
そう決意して、溜まりに溜まった2日分の洗濯物の山と対峙した午前中![]()
子どもたちが静かに遊んでいる「奇跡の隙間時間」を逃すまいと、私は隣の部屋で猛烈に手を動かしていました![]()
パサッ、パサッ。
リズムよく重なっていくタオル。
きれいに四角くなったシャツ![]()
ようやく山の頂上が見えてきた……その時よ![]()
「バスが通りまーす!ぶっぶー!」
背後から忍び寄る、不穏なエンジン音![]()
振り返ると、おもちゃのバスを手にした息子が、目の前の「洗濯物タウン」に侵入しようとしているではありませんか![]()
「ああっ、ダメダメ!運転手さん困ります!」
私はとっさに工事現場の人になりきってガード![]()
「こちらは現在、大規模な工事中です!大変申し訳ありませんが、あちらの道へ迂回をお願いしますわー!」
少しでも場を和ませようと、おどけて見せたのですが……。
「え〜、ここがいいのー。ここ通るの!」
「いやいや、通行止めですってば。あっちの方が広いですよ?」
「やだ!バス、ここ通るのぉ!!」
数回の押し問答の末、息子の我慢の限界が先にきました![]()
「通るのぉぉぉーーー!!!」
叫び声とともに、息子はフルスロットルで洗濯物の山へダイブ![]()
ガシャン、という音(幻聴)とともに、私の15分間の努力の結晶が、ただの「布の残骸」へと姿を変えた瞬間でした。
……。
…………ブチッ![]()
自分の中で、何かが弾ける音がしました。
「じゃあ、あんたが全部たたみやぁぁぁあ!!!!」
気づけば、自分でも驚くほどの怒号を浴びせていました![]()
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一瞬で静まり返る部屋。
息子の顔が引きつり、大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちる![]()
「うわぁぁぁん!!」
泣き叫ぶ息子を置き去りにして、私は逃げるようにキッチンへ。
心臓はバクバク
、頭はカーッ
となって、震える手で冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、一気に喉に流し込みました![]()
(……あぁ、私、何やってるんやろ。)
冷たいジュースが喉を通るたび、猛烈な自己嫌悪が押し寄せてきます![]()
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10分後――
リビングから、おずおずと小さな足音が近づいてきました。
「お母さん……ごめんね。ぼく、お手伝いするね。」
鼻を赤くした息子が、私の服の裾をぎゅっと握りしめていました。
その健気な姿に、今度は私の目頭が熱くなります![]()
「お母さんの方こそ、大きな声出してごめんね。一緒にやろか。」
その後、息子は小さな手で、一生懸命にタオルや靴下を(ぐちゃぐちゃだけど
)畳んでくれました。
「ドガーン!」と爆発してしまう自分に、夜な夜な反省する毎日やわ……
でも、こうしてまた一つ、息子に許されながら「お母さん」にさせてもらっているのかもしれませんね。
世の中のママさん、今日もお疲れ様です![]()
次は、穏やかに洗濯物が畳めますように……!