「トンネルの森 1945」 | ☆ワシの終活☆

「トンネルの森 1945」

今年は、被爆そして戦後80年ということで、

過去の記事を、引用して、再度、繰り返し書きます

10年前(2015年)の記事をもう一度

「少女が見た戦争 「魔女の宅急便」の角野栄子さんが新刊(朝日新聞デジタルより、2015年7月)」

「魔女の宅急便」で知られる作家の角野栄子さん(当時80)が、自分の戦争体験をもとにした新しい物語「トンネルの森 1945」を出版されています

角野栄子さんは、主にファンタジーを手がけてこられましたが、戦争を題材にしたのは初めてだそうです

 ――なぜ戦争を描いたのですか。

(角野栄子さん)母のことや、昔移民として暮らしたブラジルのことは書いたけど、まだ戦争のことは書いていないなと思ったんです。戦争の話というと大人の解釈が入りがちですが、終戦当時私は10歳でしたから、10歳の子どもの目を通した戦争だけを書こうと考えました。良い悪いの判断は読者に委ねて、私が経験したことの中に物語を入れていこうと。

 ――ご自身は、戦争をどう受けとめていますか。

(角野栄子さん) 戦争はもうこりごりだと、経験した人は誰もが思っていると思います。物語にも書きましたが、例えば防空演習に参加しないと「あの人は協力しない」なんて言われた。

 これからの時代を、そうやって一つの考えに組み込まれて生きていくのは嫌だなと思う。日本の人って意外と、今の暮らしの中でも、「同じじゃないと嫌だ」ってところがあるじゃないですか。子どもたちも、同じじゃないと仲間に入れないとか、同じ番組を見ないと話が伝わらないとか、あるでしょう?

 でも、一人一人が自分のことを受けとめて、引きずられない自分というものを持つ人が増えてほしいと思います。私は、物語を書くことで、子どもたちに期待しているんです。

 《あらすじ》

太平洋戦争が始まり、幼くして母を亡くした少女イコは、まだなじめない父の再婚相手と、生まれたばかりの弟と3人で千葉県の小さな村に疎開した

村の学校では、家の近くの暗い森で脱走兵が自殺したとうわさに

慣れない田舎で、イコは孤独と飢えに必死で耐えていたが、ある日父のいる東京が空襲で焼け野原になってしまう…

角川書店出版、1200円(税別)(当時)

終戦80年になり、最後のチャンスを思っている人が多いのでしょうか、多くの著名人が語り始めたり、このように本を出版したりしています

今ある記憶が無くならないうちに、記録しておく必要があるでしょうね

そして、それを後の人たちは陳腐化しないようにしたいものです