昨日の続きです。
先週行った研修会は、12/15(水)~12/17(金)の3日間で、朝9時半から夕5時半までみっちりスケジュールでした。
地方の民の私は、当日では間に合わないので前日の12/14(火)から東京入りしました。![]()
この日はフリーでしたので、ホテルにチェックインした後、秘かに行こうと思っていた日比谷公演ダ・ヴィンチミュージアムへ行ってきました。
「特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ25の秘密~」と題し、2010年12月7日~2011年2月20日まで開催されますので興味のある方は行ってみてください。
午後6時頃の入館でしたので人も少なく、音声ガイドをお供にゆっくりと見て回ることができました。
ダ・ヴィンチといえば、「モナ・リザ」と「最後の晩餐」しかイメージのなかった私ですが、絵画だけではなく数々の発明品や解剖図、彫刻などを見て、今更ながら彼の多才ぶりに驚嘆させられました。
芸術家にとどまらず、科学者であり、発明家、彫刻家、音楽家、数学者、技術者、建築家といったいくつもの顔をもつ天才レオナルド。
まるで、ファントムのようですね・・・あ、いや、脱線しました。![]()
でも、万能人レオナルドの脳から、これだけ多彩な作品が引き出されたかと思うと感動的でしたね。
さすがに目玉の「モナ・リザ」の絵については、様々な角度から解析と解説が加えられ興味深かったです。
一番最後に「最後の晩餐」の絵がばーんとくるのですが、460×880cmの実物大で映像再現してあり、これはかなり圧巻でした。
タイミング良く行くことができてラッキーでした。
画像は、日比谷公園入り口のところです。
ライトアップされた看板が、とてもミステリアスな雰囲気で良いですね。

これは、ミュージアム入口付近の画像です。
ピラミッド型のイルミネーションが綺麗です。
ミュージアムの隣にはカフェがオープンしていて、展覧会を見た後、お茶してきました。

フラワーショップの隣のツリーもファンタジックで綺麗でした。

さて翌日からの3日間が本番でした。
お天気予報では今年一番の冷え込みと言っていたので、ユニクロのヒートテックで防寒対策バッチリで準備していきました。
おかげで全く問題ありませんでした。
短期集中講座だったのでかなりハードでしたが、毎日の規則正しいリズムに慣れるとけっこう楽しめました。
それに最終日の金曜日は、映画「オペラ座の怪人」吹き替え版がオンエアされるとあって早々にホテルに帰り、食事&入浴をすませ、10分前にはTVの前で待機しました。(笑)
セリフも歌詞も完全に劇団四季仕様になっていたのには笑ちゃいましたが、すっかり四季から遠ざかっている私には懐かしかったです。
高井さんの歌は、やっぱり素晴らしいですね~~
久々にわくわくしちゃいましたよ。
セリフ回しも舞台では淡々としているくせに、映画の吹き替えではしっかり抑揚がついて感情表現が豊かになっていましたね。
声に若々しさが感じられましたよ。
それと舞台では聴き分けるのが難しい重唱の部分が、すべての音がきれいに立体的に重なるように編集されていて良かったです。
映像と吹き替えが微妙に乖離していたのは惜しかったですが、あのベストキャストの声を永久保存できたのは嬉しかったです。
Merry Christmas !
研修会を無事に終え、先週日曜日に帰ってきました。
6日間、よく学び、よく遊んできました。
自費研修会だったので、かなりの出費だったけど、「元は取ったぜ!」と言いたいくらい充実した毎日でした。
東京へ行く直前は、ちょっと気管支炎っぽい状態で身体もしんどかったのですが、いざ行ってしまうとむしろ元気になって帰ってきました。
気分転換になったのかもしれません。
今週月曜日は半日ほど浦島太郎状態でしたが、すぐにペースを取り戻させられました。
会議やカンファレンス、部内勉強会、当直業務etcと、ぼーっとしてる暇はないほど忙しかったので否が応にも流れに乗るしかなかったからです。
一週間がめっちゃ早かったです。
単に師走だからというだけじゃなく、まじで時間の流れが加速しているのを感じませんか?
今週末は久しぶりにのんびりとできます。
続きは明日ってことで・・・・
プーペガールは、東京に行ってる間にクリスマスイベントになっていました。
さっそくアイテムゲットしましたよ!


明日から研修会受講のため週末まで留守にします。
私の専門分野に関する研修会で、とても興味のある内容だったので、まる3日間というハードスケジュールですが思い切って申し込みました。
今回は観劇は一切なしです。
前日から東京入りしないと研修会に間に合わないので、明日から休みをとることにしました。
で、研修会最終日は金曜日。
バタバタと最終便に乗って帰ることも考えたのですが、無理をするのはやめようと思い、もう一泊することにしました。
でも、せっかく東京へ行くのに研修会受講だけで帰ってくるのも寂しいなあ・・・
羽伸ばしたいなあ・・・と思い、さらにあと一泊延ばすことにしました。
何度も言いますが、観劇は今回ナシです。
かくして国内なのに5泊6日という無謀をすることになった私。
このためにわざわざキャリーバッグを買い直しちゃいましたよ~。
でも、研修会と羽伸ばし、両方楽しんできます。
金曜ロードショーの「オペラ座の怪人」は、宿泊ホテルで観ることにします。
これも楽しみだ~~
画像は、地元の某所のイルミネーションです。

ミュージカル『ファントム』 赤坂ACTシアター
2010年11月21日(日)
〈主要キャスト〉
ファントム(エリック) :大沢たかお
クリスティーン・ダエー :杏
フィリップ・シャンドン伯爵 :古川雄大
カルロッタ :樹理咲穂
ゲラール・キャリエール :篠井英介
アラン・ショレー :石橋 祐
ルドゥ警部 :中村まこと
ジャン・クロード :永島 克
毎年言っていますが、今年もあっという間に12月になってしまいましたね。
遅くなりましたが、今年最後の観劇となった大沢たかおさん主演のミュージカル「ファントム」レポをアップします。
ファントムファンの方ならご存知のように四季が上演しているALW版ではなく、コピット版のファントムになります。
ALW版のような絢爛豪華なミュージカルではないのですが、私はこのコピット版の上品で優雅な音楽がとても心地よくて好きです。
今回は、初演(2008年2月)の舞台や演出を変えてあるということに注目したのと、大沢ファントムがどのように進化したのか?というのに興味がありました。
キャスト変更もあったので、クリスティーン役の杏ちゃん、カルロッタ役の樹理さん、シャンドン伯爵の古川くんなど前回と比較しながら観ました。


初演では、開演前にアコーディオンが演奏される中、客席内にパリの街を行きかう人々に扮したアンサンブルの方々がうろうろしていましたが、今回はその演出はなくクリスが1階後方より歌いながら登場というのもなかったです。
杏ちゃんは、モデルさんだけあってスラリとして見栄えがします。
目や口元が渡辺謙さんに似てるな~とまじまじと見たりして・・・・
全体的に素直で気だての良さを感じるクリスティーンでした。
声はかわいい声ではあるのですが、正直まだまだ声量が足りないし不安定さがありました。
声に体力がないという印象です。
セリフが聴きとりにくいところもありました。
でも初演の徳永クリスがあまりに幼っぽかったので、その点、杏ちゃんの方が見やすかったです。
大沢ファントムには今回も泣かされました。
歌は、プロではないので最初からオペラチックな歌は期待していませんでした。
でも、大沢さんの声はとても良い声だと思うし、それに何というか母性本能をくすぐる声なんですよね~。
あの心の叫びを聴いているとほっとけない気持ちになります。
大沢ファントムの最初の登場シーンは、ヅカ版と同じく麗しいマント姿で妖しく歌いながらの登場だったはずですが、今回はボロを着てオペラ座の薄暗い地下の階段にうずくまっている場面から始まっていました。
「パリは墓場 パリは光なき世界・・・」と陰鬱に歌うファントム。
いきなり冒頭シーンから、オペラ座の地下室という秘密の暗闇の世界に住まわされていた哀れなファントム(エリック)にフォーカスされていました。
ALW版ファントムに比べ、このコピット版ファントムは人間くさい演出になっており大沢さんの演技でそれがさらに強調されていました。
『Where In The World』 というファントムのソロでは、激しい憎悪、怒り、深い哀しみを込めながら歌う大沢ファントム。
「どうして生まれた~こんなところに~♪
せめて一筋の光 射してくれ この闇にも。」
のフレーズに深い悲しみを負った耐えがたい苦しみを吐き出す心情が伝わってきました。
大沢さんの歌は不器用な歌い方で、テクニックは全く使えないけど感情がストレートに歌詞にのって伝わってくるので魂が揺さぶられました。
暗闇で暮らさなくてはならない過酷な運命のエリックが、オペラ座のパトロンであるシャンドン伯爵の紹介でオペラ座にやってきたクリスティーンの歌声を聴いた途端、一筋の光を見出します。
クリスの声を「天使の歌声」だと言うエリック。
クリスを見出したエリックは、名前を明かさないということと仮面を取らないという条件付きでクリスをレッスンに誘います。
キャリエールの前では自分の不遇を呪い悪態をついたり、自分の居場所を守るためとはいえ平気で劇場スタッフを殺したりと残忍さを見せ、いつも心の中から沸き上がる怒りと憎悪をぶちまけているエリック。
しかし、クリスの前ではまるで純真無垢な少年のようになり、別人のように優しい表情になっています。
そう、エリックにとってクリスは暗闇に射した一筋の光だったのです。
エリックの中に光と闇が共存していて、大沢さんは素晴らしい演技力でその変貌ぶり、変容を見せてくれました。
大沢さん扮するファントムは、長髪といい、ロングジャケットにフリルシャツという華やかなデザインの衣装といい、背が高いのでとても華があります。
仮面は白、黒、ゴールドの3パターンありました。
今回、カルロッタ役の樹理さんは、宝塚時代に「ファントム」でキャリエール役をされ、その温かみのある演技に涙しましたが、その記憶をふっとばしてくれるほど完全に別人のようにはじけていました。
さすが樹理さんは、オペラチックな歌もコミカルな演技も、したたかな悪女に徹した演技も素晴らしく存在感ありすぎでした。
クリスを陥れるために、クリスの初舞台直前に喉を潰してしまうクリスを混ぜたドリンクを飲ませるシーンでも悪女ぶりが徹底していて迫力がありました。
そのせいで、クリスに対する仕打ちに怒り爆発状態になったエリックに殺されてしまうんですけどね。
アンサンブルさんによる重厚でまとまりのある重唱、優雅で深みのあるナンバーがとても素晴らしいです。
プロの歌は、ワンフレーズでもその違いがわかるんですね~。
アンサンブルや樹理さんなど歌える布陣がいて、この舞台を脇からさらに盛り上げていました。
ところでシャンドン伯爵というのは、ALW版に比べるとあまり存在感のないキャラなんですね。
初演では、ルカス・ペルマンさんが友情出演してくれたので、その優雅なたたずまいと完璧な身のこなしに目の保養になりましたし、唯一のソロも楽しませてもらいました。
ところが今回の古川シャンドン伯爵のソロ。
これが予想以上に・・・・・↓↓
声量はないし歌詞聞き取りにくいし音程不安定・・・・
ルカスくんが良すぎたので比較して余計、物足りませんでした。
うすっぺらいというか気持ちも感じられなかったし・・・・
ここからは、最終章シーンを追いながらレポします。
初舞台でカルロッタの罠にはまって舞台上で倒れてしまったクリスを、エリックはオペラ座の地下深くの一室に連れてきます。
地上に戻すよう説得するキャリエールに「地上は地獄だ!」と言って激しく抵抗します。
この世から消えたい。
苦しみから解放され、クリスと一緒に光の国へ行きたい。
クリスさえいれば何もいらない!
エリックのやっと見つけた希望の光を離したくないという必死さが伝わってきます。
「クリスさえいれば、ファントムから人間になれる。」
このセリフには泣きますね。
キャリエールは、クリスにエリックの生い立ちとその母、ベラドーヴァの話しをします。
自分とベラドーヴァの関係。
なぜ、エリックが奇形で生まれてきたのか。
なぜ、オペラ座の地下で一生を送らなければならないのか。
衝撃的な事実を伝えられるクリス。
カルロッタにオペラ座から手を引くことを拒否されたエリックは、カルロッタを手にかけます。
「クリスティーンにしたことの酷さをたっぷりと思い知らせてやる。」と言いながらメッタ刺しにするシーンは双方ともに迫力がありました。
クリスの元にやってきましたエリックは、別人のように優しい表情になっています。
クリスを森に誘い一緒に散策するのですが、無邪気に嬉しそうに声弾ませて会話をしています。
クリスに対しては、固い殻が溶けてものすごく柔らかい雰囲気なんです。
しかし、クリスが「お顔を見せて下さい。」と言うと、困惑したように「君の願いは、残念ながら叶えてやれない。」と言うエリック。
それでもクリスは、「見せて下さい!!」と何度も迫り、「どんなことも受け入れる」という歌を歌います。
長~~い沈黙があり、やがてゆっくりと、おそるおそる仮面を取るファントム。
その顔を見た瞬間、クリスは想像を絶する醜い顔にショックを隠せず、思わずその場から逃げ出してしまいます。
エリックは、絶望のあまり悲鳴とも嗚咽ともつかない絞り出すような叫び声を上げながら床に倒れ込んでしまいます。
背を丸めた姿勢でうちひしがれている姿に涙腺が緩んでしまいます。
生唾を飲み込むこともできないほどの緊迫感が会場全体に漂っていました。
全観客の意識が哀れなエリックに集中していました。
『My Mother Bore Me』 というナンバーを歌う大沢さんのたどたどしい歌い方が余計に哀しさを倍増させていました。
クリスに逃げられてしまったにもかかわらず、健気にクリスへの思いのありったけを激白し、泣きながら全身全霊で歌いきる大沢ファントムにまたまた涙です。
この世で唯一愛してくれた母とクリスを重ね合わせるエリック。
その手を罪の色に染めていますが、それもすべて自分の身の安全とクリスを守るためにやったことなのです。
一方、逃げ出したことを激しく後悔し、泣きじゃくりながらキャリエールの元に走り寄ってくるクリス。
警官達に撃たれ、肩に傷を負ってオペラ座の一室に逃げ込むエリック。
そこへキャリエールがやってきます。
キャリエールは、初めてエリックに自分が父親だと告白し、今までの仕打ちを謝罪します。
初演は、ヨタロウさんの深みのある歌と温かい演技に泣きましたが、篠井さんは感情を抑え淡々と語るタイプなので深くは感情移入しませんでした。
光枝さんがキャリエールだったら号泣してたかもしれません。
が、しかし、エリックが「気付いていた あなたのこと」と言い、キャリエールが「エリック 息子よ 我が子 そして光」というワンフレーズには泣けました。
そこへ「先生!先生!!・・・」と叫びながら駆け込んでくるクリス。
クリスの傍に駆け寄ってきたシャンドン伯爵に向かって銃で威嚇するエリック。
エリックを見つけ銃を向ける警官。
緊迫感漂う場面です。
このコピット版のクリスは、完全にファントム寄りのクリスでしたね。
しかし、この時の杏ちゃん、エリックがシャンドン伯爵に銃を向けた時、少しくらい庇う動きがあってもよさそうなのに全く動きはなく、ただ茫然と固まっているっていうのもなんだかな~~と思いました。
大沢さんは、哀しい生い立ち、悲惨な環境の中で育ったエリックの未熟さ、幼児性、社会性のなさを巧みに演じていました。
人間くさいファントムになりきっているというか・・・ほんと素晴らしいです。
生みの母や父親に愛されていたという点では、このコピット版ファントムのせめてもの救いですね。
警官達に追いつめられたエリック。
天井から垂れ下がっている綱にアクロバットのようにスルスルと登っていきました。
警官達に銃を向けられたエリックは絶体絶命状態です。
綱に捕まったまま父親であるキャリエールに向かって苦しそうに叫びました。
「ゲラール、助けてくれ・・・約束しただろ?どうすればいいかわかるよな?」
弱々しく泣きそうな声で嘆願するエリック。
ワナワナ震えて身動きできないキャリエール。
「母さんのところに行きたい・・・・父さ~~んっ・・・・・」
ここで、もう涙腺決壊状態ですよ~~。
次の瞬間、キャリエールがエリックに向けて銃を放ちました。
綱から落ちてくるエリック。
その愛息子を抱きしめるキャリエール。
最後に仮面をとった大沢ファントムの顔を客席正面に向けた状態で抱きかかえて優しく歌うクリス。
そのファントムの顔には傷は全くなく、素のきれいな大沢さんのお顔でした。
カテコでは、4列目ど真ん中だったので、大沢さんをガン見できました。
実物は、相当カッコイイです。![]()
「どうもありがとうございました!」という一言がありました。
これで封印でしょうから観に行って本当に良かったです。
いつもながらの長文におつきあい下さいましてありがとうございました。


「ファントム」と「アンテプリマ」のコラボストラップの記事はコチラ
余談ですが、赤坂サカスではちょうど期間限定で“ヤマト・サカス”のイベントが開催されており、サカス広場に目玉となる<15mの巨大ヤマト>が展示されていました。
映画「SPACE BATTLESHIPヤマト」に登場する実写版「ヤマト」(全長533.6mの設定)はフルCGで作られているそうですが、この巨大ヤマトは、その映画のCGデータを元に全長15mの大きさで再現してあるそうです。
特に夜は、ライトアップされていて綺麗でした。
ミュージカル「モーツァルト!」の観劇レポです。
11/20のマチネ、ソワレ両方観ましたが、育三郎さんご出演のソワレのレポを書きたいと思います。
私が「M!」を初めて観劇したのは2005年で、今回は8回目と9回目の観劇となりました。
育三郎さんは、今回ニューキャストになります。
「レ・ミゼラブル」のマリウス役で注目し始めた彼でしたが、モーツァルト役も予想以上に素晴らしかったです。
歌最優先な私ですので、歌が素晴らしいとそれだけでも満足します。
もちろん歌だけでなく熱い演技にも感動しました。
余談になりますが、育三郎さんのブログを最近チェックし始めたのですが、彼は料理が好きで劇場にもお手製のお弁当を持っていかれるそうで、ブログにもたびたびアップされています。
それを見ては癒されている私です。
公演後のトークショーでもお料理のことも話されていましたよ。
<キャスト>
ヴォルフガング・モーツァルト=山崎育三郎
アマデ=黒木璃七
ヴァルトシュテッテン男爵夫人=香寿たつき
ナンネール=高橋由美子
コンスタンツェ=島袋寛子
セシリア・ウェーバー=阿知波悟美
アルコ伯爵=武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー=吉野圭吾
コロレド大司教=山口祐一郎
レオポルト=市村正親
3歳でピアノに興味を持ち、5歳で作曲をするヴォルフは生まれながらの音楽の天才でした。
ヴォルフの才能を見抜いた生真面目で厳格な父親は、天才を育てることに全力を注ぎ、やがて「モーツァルトは自分が創り上げた!」と言うほどヴォルフは脚光を浴び始めます。
サロンでヴォルフを紹介するレオポルドは、まるで天才という一つの作品を紹介しているかのようでした。
市村さんの存在感は、すごいです。
息子に自分の人生をすべてかける厳格な父親、コロレドに従順に従う職業音楽家としての顔、息子の自由奔放な振舞いに胸を痛める父親、しかし厳格ながらも息子を心から案じる姿が気の毒なくらい伝わってきました。
このレオポルトの存在があるからこそ舞台に厳粛さが増しているように思えました。
父親だけでなく姉のナンネールも音楽の才能がありながら、ヴォルフのために影で一生懸命援助する役回りです。
ヴォルフと同じく奇跡の少女と言われていましたが、女性が才能を発揮できる時代ではなく、素朴な結婚をしたナンネール。
世が世ならナンネールも表舞台で活躍できたでしょうに、でもそれは彼女の運命なんでしょうね。
ヴォルフの才能を見抜いたのは父親だけではなく、主君コロレド大司教もヴォルフの才能に恐れおののくほど心酔しており、その権力でヴォルフの才能を宮廷音楽家として独り占めしようと画策します。
祐さんは、やっぱり威圧的な役が似合いますね~。
声量のある歌声も気持ちいいくらいビシバシ飛んできました。
それと祐さんのセリフの部分、低音の心地よい響きと悠然としたリズム感が素敵でした。
祐コロレドが歌う「神よ、何故許される」というナンバーに、自分に徹底的に逆らうヴォルフに激怒しながらも、その才能の偉大さに打ち震える複雑な心境がよく表現されていて思白いです。
ナンバー最後の部分では、
「私を惑わす 無礼で 傲慢 自惚れ
愚かな男が 創り出す 音楽の魔術」
とヒステリックに叫んでいました。
さて奇跡の子、神童と呼ばれるヴォルフですが、彼には何一つ自由は許されず、成長したヴォルフはそんな状況にだんだんと窮屈さと息苦しさを感じ始め、父親と衝突、大司教にも反抗しまくり、自由奔放な世界へと飛び出していきます。
ヴォルフの傍らには、いつもアマデという彼の分身が存在していて彼が神童と呼ばれた頃の姿をしています。
アマデは、モーツァルトの良心、光の部分なのではないかと思います。
アマデの子役には一言もセリフがなく、黙々と羽ペンを動かし作曲を続けています。
ポーカーフェイスで、すべて無言で淡々と行うのでこわさが倍増します。
堕落した生活を続けているヴォルフに非難の目を向けたり、突然、激しく羽ペンを突き刺したりと子悪魔的になるので怖い一面があります。
アマデを観ていると、藤城清治の影絵の世界に出てくる「こびと」を連想します。
無言だけど何か訴えかけてくる力があるのです。
音楽以外の分野では全く無知で、無頓着なヴォルフは、放蕩の限りを尽くします。
芸術家って多かれ少なかれそういう部分があるのではないでしょうか?
もっと自由な時代に生まれていたら、ヴォルフはもっと才能を発揮できたでしょうし、もっともっと素晴らしい音楽がこの世に出てきていたかもしれませんね。
でも、そういう歴史上の人物は他にもたくさんいると考えれば、これもヴォルフの人生だったんですね。
育三郎さんの全身全霊の演技からは、ヴォルフガングの内なる葛藤、父親との確執、権力との軋轢による苦悩が痛いほど伝わってきました。
「僕こそ音楽」というナンバーは、まるで音楽の神様が天から下りてきたかのようにヴォルフの頭が音楽でいっぱいな状態がテンポ良く歌われていて、さらに何物にも縛られたくなく自由でいたい気持ちが溢れています。
次から次へと音楽が身体から溢れてくる、とにかくじっとしていられない、そんな状態ですから、それが開放されない状態になればなるほどバランスが崩れてくるのは当たり前ですね。
ヴォルフは、だんだんネガティブな方向へと堕落していってしまいます。
いつもじっとヴォルフの側にいたアマデの羽根ペンを動かすスピードが早くなり、ついには羽根ペンをヴォルフの手に刺しその流れる血で音楽を書いたり、ヴォルフに飛び移って首をしめたりするところはかなりこわいです。
自分自身の中の光と闇の戦いみたいにみえなくもないです。
ついには、内なる狂気の世界に呑み込まれ発狂してしまいます。
最後の場面展開には息を呑みます。
「影を逃れて」というナンバーを聴くと、いつもウルウルきます。
前奏曲が流れ始めた段階でもうダメです。
ヴォルフだけでなく、みんな多かれ少なかれ抱えている心の叫びとシンクロしてしまうのです。
自分の影から 逃れられるのか?
自分の定めを 拒めるのだろうか?
殻を破り 生まれ変われるのか?
自分の影から 自由になりたい
自分の影から 自由になりたい
絶対に無理なのか
影から自由になりたい
ヴォルフの場合、世の中から、権力から自由になりたい、自分の運命から、自分の殻から、自分の影からも自由になりたいと叫んでいるわけで、とにかく苦しくて苦しくてしようがなかったんでしょうね。
そうなると、もうこの世界で生きていくことはできなくなっちゃうんですね。
生きたまま生まれ変わることだってできたのに・・・・
フランス革命勃発直後に亡くなったとパンフに書いてあったので、もう少しで自由な時代がきたのにと思ってしまいます。
最後にヴァルトシュテッテン男爵夫人役の香寿たつきさん。
母性を感じさせる男爵夫人が素晴らしかったです。
優雅な立ち居振る舞いとしっとりとしたセリフ回しは、まさに宝塚のものですね。
男爵夫人はヴォルフをウィーン社交界に導くパトロン的存在ですが、彼女はヴォルフの才能も、ヴォルフのいつまでも心身ともに自立できない子供っぽさも見抜いており、ヴォルフを叱咤激励します。
ふんわり優しいだけでなく、時にはいつまでも依存心の強い子供っぽいヴォルフを諭すのです。
香寿さんの歌う「星から降る金」は、beautiful、wonderful でした。
以上、思いついたまま書いてみました。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
グッズを2点、購入しました。
バッグチャームとモーツァルトテディストラップです。

先月の11月21日、大沢たかおさん主演のミュージカル「ファントム」を観劇するために赤坂ACTシアターへ行ってきました。
赤坂サカスに行くのは初めてでしたが、ちょうど期間限定で“ヤマト・サカス”のイベントが開催されており、サカス広場に目玉となる<15mの巨大ヤマト>が展示されていました。
映画「SPACE BATTLESHIPヤマト」に登場する実写版「ヤマト」(全長533.6mの設定)はフルCGで作られているそうですが、この巨大ヤマトは、その映画のCGデータを元に全長15mの大きさで再現してあるそうです。
私は、「宇宙戦艦ヤマト」のアニメとアニソンが大好きで昔良く見ていましたが、「なんで今頃ヤマトなんだろう?」と漠然と思っていて映画のTVCMを見ても実写版にはあまり興味が沸きませんでした。
でもこの時は、なんとなく引き寄せられるようにヤマトの展示を見て記念にしっかり写真まで撮りました。
特に夜は、ライトアップされていて綺麗でした。
その日の夜、正確には日付が変わった11月22日に、3ヶ月の沈黙を破ってKagari∞Kazukiさんのブログ、シリウス文明がやって来る が復活しており、これからまた楽しみが増えるのでワクワクしています。
彼のブログは昨年末頃、スピ系のブログをあちこちおじゃましていた時に偶然知りました。
宇宙と神の壮大なスケールの話題から、最近では政治がらみの世俗的な話題まで興味をそそられるような内容ばかりでかなり嵌っています。
もちろん、彼が冒頭で言っている★妄信をしない ★鵜呑みにしない ★過信をしない ★依存をしない等を念頭において読んでるつもりですが、しばしば自分の心の弱さ、脆弱さを思い知らされることもあります。
記事内容についての云々は個人個人で賛否両論あるようですが、感覚人間の私は、それらを読んでも嫌な気はちっともしないし、腑に落ちる内容が多いので楽しませてもらっています。
特に文章のキレの良さ、読み易さでは最高だと思います。
Kagariさんが11月30日の記事に、タイミング良くヤマトについて書かれています。
映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、意図的な神仕組みの映画
という記事です。
興味のある方は読んでみてください。
私も全く観る予定のなかった映画でしたが、今度、観に行ってみようと思います。
11/20(土)に「M!」のマチ・ソワ観劇しましたので、簡単にご報告します。

<キャスト>
ダブルキャストの部分については、画像の通り
マチネ
ヴォルフガング・モーツァルト=井上芳雄
アマデ=松田亜美
ヴァルトシュテッテン男爵夫人=香寿たつき
ソワレ
ヴォルフガング・モーツァルト=山崎育三郎
アマデ=黒木璃七
ヴァルトシュテッテン男爵夫人=香寿たつき
その他のメインキャスト
ナンネール=高橋由美子
コンスタンツェ=島袋寛子
セシリア・ウェーバー=阿知波悟美
アルコ伯爵=武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー=吉野圭吾
コロレド大司教=山口祐一郎
レオポルト=市村正親
私が「M!」を初めて観劇したのは2005年で、今回は8回目と9回目の観劇となりました。
初演から出演の井上くんは、ますます歌の迫力が増していて、聴いているこちらがスカッとするような歌い上げが素晴らしかったです。
全身全霊の演技からは、ヴォルフガングの内なる葛藤、父親との確執、権力との軋轢による苦悩が痛いほど伝わってきました。
3歳でピアノに興味を持ち、5歳で作曲をするヴォルフは生まれながらの音楽の天才でした。
ヴォルフの才能を見抜いた生真面目で厳格な父親は、すべてをかけてヴォルフに音楽の環境を整えてやり、やがて「モーツァルトは自分が創り上げた!」と言うほどヴォルフは脚光を浴び始めます。
市村さんの存在感は、すごいです。
息子に自分の人生をすべてかける厳格な父親像、コロレドに従順に従う職業音楽家としての顔、息子の自由奔放な振舞いに胸を痛める父親像、厳格ながらも息子の身を案じる父親像が気の毒になるくらい伝わってきました。
父親だけでなく姉のナンネールも音楽の才能がありながらヴォルフのために影で一生懸命援助する役回りです。
世が世ならナンネールも表舞台で活躍できたでしょうに、でもそれは彼女の運命なんですね。
ヴォルフの才能を見抜いたのは父親だけではなく、主君コロレド大司教もヴォルフの才能に恐れおののくほど心酔しており、その権力でヴォルフの才能を独り占めしようと画策します。
祐さんは、やっぱり威圧的な役が似合いますね~。
声量のある歌声も気持ちいいくらいビシバシ飛んできました。
それと祐さんのセリフの部分、低音の心地よい響きと悠然としたリズム感が素敵でした。
祐コロレドが歌う「神よ、何故許される」というナンバーに、自分に逆らう傲慢で無礼なヴォルフに激怒しながらも、その才能の偉大さに打ち震える複雑な心境がよく表現されていて思白いです。
さて奇跡の子、神童と呼ばれるヴォルフですが、彼には何一つ自由は許されず、成長したヴォルフはそんな状況にだんだんと窮屈さと息苦しさを感じ始め、父親と衝突、大司教にも反抗しまくり、自由奔放な世界へと飛び出していきます。
ヴォルフの傍らには、いつもアマデという彼の分身が存在していて彼が神童と呼ばれた頃の姿で寄り添っています。
アマデは、モーツァルトの良心、光の部分なのではないかと思います。
音楽以外の分野では全く無知で、無頓着なヴォルフは、放蕩の限りを尽くします。
芸術家って多かれ少なかれそういう部分があるのではないでしょうか?
もっと自由な時代に生まれていたら、もっと才能を発揮できたでしょうし、もっともっと素晴らしい音楽がこの世に出てきていたかもしれません。
でも、そういう歴史上の人物は他にもたくさんいると考えれば、これもヴォルフの人生だったんですね。
「僕こそ音楽」というナンバーには、まるで音楽の神様が天から下りてきたかのようにヴォルフの頭が音楽でいっぱいな状態がテンポ良く歌われていて、さらに何物にも縛られたくない自由でいたい気持ちが溢れています。
次から次へと音楽が身体から溢れてくる、とにかくじっとしていられない、そんな状態ですから、それが開放されない状態になればなるほど精神のバランスが崩れてきます。
ヴォルフは、だんだんネガティブな方向へと堕落していってしまいます。
いつもじっとヴォルフの側にいたアマデの羽根ペンを動かすスピードが早くなり、ついには羽根ペンをヴォルフの手に刺しその流れる血で音楽を書いたり、ヴォルフに飛び移って首をしめたりするところはかなりこわいです。
自分自身の中の光と闇の戦いみたいにみえなくもないです。
ついには、内なる狂気の世界に呑み込まれ発狂してしまいます。
最後の場面展開には息を呑みます。
「影を逃れて」というナンバーを聴くと、いつもウルウルきます。
前奏曲が流れ始めた段階でもうダメです。
ヴォルフだけでなく、みんな多かれ少なかれ抱えている心の叫びとシンクロしてしまうのです。
ヴォルフの場合、世の中から、権力から自由になりたい、自分の運命から、自分の殻から、自分の影からも自由になりたいと叫んでいるわけで、とにかく苦しくて苦しくてしようがなかったんでしょうね。
そうなるともうこの世界で生きていくことはできなくなっちゃうんですね。
生きたまま生まれ変わることだってできたのに・・・・
フランス革命勃発直後に亡くなったとパンフに書いてあったので、もう少しで自由な時代がきたのにねと思ってしまいます。
もう一人のヴォルフ役は、ニューキャストの山崎育三郎さん。
「レ・ミゼ」のマリウス役で注目し始めた彼でしたが、これが予想以上に素晴らしかったです。
歌優先な私ですので、歌が素晴らしいとそれだけで満足しました。
もちろん、歌だけでなく、熱い演技にも感激しました。
余談になりますが、山崎さんのブログを最近チェックし始めたのですが、彼は料理が好きで劇場にもお手製のお弁当を持っていかれるそうで、ブログにもたびたびアップされています。
それを見ては癒されている私です。
公演後のトークショーでもお料理のことを話されていましたよ。
トークショーには、山崎さんとシカネーダー役の吉野さんがご登場でした。
吉野シカネーダー、期待通り、はじけていましたよ。
私は、手足の長い吉野さんの華麗でキレの良いダンスが大好きです。
コンスタンツェの島袋寛子さん(前回はHIROでしたが、今回変更されてますね)は、今回は落ち着きが出ていてヴォルフと結婚後、すれ違い始めた頃の深みのある演技が良かったように思いました。
最後にヴァルトシュテッテン男爵夫人役の香寿たつきさん。
母性を感じさせる男爵夫人が素晴らしかったです。
優雅な立ち居振る舞いとしっとりとしたセリフ回しは、まさに宝塚のものですね。
男爵夫人はヴォルフをウィーンへと導いてくれた人ですが、彼女はヴォルフの才能もヴォルフのいつまでも心身ともに自立できない子供っぽさも見抜いており、ヴォルフを叱咤激励します。
ふんわり優しいだけでなく、時にはいつまでも依存心の強い子供っぽいヴォルフを諭すのです。
香寿さんの歌う「星から降る金」は、beautiful、wonderful でした。
以上、思いついたまま書いてみました。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
グッズを2点、購入しました。
バッグチャームとモーツァルトテディストラップです。

韓ドラをほとんど見ない私が、最近、「ラスト・スキャンダル」に嵌っています。
当直明けで帰宅し、たまたまTVをつけた時、放送されていたのがこのドラマだったわけですが、私の韓ドライメージを払拭するほど軽快で爽やかで楽しいスキャンダル・ラブコメディなんです。
今、後半に入っているのですが、コメディでありながら、かなりシリアスな展開になっており、次回放送が気になって気になって仕方がないって感じです。
で、我慢できずに詳細ストーリーを書いていらっしゃる方のブログを最後まで全部読んでしまいました。
これで落ち着きました~。
昼ドラの枠での放送なので、吹き替えと字幕のセリフが一致していないのが笑えます。
役者さんの生声で見てみたいので、今度、時間がある時にDVDを借りて、ゆっくり見ようかなと思っています。



しかし、これが、チェ・ジンシルさんの遺作となったのは悲しいことです。
続編が決定していただけに残念でなりません。
大沢たかおさん主演の「ファントム」と「アンテプリマ」のコラボオリジナルグッズを手に入れました。
「アンテプリマ」の人気商品ワイヤーバックと「ファントム」の仮面と薔薇の花をモチーフにした携帯チャームです。
カラーは、シャンパンゴールド。
リング部には、ラインストーンと「アンテプリマ」の文字が入っています。
キラキラして、とても素敵なチャームです。
11月になりましたね。
今年もあと2ヶ月になりました。
仕事関係では、先週、病院機能評価受審(Ver6)が無事に終わりました。
それから個人的には感染分野の専門の認定が取れたのと、もう一つ糖尿病療養指導士の3回目の更新が認定されたのと、その他各種の研修会関係も終わりました。
キャパオーバーに何度も爆発しそうになりながら、ひとまず落ち着いたところです。
今日は久しぶりに一日中、爆睡しておりました。
今年は、あと来月中旬に大きなセミナーが残っているのですが、これは受講するだけなのでぜんぜん気が楽です。
むしろ楽しみにしているくらいです。
というわけで、観劇スケジュールを立てるとしたら、今年はもう今月しか残されていません。
で、今年最後の観劇遠征に行ってこようと思います。
先日から開幕した大沢たかおさん主演「ファントム」と「モーツァルト!」の梯子をする予定です。

公式HPでの大沢さんコメントを見ると、前回とは全く違ったファントムを演じるということなので、前回と比較しながら楽しもうと思います。
ほんとに楽しみです。



