黎明館でリカちゃん展を見た後、小雨の降る中、西郷隆盛銅像近くまで歩いていくと、「西郷隆盛銅像 展望ホールK10カフェ」の案内板の矢印が目に入りました。
西郷隆盛銅像横のビル5階に2015年4月にオープンしたようですが、今までこの辺りを歩いて通ることがほとんどなかったので知りませんでした。
ちょうどNHK大河ドラマ「西郷どん」が最終回を迎えたばかりだったせいか、この不思議な展望ホールカフェに興味が沸き、覗いてみることにしました。
このカフェは、西郷さんの曾孫の西郷隆夫さんがオーナーですが、実質的にここを経営しているのは、西郷隆盛の妻 イト(糸子)さんの弟の曾孫である店長の若松宏さんだそうです。
若松さんは、陸上自衛隊を定年退官後このカフェの店長をされているそうです。
カフェは2面が窓になっているので鹿児島市街地、桜島、鹿児島城(鶴丸城跡)などパノラマの景色も楽しめます。
この日は小雨が降っていましたので少し霞んでいますが、間近に西郷隆盛銅像を眺めることができます。


私がカフェの中に入ると、店長の若松さんが数名の観光客の方を相手に熱心に西郷さんにまつわる歴史を語られているところでした。
2018年は明治維新150周年という節目の年でもあり、いろんなTV番組の取材の方々や観光客がこられるようです。
ここには飲食メニューと一緒に「歴史メニュー表」なるものも置いてあり、「この話しが聞きたい」とリクエストすると、若松さんが熱く語ってくれます。
ここで、K10カフェ(ケーテンカフェ)の意味がわかりました。
店内に掲げられている文字・・・・敬天・・・なのね!
全くの前知識なしでなんとなく入ったカフェだったのでそこに結びつきませんでした。
西郷隆盛が目指した「敬天愛人」、そして西郷どんは本当にこれを実践された偉大な方です。

店内には所狭しと西郷さん関連の焼酎や西郷隆盛の曾孫でもある陶芸家 西郷隆文氏の作品や西郷さんにちなんだオリジナルグッズや書籍等が並べられ販売もされていました。


店内にはたくさんの西郷隆盛肖像画がありましたが、若松さんによるとその中で実物に最も近い西郷さんは下の肖像画だそうです。
温和な表情しか知らなかった私は、厳格そうなお顔にビックリでした。
意外だ~~~。
しかし、若松さんのお話しを聞けば聞くほど西郷隆盛の尊い精神、偉大さが伝わってきて感動します。

若松さんは西郷どんの衝撃の真実を熱く語ってくれます。
歴史に疎い私でもわかりやすく丁寧に軽快なテンポでお話しして下さるので、お話しに夢中になります。
また、その内容は興味をそそられるものばかりなのです。
裏歴史メニューというやつです!
私の怪しい脳内フィルターを通してですが、若松さんからお聞きしたお話しの中で記憶に残った内容をここに少しだけ書いておきますね。(遺恨話が多いので興味のない方はスルーを!)
【大久保関連】
・大久保は今でも鹿児島では歓迎されていない。
・鹿児島では女達は大久保の命日には赤飯をたいている。
・西郷は朝鮮、中国とアジア圏を作りたかったが、大久保が行かせようとしなかった。
・大久保は西郷が新政府を辞めて鹿児島に帰ってから設立した「私学校」をつぶし、西郷一族を残らず鹿児島から追い出した。
・西郷の親族の中で鹿児島に残っているのは、この若松さん一家だけらしい。
・菊次郎は台湾に左遷後京都市長になった。
・寅太郎はドイツに留学という名の左遷。
・若松さんは、「だけど、大久保の子孫は悪くないんだ。」とフォローされていました。
【薩長土肥のココでしか言えない遺恨話】(でも書いちゃう)
・桂小五郎は逃げ回る卑怯な奴。人徳がなく誰もついていかない。
・大久保も同じ。人がついていかない。
・しかし長州は福岡とともに朝鮮半島に近い。だから同盟を結んだ。
・しかし、潰しておいた方がよかった。吉田松陰、 安倍・・・と山口からはろくなの出ない。
【坂本龍馬】
・坂本龍馬が高千穂峰の天逆鉾を引き抜いたというエピソードはウソ。
天照大神を祀った伊勢神宮関連のものに対し、そんなことをしたら伊勢が黙っていない。
・龍馬が新婚旅行で高千穂に登ったエピソードもウソ。
・坂本龍馬は、歴史の教科書から消える。理由は歴史における重要度が低いから。
・司馬遼太郎が暴露されてきている。
【大河ドラマ西郷どん】
カフェにある大きなTVでは、『西郷どん』の最終回の録画が繰り返し流されていました。
この最後のシーンについて若松さんが興奮しながらダメ出しされていました。
「西郷軍が城山に籠るのはおかしい。鶴丸城(鹿児島城)より高い位置にある城山に籠るということは、殿様の頭より高い位置になることであり、普通、首が飛ぶ。」
「西郷が息絶えるシーンでは、うつ伏せでなく仰向けになって死んだ。仰向けに死ぬのは武士にとって恥さらし。だから切腹では前のめりになって死ぬ。それが切腹の意味である。
林真理子は西郷さんのこの最後のシーンでドラマ全体を台無しにした。」
以上、ほんの一部ですが若松さんの熱いお話しを書いてみました。
若松さんのお話しは、「歴史メニュー」、「裏歴史メニュー」とも全部制覇したいくらい興味深い内容でした。
店内にロンブー淳のサイン色紙が飾ってあったので、若松さんにお尋ねしたら、TV番組の取材陣と一緒に来店されたらしいです。
若松さんの歴史話しに興味を持った淳は、取材が終了した後も一人残って若松さんにいろいろ質問し、「歴史感変わるわー」と感激することしきりだったそうです。
西郷の家系で現在は、5代目 隆太郎 さん(30代)が東京在住とのこと。
ちょうど私がカフェにいる時に若松さんの携帯が鳴り、その相手が隆太郎さんだったようで、今でも西郷さんにまつわる家系の方々とはお付き合いがあるそうです。
さて、ここでしか聞けないような毒舌まじりの歴史の真実のお話しに引き込まれすぎて、飲食メニューを注文するタイミングを失いそうになりましたが、小腹が空いていたのでしっかりスイーツセットを頂いてきましたよ。
○十をデコレーションしたこちらのケーキは、黒糖の生地と種子島の安納芋のクリームを使ったロールケーキです。
めちゃ美味しかったです。
あと、ここのコーヒーは何杯でもおかわりしたいくらい美味しかったです。

最後に記念撮影していただきました。
いあー、一人でふらっと入ったカフェなのに結局3時間も居座ってしまいました。

薩摩がなければ今の日本はなかった
日本は世界の雛型。日本がなければ世界は終わる