ターンキー契約
今年は、被爆そして戦後80年ということで、
過去の記事を、引用して、再度、繰り返し書きます
毎年書いていた記事をひつこくもう一度
15前(2011年)のETV特集の感想手記をここに載せます
NHK ETV特集「日本原子力発電史①安全神話の形成から崩壊までの半世紀を検証」を途中から見て
福島第1原発の設計はアメリカへのターンキー契約(設計から製造まで丸投げ)でした
津波にやられた福島第1原発の非常用発電の設置場所はアメリカの設計だったそうです
同じ位置にサブの発電機を配置したことも、日本が疑問に思っていても、ターンキー契約だったので設計変更で余分な設計変更費が発生することを恐れて、何も言わなかった
また、軽水炉の炉心(マーク1)の設置も海抜35mから10mまで削って、設置されました
それはアメリカの設計したポンプが35mも組み上げられないせいでもありました
その設計変更もできなかった日本
すべてはコスト安、経済性を重視したために、安全性がおそろかになってしまいました
これが、日本の原子力建設だったということになると、後、日本にある原発でターンキー契約であるものは何基あるのでしょうか?
15.7mの津波の高さを巡って、裁判沙汰になっています
その前に、ターンキー契約に問題は無かったかどうかの方が重要に思ってしまいます
今からでも遅くない、他の原発に対して、至急、見直し・調査が必要ではないか?
物造りはもとより、政治の世界でも丸投げは、恐ろしい結果を導き出すのではないか?
(去年の記事をそのまま引用しました)