推しキャラ(その1)黒影豹馬・ブラックジャガー(17)
黒影豹馬・ブラックジャガー(black jaguar)
「風雲ライオン丸(1973年)」(17)
ブラックジャガーを含めて、豹人間のキャラクターについて
動物好きで知られるうしおそうじ氏だが、
「人間以外で最高にフォルムの美しい生き物は何と言っても猫科の動物だ」
と言う
それで、うしおそうじ氏は、猫科のヒーローを考えていたのだろう
そして、中でも豹へこだわりは、
「豹って動物は、走る姿がスマートで最高に美しんだけどね」
と言う言葉からでもわかります
それが、「豹マン」や「ジャガーマン」となり、造形家の高山良策氏にそのマスクを金色の豹のキャラクターとして「シルバージャガー」を頼んだのだろう
ライオンも虎も、風格があり、のしのし歩くという感じが強い
爽快に走るのは、やはり、豹やジャガーやチーターなどの、豹タイプの獣だろう
「荒野を走る黒豹(ブラックジャガー)」では、ブラックジャガーを林の中を少し走らせているが、表題のように荒野をもっと走るブラックジャガーを見せたかったのではないか?
うしおそうじ氏は、風雲ライオン丸では、ライオン丸のロケット変身が気に入らなかったのもあって、怪傑ライオン丸とは違い、1話・2話で企画にかかわるのをやめてしまったらしい
それが、ブラックジャガー(黒影豹馬)のキャラクターを破たんさせてしまった原因かも
うしお氏と高山氏が、ともに取り組んだ、「豹マン」「ジャガーマン」「シルバージャガー」は日の目を見ることはなく、唯一、世間に送り出せた「ブラックジャガー」も人気も出ぬまま消え去る
高山氏はうしお氏に向けて、病症の中「こんどこそ豹人間の決定版を作りますよ」と言い続けて亡くなっている
両者の思いは、達成されていないということか?
サンケイ新聞に掲載された漫画「風雲ライオン丸」で、若林不二吾(うしおそうじ)が描いた黒影豹馬はテレビとは違った雰囲気だった
ただ、白黒漫画ということもあったのか、全体的に黒いブラックジャガーは何か雑に描かれていたようにも思えた
豹人間であるブラックジャガーの降板が決定された後と考える時期に、ザグロに豹馬が殺されるシーンを描いている
それも、ズクの金縛り光線を受けて、ブラックジャガーに変身する間も無く、ザグロの鉾が、豹馬の刀をへし折り、頭を砕く
何もできないままに、死んでしまった豹馬
豹馬の死の間際の言葉が
「おいら人生あまくみた」
うしおそうじは、今回も豹人間が成功しなかったことをこの言葉に込めたのだろうか?
そして、一峰大二の漫画では、うしおそうじは、ザグロの鉾が、ブラックジャガー(漫画ではジャガーマン)の刀を真っ二つに切って、その後、鉾がブラックジャガーの頭に食い込むシーンを描いている
これだけでも絶命なのに、さらにザグロの散弾攻撃で、ブラックジャガーの五体をバラバラにし、ぼろきれのような死体を描写する壮絶な死を描かせたのはなぜだろう?
壮絶な死によって。ブラックジャガーを印象つけたかったのだろうか?
高山氏とうしお氏の豹人間に対する両者の思いは、叶う時が来るのだろうか?
1973年の風雲ライオン丸以降、1973年に鉄人タイガーセブンを製作したが、そこには豹族はいなかったと思う
しばらくして、1980年に豹族の復活として、1980年に「シルバージャガー」の企画を進めるが、パイロット版で終わってしまう
まるで、1968年アメリカ製作の「猿の惑星」をほうふつさせる「豹の惑星」に展開させる豹の世界
これが、軌道にのっていたら、うしお氏も高山氏も、思う存分、豹人間を作り上げていたのだろう
残念
その間、栗本薫氏が豹頭の戦士の活躍する小説「グイン・サーガ」を1979年から世に出し始める
そのことをうしおそうじ氏は、知っていただろうか?
これこそ、うしお氏や高山氏が作りだした「豹マン」や「ジャガーマン」を使って、世界観を広げたもののように見えてしまうのは、自分だけだろう?
(どこかの動画で、「ジャガーマン」の動画を使って、「グイン・サーガ」のオープニングを作りだしている人もいるぐらいだから)
「グイン・サーガ」は著者の栗本氏が亡くなったあとも、物語が続く、ロングヒットとなっている
2009年に「グイン・サーガ」がアニメ化されたが、これが実写化されたら、豹人間の復活にはならないだろうか?
すべて、CGやVFX、そして、特殊メイクとなるのだろう
日本では作ることはできないでしょうね?
映画「ブラックパンサー」のように、アメリカしか作れない世界観と内容だから
もう、うしお氏も高山氏もこの世にいないが、自分が生きている間に、豹族が復活しないものだろうかと思う
(意見には個人差があります)
自分の推しのこだわり
(つづく)




