2021年11月13日土曜日、この日は私にとって
実に2年ちょいぶりのライブ参戦となりました。
ご存じのように、此度新型コロナウイルスというやっかいな奴の存在で
世の中があまりにも変わってしまったこともあり
なかなか思うように遠出したりライブに足を運んだりが
できなくなってしまっていました。
(まあ足が遠のいた理由はそれだけじゃないんだけど)
コロナ禍と呼ばれる世の中になって以来、
元に戻りつつあることも少しずつ増えてきてはいるものの
まだまだ予断は許されない状況ですが、
私自身ワクチン2回の投与も終え、
何ならたまたまとはいえ前日に職場でインフルエンザの予防接種まで
受けてきたんだぜ?という完全なる防衛体制(オイ)にて、
それでもマスクと消毒とソーシャルディスタンスは忘れずに
万全を期して訪れたライブを体感し、
やっぱ……ライブって最高だな!と改めて思いました。
さあ、そんなわけで若干前置きが長くなっちゃいましたが
2年ぶりにがっつりたっぷり堪能できたライブを
内容がいろいろとどうしても偏ってしまいますが
私目線ながらうるとら長文と画像でお届けしたいと思いまっす!
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今回私が訪れたのは、広島県福山市にあるMUSIC FACTORY。
その名も『波動』という、何とも熱くなりそうなライブイベントです。
こちらに、金谷幸久さん率いるインストバンドMAJESTIC HORIZONが
出演する!ということで、悩んだ時間は確かにあったはずですが
ほぼ直感的に行くの決めちゃったワタクシ(^^ゞ。
聞けば、金谷さんにとっては何と30年ぶりとなる広島でのライブ。
1991年のEBONY EYESラストツアー以来とのことです。
30年前…その頃私は何してたんだろうか(中学生でした^^)。
改めて金谷さんの活動の長さを思い知った瞬間でもありました。
一方で何を隠そう広島でライブを見に行くのは初体験だったりします(^^ゞ。
本編開始前に、熱ゐの宮田さんによる挨拶を挟みまして、
いよいよ楽しいイベントの幕開けです。
まず1バンド目に登場したのは「Mötley Vlüe」。
その名が示すように、Mötley Crüeのカバーバンドさんです。
角度でほとんど見えておりませんが、上半身裸にネクタイといういでたちの
ドラマーさんもいらっしゃいます(;^_^A。
ヴォーカル、ベース、キーボードの方が女性の5人編成。
ベースの方は開場直後に受付の近くでお見かけしたんですが、
結構派手ないでたちの人がいるなと思ったら
ステージ衣装だったんだとわかって納得(∩´∀`)∩。
イントロのリフですぐにわかった1曲目は、
1st『華麗なる激情(Too Fast For Love)』のトップを飾る「Live Wire」。
この曲、私個人的にはサビの一部分がB'zのアノ曲に似てるかも!ということで
妙に印象が強かった曲でもあるんですが、
ライブで聞くとめちゃくちゃかっこいいんですよね~\(^o^)/。
ヴォーカルさんの声も迫力があります。
続いては4th『Girls, Girls, Girls』のトップを飾る「Wild Side」。
アルバム持ってないけどこの曲知ってたのは、
有名な曲というか定番だというのもあるし、
もしかしたら過去に見たことのあるカバーバンドさん等がやってた可能性も。
これならセットリスト書けるかも知れん、と
始まって2曲目で思ったワタクシでした(≧∇≦)。
歌声は迫力なのに、MCでしゃべるととてもかわいらしいヴォーカルさん^^。
「盛り上がっていきましょう!」と曲は「Girls,Girls,Girls」へ。
続いてはしっとりとピアノで始まる「Home Sweet Home」。
3rd「Theatre Of Pain」収録のこの曲、
確かドラムのTommy Leeがピアノ弾いてるんでしたっけ。
この曲なら、本来4人編成のモトリーでもキーボードの存在もうなずけます。
ちなみに私はモトリーのアルバム3rdまでしか持っておりませんm(_ _;)m。
続いてはドラムカウントで一気に雰囲気を変えて曲は「Dr.Feelgood」。
こちらも定番の曲ですね。
メンバー紹介を挟んでラストは
2nd『Shout At The Devil』より「Red Hot」!
2バスドコドコで暴れられるナンバーです!!
(実際はツインペダルですが細かいことはあまり気にしない)
っても私は首にヘルニア持ってるから暴れないよっっ!(汗)
……とはいえ、さすがに直立不動で聞ける曲ではありませんね(^^ゞ。
サビの「Red Hot!」のところではめっちゃ拳上げましたし。
あー実家にあるアルバム聞きたくなってきたなぁ。
2バンド目に登場しましたのは「AXXELATION」。
実はTwitter上で名前だけは拝見したことがありまして。
思えばVIRAL RUMORやMAJESTIC HORIZONと対バンしていたんですね。
当日のフライヤーで拝見した時点で、
バンド名を読めなかった私をぶった切ってやってくださいm(_ _;)m。
「アクセレーション」とお読みするんですね(;^_^A。
少し調べてみた感じでは、結構長いこと活動しているバンドさんで、
正統派のロックというか、私くらいの世代には
結構ツボだな~と思って聞いてたんですが、
80年代のジャパメタを彷彿させる重みのあるアレンジと、
耳に残りやすい歌メロが心地良くて、
初見の私でものっけから楽しんでおりましたヽ(^o^)丿。
4人編成ですがぶっとい演奏に全然負けることなく
安定しているヴォーカルさんの歌声が聞いてて安心する感じです♪
うわー広島にこんなかっこいいバンドがいたなんて!
いや広島でライブ見るの初めてだし知らなくても仕方ないとは言ってもね(^^ゞ。
MCでは、ヴォーカルさんのトーク(とギタリストさんのツッコミ)が面白くて。
これ書いていいのかわからないけど、黒い服着てきたら
脇に服の毛がついてしまって、まるで処理忘れた人みたいになってる、とか
ハッシュタグわき毛、とかずっといじられてて、
あとはメンバー紹介って言ってるのにすっ飛ばして曲始めようとしたりとか、
曲めっちゃかっこいいのに何だろうこのギャップ(爆笑)。
いやもうほんっと~~~にかっこいいのに、給料前で
当日音源買えなかったのが悔やまれるぅぅ(ノд<。)゜。
曲名ほとんど書き出せなかったけど、最後にやっていた
バンド名と同じ「AXXELATION」という曲めっちゃかっこよかったです!
さあ、それでは次に登場しますのは
この日唯一のインストバンド「MAJESTIC HORIZON」です。
最前列でカメラ小僧やったので、全員きれいに写ってるのがありませんm(_ _;)m
今年3月に発売されましたソロアルバム「Run Through The Night」より
「Theme Of Majestic Hrizon」からすぐさま「Run Through The Night」へ。
アルバムの音源とこの日のライブではキーが少し違うようでした。
ライブの方が半音高いのかな?絶対音感は皆無なので、
念のためピアノアプリ使って音程確認した限りですが(違ってたらすみません)。
そう言えば開場前になおぢさんにお会いした時も、
VIRAL RUMORでも聞くことのあるインスト曲ですが
MAJESTIC HORIZONではアレンジが若干違うという話を聞いていたので、
キーだけでなくいろいろな変化が楽しめるわけですね。
なおぢさんのキーボードソロから金谷さんのギターソロへ、
バトルというか掛け合いというか、
それぞれがバッキングに徹するかソロで出てくるかも含めて、
何と言うか語彙が少なくてもどかしいんですが、とにかく迫力ありまくりです。
この2曲はアルバム発売後にライブを拝見するのが初めてなので、
ライブVer.で聞くのも初めてなんですが、
ここ数日ずっと金谷さんの曲を車で聞いてきたので、
あ~~~やっぱライブで聞くと全然迫力が違うううう!とか
車でずっと聞いてた曲が今目の前であああああ……(/ω\)とか
かなり興奮しつつ最前列でノリノリでカメラ小僧やってました。
観るか写真撮るかどれか1つにできんのかい、と自分でも思ったんですが、
この時ばかりは本当に分身の術使ってでも
観て聞く担当と撮る担当(何ならレポ担当?)で役割分担したかったです。
MCでは、お仕事ではしょっちゅう来られる広島ですが、
ライブでは来るのは30年ぶりということで、
確か今週もすでに仕事で広島に来ていたとか(汗)。
続いては一昨年発売のソロアルバムより
「Shine On」と「Bell」の2曲。
こちらは2年前に参戦した大阪阿波座BIG JACKでのライブで
VIRAL RUMORで初めて聞いて、音源買ってからは
車でめちゃくちゃ聞きまくってるんですけど、
初めてライブで聞いた時と、車で聞いてからライブで聞くのとでは
また違った感想が出てくるというか、
目の前で本人が弾いてることによる立体感というのか、
アレンジモロモロの違いももちろんあるんですけど、
もうなんて表現したらいいのかわからんけど違う!
とにかくいいものはいい!それしか言えん(いやダメじゃんヾ(--; )。
この2曲の間にメンバー紹介がありまして、
ベースの春田さんは会場に大学時代のお友達が来られたとかで、
それこそ30年ぶり(!)なんだとか。
派手な音遣いや動きなどでではなく、
音色とリズムそのもので曲を支えたり色付けたりしてる感じで、
終始楽しそうに弾いている姿が印象的です。
5弦ベースを使われているんですね。
続いてドラムの荘林さん。
サウンドを支えるリズムは一見控えめなようで、
ところどころに入るオカズ(フィルイン)では
曲に一段とメリハリを効かせてくれます。
「荘林さんお友達は?」と金谷さんに聞かれて
「(会場には)いませんっ!」との即答に会場大爆笑。
キーボードのなおぢさん、金谷さんがギターのチューニングをする間に
MC用のマイクを拝借してお話するつもりが、
マイクスタンドの高さ合わせるのに四苦八苦していて、
ここのねじをこうすると……と律義に説明する金谷さん(爆笑)。
関西時代に知り合った仲間が来てくれてます、という話で、
もしかしてそれ実は私のことだろうか…
とか一瞬思ったりして(でもこれ違ったらめちゃくちゃ恥ずかしいな)。
なおぢさんと言えば、デコレーションされたキーボードも必見です。
思えば少し前にバイクでこけてケガをしていたとのことなので、
歩くのがまだ辛そうですがそんなことを微塵も感じさせない落ち着いた演奏です。
多分ケガがなければもっとアグレッシブに動いてたのかも知れないなとか思ったり。
さて次の曲なんですが、95年に発売された
金谷さんの1枚目のソロアルバム「Eau Rouge」に入っている、
非常に難易度が高くて(!)成功率が低くて(!!)よく崩壊する(!!!)
………という説明の時点で、多分私を含めて数名
「そ、それはもしや……??」と目を輝かせていたでしょう(含笑)。
密かに「今日聞けたらめっちゃうれしいかも……」と思っていたあの曲です!
「Sunset」という曲名を聞いた瞬間大歓声が起きました。
……と思いきやなおぢさんイントロでストップしてしまい、
金谷さんの「ね、崩壊したでしょ??」に会場爆笑。
もはや崩壊すらネタにしてしまえるとは実にオソロシイ曲:;(∩´﹏`∩);:。
2年前に拝見したVIRAL RUMORの時も、
前のライブでホームランを打った、という説明の後に聞いた曲ですが、
今回車でもさんざん聞きまくった上でライブで聞いたとなると……
いや指っっ!!とか、どんだけ広がるんだ!?とか、
フレットどんだけ移動すんの!?とか、
その場で見た時でないとわからないようなピンポイントなところに、
何故か目が行ってしまいました、ど素人のくせして(苦笑)。
そんな大変な曲で「成功したらうれしい」ととても謙虚ながらも
毎回果敢に挑戦するスタンスが改めてすごいなと思います。
温泉に入ってて夕方になってメロディーが浮かんだという話があって、
あ~それでSunsetか!と一人で納得してました。
次に、コロナ前に旅行で訪れた九州でアイデアが浮かんだという、
「Run Throu The Night」収録の「Memory(One Summer Day)」です。
「九州の曲」で覚えてもらえたら、と金谷さん。
それを聞いただけで、福岡(=九州)出身である私は
この曲が急にとても身近に感じてしまいました。
多分曲の元になってるのは違う県ですが、
そこが九州の島国根性みたいなやつで、
同じ九州ならひとくくりみたいになっちゃうみたいな(閑話休題)。
早いもので残り時間もわずかとなり、続いての曲は
「Eau Rouge」からもう1曲、
もし聞けたらうれしいと思ってたけどヤマ張ってなかった(謎)、
「Midnight Highway」です!そしてそのまま曲は「Horizon」へ!
そうだったこれを忘れちゃいけない(いや忘れとったんかい!)な名曲です。
何かこの曲って最後に聞く時って歌がある前提のイメージがあったので、
インストの最後に持ってこられると、
何かこれで終わりだけど終わりじゃないって気がします。
個人的に気に入ってる、素敵な笑顔の金谷さん。本当に終始楽しそうでした。
次に登場しますは、今回のイベント~波動~の主催である「熱ゐ」。
AXXELATION同様Twitter上で時折名前を拝見することがあった、
その個性的なバンド名は一目でインパクトがありまくりですが、
実際にそのステージを拝見して…………
「うんなるほど、確かに『あつい』わ」
と、何のオチもひねりもないことを考えていたワタクシ。
いや、何と言うかその口に出してみると改めてそのまんまというか、
これほどまでにバンド名がバンドそのものを表現できてるってありますかね普通。
全パートの方がコーラスも取るし、
何なら上手ギターの方がメインヴォーカルの曲もあるし、
ドラマーさんがメインで歌う曲もあるし、
それぞれが個性的な声でパワーもあるし、
曲のタイトルも歌詞も結構日本語多めで、
言葉をストレートにぶつけてくる感じの
わかりやすいロックだな、という印象です。
今回の出演バンドの中では唯一のツインギターでもありますね。
よくよく見たら全てのバンド編成がバラバラなのも珍しいです。
ジャンルも全く被らないし、全部見ごたえがあります。
熱ゐ、というバンド名の珍しさからよく聞き返されるという話がありまして、
聞き返されると言えば、伝えたいことが多いけど歌詞に乗せるには限界があって、
最終的に四文字熟語になってしまったりとか、
「何を歌ってるのか」「どういう意味なのか」をよく聞かれるとか
何言ってるかわからないからハモれないぞ、と身内からのクレーム(含笑)とか。
そこでドラムの方が作ってきた歌(タイトルも「うた」だったかと)は、
シンプルにわかりやすい、という話もあったかと。
そういえば泣きのギターとか泣きのピアノとかは割と聞くと思いますが、
泣きのドラムを叩く人(?)は初めて見た気がしますよ。
ドラムの方がメインで歌ってた曲も、多分一番泣きの歌でもありましたね。
そして泣きのバラードでしっとりとした後は、
がつんと熱いストレートなロックを存分にぶちかましてくれました♪
全バンドが終了し、続いてはセッションのお時間です。
ハードロックイベントなのにアコギ弾きます、と
熱ゐのセンターギターヴォーカルの宮田さん。
どんな曲をやるのかと思いきや、なおぢさんのピアノで始まったのは
チューリップの「青春の影」。
いやそれにしてもまさか金谷さんのギターでチューリップを聞く日が来るとは。
いよいよ最後の曲になってしまいましたが、金谷さんのギターがあのリフを……
曲はDEEP PURPLEの「SMOKE ON THE WATER」です!
ここからAXXELATIONのギターの方、熱ゐの上手ギターの方も加わり
一層大所帯になって音にも厚みが増しますよ~。
いや~~~~~~~もうめっちゃくちゃ楽しかった!!!
かえすがえすも、給料前の慢性的な金欠につき
物販で何も買えなかったのが非常に悔やまれます……。゜(>д<)゜。