置するのがパイエル板。


そのパイエル板の入り口に、


これまた突然ですが、「M細胞」というのがいます。




何とも意味ありげな名前ですけど・・・。


単に(:microfold cell, M cell;小襞細胞)の「M」ですね、


たぶん。




口から入った食べ物や何かに、好ましくないもの、例えば、病原菌、何らかの異物が混入していたりするとします。消化管前半の旅して、小腸まで来る。




すると、
この「M細胞」がにわかに働き出します。


この「M細胞」は、その好ましくない連中をあみで捕まえるかのように包み込む(イメージですよ、あくまでも)らしいです。




そうすると、


「パイエル板」のなかで待機していた軍隊がそれを察知する。




その軍隊はどんな編成だったかというと、


リンパ球ヘルパーT細胞


リンパ球キラーT細胞


リンパ球B細胞 


リンパ球ナチュラルキラー(NK)細胞   


などが主な編成。


ここでの免疫系の働きを「獲得免疫系」と言いました。


前に触れたけどわかりにくいですね。


これからわかります。別名「適応免疫系」とも呼ばれます。




これらに対して、


「自然免疫系」というのがありました。


私たちの免疫機構は「二段構え」なんです。


軍隊の戦法が違うんです。武器も違う。




「自然免疫系」というのは、


どちらかというと原始的な戦法をとります。




軍隊は、まず「顆粒球」。


そして「マクロファージ」、別名貪食(どんしょく)細胞。




戦法は結構単純。




「顆粒球」は、悪い奴を包み込んで、「活性酸素」をドバッとかけてやっつけます。おおかた自分も死ぬ。




「マクロファージ」は、やっぱり相手を貪食してやっつけます。
あともう一つ働きがあって、「獲得免疫系(適応免疫系)」に、念のため情報を流すらしいんです。




この情報で、次の最新兵器をもった軍隊たちが動き出します。そうです獲得免疫系スタンバイですね。


情報を獲得して適応します。


高度な働きで、原始的な軍隊に対して情報を重視する戦法で、高度化しています。




やはり、


「自然免疫系」の軍隊だけでは、不完全らしいのです。


特に、


ウイルスなどの比較的小さい連中(細菌に比べて小さい)や、すこぶる手ごわい連中は、「自然免疫系」だけでは、相手をやっつけられないことがあるらしく、


最新兵器を備えた「獲得免疫系」が相手をします。




この最新兵器(つい最近発明されたという意味ではないです)は、例の免疫システムです。そうです、抗原抗体反応と呼ばれていますね。


このシステムは実に感動的です。




登場する兵士は、


「自然免疫系」の情報発信部隊でもある「マクロファージ」、




その情報を受け取って、


「獲得免疫系」の精鋭部隊に指令を出す


「リンパ球ヘルパーT細胞」




その「リンパ球ヘルパーT細胞」の指令で


敵を攻撃しはじめるのが


「リンパ球キラーT細胞」です。




また、「リンパ球ヘルパーT細胞」の指令で


相手をやっつける特殊な武器を創る


「リンパ球B細胞 」です。




その特殊な武器でやられてる「敵」を


さらに


アタックしてとどめを刺すのが


「リンパ球キラーT細胞」です。




そして、人斬り以蔵のような(笑)ナイスガイ、


「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」です。




次回はこのシステムをざっくり見てみましょう。




こんな細かい免疫のことなんて、糖尿病に関係ないじゃない・・・といわれそうですが、そう言わないでください。




私たちの「からだ」の中では、想像できないくらいたくさんの精密なシステムが、毎日毎日、稼働しています。




いろんな病気が発生したり、発生する前に対処したり、「わたし」が生きるということは、「からだ」のなかのたくさんの仲間が連携し合って、最善の仕事を命がけで遂行してくれているのです。




そのことを認識していただきたいのです。




2型糖尿病発症のメカニズムは、ずいぶん解明されているそうです。


それを見ると、発症しそうな徴候がちゃんと発せられていることがわかります。




にもかかわらず、
さまざまな無理をして、食べ過ぎ飲み過ぎ、喫煙、運動不足、肥満、疲労、ストレスなどを続けすぎてしまい、「からだ」のなかの仲間たちを見捨てて、無視をして、無理をさせ続けてしまった結果とも言えます。




病気はシステムの不具合から発して、時間が経つと自然に治るものと、無視するとどんどん進行して戻れない方へ突き進んでしまう病気があると思います。




糖尿病は後者でしょう。




糖尿病は、他の病気にも注意です。血糖値が高い・・・だけの単純なものではありません。


身体全体が関わる不具合、ある意味で全身症状です。




怪我をしたり、細菌感染して、炎症が進行すると、途端に血糖値は上昇しますよね。ご経験がある方も多いと思います。


そういう「事実」がわかっている以上、細菌感染しないように、免疫機構を学ぶべきです。




甘いものを控えたり、カロリー制限、糖質制限ももちろん養生であり、適切な運動も養生です。


それだけでは、片手落ち。




「からだ」を知って、病気を知って、病気の発症をできるだけ回避するように、「からだの中の仲間」と協力すること、対話をすること、いたわること、それを積極的に実践するのも大切な養生だと思います。




肉体進化も大切。


それだけでなく、


「感情・精神」進化も大切。
「わたし」の「からだ」のリーダーは「わたし」。
私は孤独、私のことを誰もわかってくれないなんて言ってられない。


「からだ」のなかにも仲間がいっぱい。


「わたし」のために生きてる仲間がいっぱい。


ああ、なんと素晴らしい「わたし」の「からだ」。




今日も素敵な一日になりますように。


またお会いできたことにうれしさいっぱいです。


リンパについてちょっと。


この言葉で前にお話ししたのはリンパ球。


もしよかったら、前の記事読んでみてくださいませ。






このリンパ球が集合して、悪い輩が来た時に備えて待機している場所があるんですね。そこを「リンパ小節」と言ってます。




その集合場所がいくつか集まって、からだの決まった部分に存在するんですが、集まってるので「集合リンパ小節」とその場所を呼ぶことにしたんですね(単なる約束事)。




私たちがよく知ってるのは、


たとえば、


風邪を引いて、お医者さんい行くと、先生が


「アーンとして、・・」と言って(言わないかな)、


口の中を診ますね。


その時は、口の中に見える「扁桃」という部分を診てるんですね。


この「扁桃」が、「集合リンパ小節」の身近な例です。




この「集合リンパ小節」だけでは手も足も出ないので、


と言うより、異物をとらえる場所がないとだめなので、


その場所にも名前がついていて、(名前ばっかりでごめんなさい)「リンパ洞」という名前の場所がちゃんとあります。




その「リンパ洞」で、敵をつかまえて、そこでザルでつかまえるのをイメージしてもいいですね、からだの「中(なか)」に病原菌などが入らないようにするんですね。


そこで、つかまえて、「集合リンパ小節」に集結している軍隊(リンパ球など)が、仕事するわけです。




口(口腔)から吸い込んだ異物は、この「扁桃」でつかまえられて、退治されるわけですね。


混戦状態、あるいは苦戦してると、「扁桃」は赤く腫れたりするんでしょうね、それを、お医者さんが診ればわかるんでしょうね、「苦戦中だね、これは」みたいな感じで。




ここでも、大事な養生がありますね。


私たちの細胞は「乾き」に弱いんですよね。だから、この「扁桃」周辺が、乾燥すると、とたんに機能が落ちて、いつもより弱くなるんですね。




だから、冬の乾燥した時期や、エアコンで空気が乾燥しすぎる環境では、この防御機能「扁桃」が弱くなってる、戦闘服をはがれてるイメージでもいいですかね。




いつもより弱くなってるところに、病原菌がくると、苦戦するわけですね。苦戦が続くと、身体全体が、大騒ぎですね。熱を出して(体温上げて)、体中のリンパ球が活性化するようにして、侵入者(インベーダー?)を排除にかかるわけです。




リンパ球が能力を発揮するには、いつもより、温度が高くなる必要があるから、私たちのからだは、いつもより熱くなる(発熱)わけですね。




インフルエンザウィルスは乾燥に強いウイルス(逆に湿気に弱い:逆は常に大事なことを教える)だそうですから、冬の乾燥した時期は、ここぞとばかり、宿探しですよ、彼らも必死なんでしょうね。




乾燥した空気で、「扁桃」付近が乾燥して、つまり水分が奪われて、組織むき出し状態になった口の奥は(戦闘スーツ剥がれた状態ですから)、絶好の侵入経路になるわけです。




といことは、


うがいをしたり、


水分を摂ったり、


飴をなめたりしてのどを潤したり、


マスクをして少しでも水分の蒸発を避けたり、


部屋の湿度を上げたり、




が、私たちを守る軍隊が活躍できる環境を整えることになるわけです。


こんなことを知っていれば、自分の「免疫」のお手伝いができるわけです。




自分のからだに無関心だと、お手伝いもできない。


せっかく、精巧な防御システムが備わっているのに、


からだに無関心、つまり冷たく扱うと、


防御不能になってしまって、


全身が苦しむことになるんですね。


「仲間や相手を思いやり、いたわることは、


 結局のところ、自分を守るコツですね。」




この感覚が、私の養生訓で示す


「感情・精神の進化」


の根幹です。




「感情・精神」の現れである


「他者への投げかけ」は、


必ず、ブーメランのように「己に返ってきます」。




愛に満ちた投げかけをすればするほど、


増幅されて、ブーメランが返ってくる。




毎日毎日、


愛を打ち込んだ投げかけをすれば、


そのブーメラン(=自分が投げかけたもの)に囲まれて、


生きることになる。




これが、


「感情・精神」の進化過程の一つだと


確信しています。




この進化を、病気の状況にも当てはめるべきです。




自分の「からだ」と対話すべきです。


病気の仕組みを知るべきです。




そして、投げかける。


環境を整えてあげる。




わたしは、病気を、


生理学や病理学、解剖学その他の


医学領域の理論だけでとらえるのは


片手落ちだと思います。




「感情・精神」の潜在力を


引き出して、その力に流れをゆだねる、


そんな謙虚な姿勢が必要だと考えます。




私たちには、


想像もできないような「力」が


潜んでいると、私は確信しています。




それをひとつひとつ「具現化」することが


「生きる」ということの正体のような気がします。




今日も大好きな一日になりますように。


またお会いできたことにうれしさいっぱいです。



病気にならないための仕組みの一つ


「免疫」の話をしましょう。


数ある免疫機能のうち、


「小腸」に関係あるシステムの話。


前にも触れましたが、


私たちの身体の免疫機能の約6割が


小腸に集中しているそうです。




「それはそうでしょうね」


と言えますよね。


というより、そうおっしゃってくれますよね。




だって今までの話で、


小腸は、「外」から、


私たちのからだの「中(なか)」に入っていく入り口、つまり玄関で、「例のドア」があるところ。




だから、「好ましくない侵入者」が入らないように、


しっかりガードしなければならない。


つまり免疫機能がフル回転してる場所ですね。


だから、その防御の主役、


「免疫機能」が身体の中でも特に、


小腸に多く分布するんですね。




ということは、


小腸の免疫機能のことが少しでもわかり、


それに応じた「小腸の養生」ができれば、


「からだの免疫機能をよい状態に近づけられる」


ということになりますね。




これはな何らかの治療法を探そうというスタンスではありませんので、あしからず。




通常の組織の実態(腸管免疫のしくみ)を


少しでも把握しよう。そして、


その「免疫が働く環境」を(毎日の生活の中で、


科学的に、合理的に)整えてゆく方法の一つを知ろう、
というスタンスです。








私の父(昨年没)のことになりますが、


小腸の最後の方、回腸から大腸に続くあたり、


盲腸なんかがあるちょっと手前に「がん」ができました。




摘出したものを見ましたが、10円玉くらいの平らなものでした。




小腸には、痛点(痛みを感じるポイント)がないそうですから、痛みの訴えは全くなくて(我慢強かったのかもしれない・・・)、そのせいかどうか、発見も遅れたようです。


「がん」が直接の原因でなくなったのではないのですが、忘れられない最後でした。




「がん」の手術はうまくいったのだと思っていますが、そのあとが、結構たいへんでした。




免疫が暴走し始めたのです。


というのは、検査データを見ると、白血球が爆発的に増大(80000)してみたり、


あるときは消えるように減少したり(2000くらい)、


それはもう、データがエラーなんじゃないかと思ったほどでした。


「がん」のできた部位の近傍を30cmくらい切り取ったんですが、まんざらそれが無関係ではなかったのでは・・・などと時々思います。免疫機能の中心ですから・・・。




それよりも、不思議だったのは、「免疫」のメッカみたいな場所に、どうして「がん」が芽生えて成長したのかという点です。




私の貧困な常識では、「小腸にはがんができにくい・・・」でしたから。




結局、そのあと、腎臓も壊れ、血糖値も制御不能なくらい上下し、心臓機能のレベルも低下し、4ヶ月くらいで亡くなりました。頑強な男だった父の最後は、「何かに騙されたような感じ」が私に残りました。






この先は、
具体的に、小腸で働く免疫メンバーを見てみましょう。




今日も、素晴らしい一日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。


食後の運動によるエネルギー消費が


血糖値管理に有効だと言われるんですが、


実は、


エネルギー消費というよりもむしろ、


「糖輸送担体であるGULT4の活性化」に


フォーカスしなければならないと思うんです。




・・・・何言ってるか、よくわかりませんね。



糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。


いつものように、


ざっくり話をはじめましょう。








運動をし始めると・・・、


通常はインスリンの働きが抑制(インスリン分泌も抑制です)されます。




これは、


運動=交感神経優位状態でActive、


インスリン関連→副交感神経優位状態でActive、


という、中学校の理科です。




運動開始でインスリンの働きは抑制されるのに、


なぜ、血中の糖が、筋細胞に取り込まれるのか?




インスリンがインスリン受容体に作用して


糖の取り込みを促進して、


血糖値を下げる・・・とすれば、


ちょっとへん。




インスリン抑制だから、糖の取り込みも抑制、


血糖値は下がらない、はず・・・。




しかし、どなたも、食後の運動で


血糖値がいい具合に下がること


(上がらないこと)


を経験しておられると思います。




さて説明がつかない・・・。




(ひかえめに・・・)


説明できます。


これは、


GULT4が増加し、働きが活性化するからです。


・・・何だかよくわからないですね。




GULT4というのは、


(例によってざっくりいきます)


運動筋の外側(ここでは血液中)から、


そこに存在する(血液中にある)ブドウ糖を、




内側(運動筋の中)へ取り込んで、


すぐにATPをつくれるように、


筋グリコーゲンとして蓄える




という仕事をするタンパク質の一種です。




通常、


食事のあと(安静休息時)は、


副交感神経優位で、




血糖値に応じて、


インスリン分泌亢進



血中のインスリン濃度上昇



GLUT4(筋)により、


血液中のブドウ糖取り込み



血糖値低下・・・なのですが・・・。




運動を開始すると事情が違います。




実は、


筋肉が収縮する時に限り、


GULT4は、インスリンの指令がなくても、


つまり、


インスリン無しでも、


細胞表面に移動し、


ブドウ糖を取り込みます


(インスリン無しでのトランスロケーション)。




つまり運動が始まって、


筋の収縮が繰り返されることで、




インスリン無しでも、


自主的に(?)GULT4は、


細胞膜付近に移動して、


血中のブドウ糖を捕まえて、


運動筋のなかへ取り込むのです。




適切な運動をするとこの現象で、


結果的に、血糖値が下がるのです。




運動でこの血糖値降下が実現するのは、


筋が


多量のブドウ糖を原料として


ATPを産生する巨大組織だからです。




戦闘状態の時、


しぶっているインスリンの指示を


ゆっくり待ってるわけにはいかないのです。




筋肉を緊張(交感神経支配)させ、


いつでも戦えるように、




すばやく、ブドウ糖を取り込み、


すぐ使えるエネルギー源である


筋グリコーゲンというかたちにして、


戦いに備えるのです。




糖の消費量を比較してみますと、


安静時の消費量を1とすると


ウォーキングで3~4


ジョキングで5~10


というデータがあります。


*肝臓では・・・。糖輸送体(GLUT2といいますが)が、最初から細胞膜上に存在しているので、肝臓に関しては、細胞内へのブドウ糖取り込みは、インスリンの作用に依存しないといわれています。




さらに、


このGULT4が運動により増加し活性化するにつれて、


筋肉組織におけるインスリン感受性が


亢進するという研究結果もあります。




糖尿病で、


インスリン感受性が減退している場合には、


GULT4の増加が


糖尿根治への道の一つになります。




糖尿養生訓で運動を奨めるのは、


目先の血糖値を下げるためというよりむしろ、


インスリン抵抗性を改善する、


そのために、


運動筋のGULT4を増加させるのが大きな目的なのです。




本来は脂肪に関しても


脂肪合成をコントロールしている


転写因子 SREBP-1c の発現増加や




糖・脂質代謝を促進し、


ATP 産生量を高める AMP キナーゼの活性化、


転写共役因子 PGC-1α 増加も、


いっしょに論じないと片手落ちですが、


話が複雑になってしまって、


本質を見逃しそうなので、


今回は糖について絞ってお話ししました。




またの機会に脂肪について、


簡単な言い回しでお話しします。




糖と脂質の代謝が


うまくコントロールできるようになるとすると


細胞の「慢性炎症」の対策が


おぼろげながら見えてきませんか。






今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。


小腸のおはなしをします。


先日お便りをいただきました。「小腸には腸内細菌が全くいないわけではないけれど、多くは存在しない、ということですと、小腸は免疫力にはあまり関係ないんですね・・・」




糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川です。




「腸内細菌のバランスは大事で、腸内環境の悪化が免疫力を低下させることが多い」ともよく言われてますもんね。


「腸内細菌(常在菌)の大半は大腸にいる・・・」という話もしましたから、免疫は小腸より大腸という感じを受けますよね。




申し訳ありません、言い方が悪かったかもしれません。


腸での免疫を、「腸管免疫」と言ったりします。




腸内細菌による免疫は主に大腸ですが、


「腸管免疫」の主役は、小腸なのです。




この小腸特有のリンパ組織に


「パイエル板」


とよばれる組織があります。




回腸(大腸に近い方です)にあって、


実は腸管独自のリンパ節をかたちづくっている。


これが驚くべきシステムなんです。




大切な栄養素を吸収しているそばで、


パトロールしてるんですよ。




外から入ってくる異物や病原菌を効率よく見分けて排除する。




これで私たちはの「からだ」は守られているんです。


すぐその先は大腸で、約400種類、百兆個もの細菌がいるんですよ。




何がすごいって、その常在菌は、やはり細菌なのに、


攻撃しない、


排除しない、・・・大腸が目と鼻の先なのに。どうやって見分けてるんだろう?


とにかくすごいです。




ちゃんと識別するんです。


パスポートをチェックするイミグレーションの目より、ずっとすごいかも。




次回は、この


「パイエル板」について、


ざっくり見てみましょう。




それから、またお便りいただきました。


「もっと糖尿の治療に関係ある話を頼みます・・・。」


先日の炎症の話は、糖尿病の根源に迫ってる話なんですけど・・・・。




私の無二の親友が、タイのジャングルで生薬を創っています。Bangkokから700㎞の彼方。


日本人はたったひとり。スタッフは現地の方々です。


彼は天才です。


彼は「病気の根源は炎症にあり」をずっとずっと前から言っています。


そして、その根源を「制御する成分」を含む植物を探し出します、亜熱帯のジャングルで。


野生原種です。


それを、環境を変えずに栽培します。


日本では絶対不可能な「完全無農薬」での栽培です。


・・・・・・


書き出したら、あと数千行になりそうなのでやめますが・・・、薬用植物で創薬するときにも、常に考えなければならないのが、消化吸収です。




つまり、胃から十二指腸で嵐のように降りかかる消化液のこと、小腸粘膜の「例のドア」のこと、知ってないとハーブ(薬用植物)は扱えない。




多種多様な免疫機構について知らないと


ハーブをつくっても、


役に立つ薬を設計できない。




みなさんにも、私の親友のように


からだのことを知り尽くすまで知って欲しい。




からだの仕組みを知ることは


クスリの仕組みを知ることより


ずっと、大切だと私は思います。




だから、この稚拙ブログで


ざっくり、イメージでからだの仕組みを


つかんでください。




そして、糖尿病を理解して、


根治に向かって歩んで欲しい。


トンネルの出口は見えてきています。


「炎症」と「糖化」に


フォーカスするのです。




タダ闇雲に、


HbA1cや血糖値だけを見ながら歩むのは


「木を見て森を見ず」也。






【付録】


最近、常識になったDPP-4阻害薬。


夢の糖尿病薬とまで騒がれたことがありました。




からだをよく知れば、


この薬を使ってもあまり意味がないケース、


薬によっては組み合わせると危険なケース、


それらも考えればわかるようになるし、


逆に、


この薬のパフォーマンスを上げる方法だって


考えればわかるようになります。




どうやって、パフォーマンスをあげるかって?


それは、あなたの主治医の先生に聞いてみてください。


というより、必要があれば、すでに、その先生は、
パフォーマンスを上げる処方をしていることでしょう。




効かないから替えてみようとか、


そのパフォーマンスを上げる検証もしないで、


もとのSU剤(SU剤を多めに使うだけの先生なら、あなたはよく考えた方がいい。私ならさっさと別のお医者さんに相談するが・・・)に戻そうなんて短絡的な処方をする先生だったら、


どうぞ、セカンドオピニオンを求めてください。








今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。


専門用語が出てきてしまう話がつづきました。


自己満足的な記事になっていないかとても不安でしたが、糖尿根治のガイド役:薬剤師 品川 としては、




糖尿病の根源に近いところをお話しするには


どうしても、仕方ないことで・・・。


もうすこし、わかりやすくこれからは書いてゆこうと思っています。






ところで、私たちはどんどん進化してきたわけですが、


糖尿病に対してもそれに打ち勝つように進化してゆくんでしょうか。




進化論にもあるように、環境に適応して生き延びてきたわけだから、可能なんでしょうね。




何万年かすると、血糖値が至極高くても生きてゆく、そんな人間に進化してゆくんでしょうか。




血糖値が高いと起こることは・・・・




網膜が壊れてしまう可能性・・・つまり目はなくなる・・




末梢神経、末梢血管の破綻・・・つまり手や足はなくなる・・




皮膚の感覚もないから怪我し放題・・・




腎臓の機能は破綻・・・ろ過できないからおしっこも面倒だからうんちと一緒・・・




生殖機能も退化して・・・異性にあこがれるのもめんどくさい・・・



食べ物を入れる口は大きくなるのか・・・


いったいどんなふうになるんでしょう?




手足が退化して、目が退化して、どんどん食べて、からだを食物が通り抜けるからだ・・・・




まさにちくわです・・・。




消化管そのものになってしまうんでしょうか・・・。




糖尿病的進化は・・・辞退したいです。




変なお話しでごめんなさい。




今日も素敵な1日でありますように。


またお会いできたことに感謝します。





前回お話ししたことは、




インスリン抵抗性=細胞の慢性炎症




糖尿病で問題なのはタンパク質と糖が反応してできる「糖化タンパク」の存在。多段階の反応ではありますが。




この「糖化タンパク」って言うのは、あんまり聞き慣れない言葉ですが、実はみなさんよく知ってるんです・・・。




知ってると言うよりは、その存在に一喜一憂してるんです。




そうです、HbA1cです。


これは、ヘモグロビンというタンパク質とブドウ糖が血液中で出会い、結ばれてしまった産物なのです。




たとえば、○%と言うのは通常のヘモグロビンの量に対して、糖と結びついた糖化ヘモグロビンがどれくらいの割合なのかを示す%と数字と言っていい。




つまり、血糖値が高いときは、血液中にブドウ糖が多いわけですから、一定量のヘモグロビンと衝突する割合が高いわけです。




この糖化反応は、酵素などの触媒無しで、「タンパク質」と「糖」が出会えば反応しますから、「血糖値の高さ」をそのまま反映してしまうんです。




一度くっつくと、まず離れないという性質。


「糖化タンパク」になると、それのもとのタンパクよりも安定で寿命が長くなる。




この二つの性質を使って、1か月から2ヶ月くらいの血糖値の平均値を反映させてるわけです。




HbA1cが大きいと言うことは、それだけAGEs(糖化産物)が、「からだのなかにいっぱいできてますよーっ!」というからだのSOSと同じだと私はイメージしています。




とはいえ、たったそれだけのこと。




糖尿病の元凶は、やっぱり「慢性炎症」なんですから、そっちもなんとかしなきゃ、片手落ち(両者は相関してますが、意識としてそう思うべきです)。




糖尿病は、血糖値やHbA1cばかりに注目しているだけでは片手落ちですよ、と言い続ける理由です。




血圧が高くても慢性炎症あるはずです。


コレステロールが高くても慢性炎症あるはずです。


肥満でも慢性炎症あるはずです。


動脈硬化が進行しはじめれば慢性炎症があるはずです。しびれがあっても、腎臓が悪くなり始めても、炎症です。




メタボシックシンドロームは「炎症のシンフォニックオーケストラ」みたいなもんです。


炎症です。








前回、AMIの話もしましたね。


興味深いのは


脂肪分解タンパク質(AIM)で脂肪細胞中の中性脂肪が分解される、ということでした。




「痩せ薬」の原理になりそうな気配で、健康食品屋さんが動いてそう(笑)。




だって、脂肪酸が遊離しすぎないように反応速度をコントロールしてやれば、確実に巨大な脂肪細胞の中の中性脂肪は分解するわけですから。




膨らんだ脂肪風船は少しずつ、しぼむわけ。




ポイントは、少しずつAIMを反応させればいい。


ケモカインが産生されないように少しずつ、


中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解するってこと。




そのためには、


hs-CRP(からだのなかで起こっている炎症がわかる検査データ)の値で、


制御すればいんですもんね。




苦労なしに痩せてしまうかも・・・。そんな単純じゃないか。




この、hs-CRPというのは、高感度C反応タンパクといいます。なんだかよくわからない言葉。




いつものように、ざっくり簡単に把握してください。




CRPというのは、


血液検査で、たいてい出ている数値で、


からだの中の炎症がわかる数値。




ばい菌が入ったり、


けがをしたり、


かぜをひいたりして、


からだのなかに


炎症が起こると、大きくなる数字です。




今度、


お医者さんがくれる検査データのCRP値を、


注意するようにしてみると、


おもしろいです。


何だかわかんないけど、


どっかで炎症が起きているらしいとわかる。




(前回の話の)糖尿病の元凶のひとつ、


「インスリン抵抗性が高まれば、慢性炎症」


ですから、hs-CRPの値にずばり反映するわけです。




こんなふうに、糖尿病を捉えてゆくことが、私が言う糖尿根治の特徴です。




これを軸に、




「運動」のコツ。


「食」と「排泄」のコツ。


「薬草」や「サプリメント」の選び方、摂り方のコツ。


「医療」を120%有効にするコツ。


 


 これらを実践するための「勉強」のコツ。




「勉強」と「実践」を生活の中で続けていくための


「感情コントロールと精神コントロール」のコツ。




 上記の「コツ」すべてを、統合して身につける方法。




それを、具体的すぎるほど具体的に、わかりやすくまとめたのが、「品川の糖尿養生訓」(稚拙)です。




わたしは思います。


どんな養生でもいいから


科学的な裏付けのある


養生をマスターして欲しい。




 そして・・・


すべてをマスターして、


進化を遂げ、


自分のためだけでなく、


糖尿病で困っているヒトに


あなたが実践し、確立した智慧を


投げかけること、




それがボランティアでも、


自分の職業にまで洗練させるのでも、


いずれでもよいので、智の投げかけをして、


1人でも多くの困っているヒトを


救い出していただきたい。




ひとりのちからよりも、


大勢のちから。




パンデミックのように拡がる糖尿病。


発症の若年化。




糖尿病を感覚でなく、


科学的に、


客観的に、捉える習慣。




それを、次の世代に伝えなければならない。




ヒーラーの方も、


治療院の先生方も、


カウンセラーの方も、


看護師さんも、


介護士さんも、


栄養士さんも、


薬局、薬店のスタッフの方も、


調理師さんも、


板前さんも、


そして糖尿病と闘ってきた方も、




糖尿病を感覚でなく、


科学的に、


客観的に、捉えるノウハウを使って、




あなた独自のやり方で


あなたの出会う糖尿病の方を


あなたの智の世界へ導いてあげて欲しい。




みんなの智慧を出し合いたい。


それを統合させたい。




「私たちの数人のうち、1人は糖尿病」




という、人類が経験したことのない


未体験ゾーンに、突入したのです。




医師の数は限られています。


保険医療の認めた治療枠はとても狭義だと思います。


高度医療は、専門家である医師に頼みましょう。




私たち自身が、


高度医療を受ける前の段階、


セルフメディケーション、


未病の養生、


それを確立しない限り、


膨大な数の、増え続ける糖尿病によって


保健医療は確実に破綻します。




糖尿病以外の疾患のケアは、


高度医療を必要とするケースは、


どうなってしまうのか。


我が国の破滅です。




だから


私たち1人1人が、


学んだ者が、


「師」になる以外ありません。




民間医療だと批判されても、仕方ありません。


そんな問題意識のない批判は


さっと、かわしましょう。


他に方法があるでしょうか。




宗教儀式のような治療(?)を


やりましょうというのではないのですから。




自己責任の大原則の下で




糖尿病を感覚でなく、


科学的に、


客観的に、捉える習慣を、


そのための智慧を




ひとりひとりが


次に伝えてゆこう


ということです。




それが、


糖尿病の蔓延を阻止する、


大切な保健医療を存続させる、




確実な一歩だと


確信しています。