英雄や、正義なんて、見方を変えるとがらりと変わる | ☆ワシの終活☆

英雄や、正義なんて、見方を変えるとがらりと変わる

今年は、被爆そして戦後80年ということで、

過去の記事を、引用して、再度、繰り返し書きます

2014年の記事をもう一度

2013年、夏、アニメ映画「風立ちぬ」を映画館に見に行きました

ゼロ戦の生みの親、堀越二郎の半生を描いたアニメ映画

そして、2014年始めに、百田尚樹さんの原作を映画化した映画「永遠の0(ゼロ)」を映画館に見に行きました

さらに、同じ時期、BSで放送されたドラマ「撃墜 3人のパイロット」(前編・後編)で録画したものを一気に見ました

ゼロ戦ではありませんが、終戦末期に作られたゼロ戦を上回る性能を持つ紫電改を取り巻く、パイロットの生き様を描いたドラマでした

いずれも、太平洋戦争中のお話

ある者は設計者として、ある者は操縦士として、愛する人のために、家族のために、生きるために、必死にその時代を駆け抜けた人たち

ドラマ「撃墜 3人のパイロット」は、前編・後編を合わせて、3時間にも渡るドキュメントドラマ

「風立ちぬ」のように実在の人物をもとにして、ドラマとドキュメント(本物の写真・手紙など)を交えて描いていたので、3時間が長く感じられませんでした

1984年、アメリカ海軍の元パイロット、ロバート・アップルゲートのもとに、一人の歴史研究家が訪れる

彼は、愛媛県久良湾で引き上げられた旧日本軍最強の戦闘機「紫電改」の写真を見せ、この戦闘機を撃墜したのはあなただと告げた操縦していたのは、後に「空の宮本武蔵」と呼ばれることになる名パイロット・武藤金義であると言う

自分が撃墜したのはどんな男だったのか

調べるうちにアップルゲートは、武藤金義も日中戦争で中国空軍の英雄であるパイロット・楽以琴を撃墜していたことを知る

中国の英雄を日本の英雄が撃ち落とし、その日本の英雄をアメリカ人である彼(アップルゲート)が撃ち落とす

3人のパイロットの不思議な因縁を感じたアップルゲートは、大空に散った2人の人生を知る旅に出た…

(NHKサイトより)

中国の英雄:楽以琴も、日本の英雄:武藤金義も、親がいて家族があった

どこにでもある普通の家庭の一般的な人だ

現在と違っていたのは、彼らは戦いのまっただ中にいて、その波に流されていったということだ

生きていれば未来もあった

生き残ったアメリカ人は、平和な世の中で、普通に生活を送る

でも、アメリカは泥沼のベトナム戦争を起こし、その状況をまざまざと見せつけられる

生き残っても、戦争は終わっていなかった

ドラマの中で、武藤金義が我が子を抱いて言う

「英雄なんてことはどうでもいい。俺はこの子のとうちゃんでいい!」

中国の英雄:楽以琴も、戦死してしばらくは英雄だったが、政治が変わると世の中は手のひらを返したようにその存在を除外してしまった

英雄や、正義なんて、見方を変えるとがらりと変わる

それが戦争なんだ

どんなに凄い飛行機を作っても、それで人を殺せば、殺人兵器

戦争は、人のささやかな幸せ・生活をすべて奪い去っていく

そう思いました

さて、このドラマでは、戦後1978年11月愛媛県南宇和郡城辺町(現・南宇和郡愛南町)久良湾の海底で1945年7月24日の未帰還機と思われる紫電改が発見され、その後引き上げられる場面があります

この紫電改は、現在、愛南町南レク馬瀬山公園の「紫電改展示館」に保存・展示されています

(ウィキペデアより)

この紫電改と自分は、1992年5月に出会っています

バイクで四国を独身最後の1人旅したときです

プロペラは大きく曲がっていましたが、機体の大きな損傷が無く、全体が綺麗に修復されていました

機体の前で撮ってもらった写真が手元にあります

当時の戦闘で未帰還者は6人

この機体が武藤金義さんのものかは遺品などは残っておらず特定は困難だったそうですが、301飛行隊の機体と思われることなどから武藤金義さんの機体である可能性も大きいと言われています

いずれにせよ、このドラマを見て、ドラマに映し出された紫電改と自分が会った紫電改が、同じだったということに驚きを感じました

そんないろいろな思いを感じ、ドラマを見終えました

日本人が始めて所有する空を飛ぶゼロ戦が、日本の空を飛んだことがありました

血みどろの歴史を戦い抜いたゼロ戦

多くの日本人がそれを見て何を感じてくれるだろうか?