ヒロシマあの時、原爆投下は止められた : いま、明らかになる悲劇の真実
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毎年、この時期に繰り返し記事にしているものを再度、書きます
15年前の日テレの23時からのNEWS ZEROで、知花くららさんが、祖父の沖縄戦の話を取材したコーナーを拝見したことがありました
彼女は沖縄出身ですが、祖父母から沖縄戦がどうであったか聞いた事がなかったと言います
戦争体験者の高齢化が進んでいる今、その事実を話す人が少なくなっています
戦争を知らない自分たちはその事実を受け継いで、子ども達に継承していかないとならないでしょう
(事実を伝えるために)
知らない事は恐ろしいことです
また間違った受け取り方をしても良いとは言えません
広島出身の自分でさえ十数年前までは、あまり考えてもいませんでした
でも、今は危機感を感じる事があります
そして、13年前のNHKの教育番組にて、小学生・中学生が、今後、戦争が起こり、また、彼らが巻き込まれる不安を抱いているレポートを書いているのを見て驚きました
また、沖縄戦で、祖父が戦って亡くなった子どもが、祖父の亡くなった場所に行って、思いを告げるシーンを見て、胸が詰まる感じがしました
戦後60年であった19年前も、女優の綾瀬はるかさんが、広島で祖母に初めて、被爆の現状をレポートして、その惨劇を知った事がありました
(これは、「ヒロシマ あの時、原爆投下は止められた」と言う本になって発売されています)
13年前は、モデルの相沢紗世さんが、自身被爆三世ということを告白し、NHKの原爆関係の特番に出演されていました
12年前も8月6日のNHK放送で吉永小百合さんほか多数の歌手が集まり、平和の祈りを込めたコンサートを行っていました
吉永さんは、このほか、広島・長崎さらには沖縄の惨劇に対する詩の朗読を行っていらっしゃいますね
この活動は、もう毎年行われる恒例のこととなってきました
少しでも、それが、広がって、戦争に対する拒否の意識を持ってもらうためです
長崎の高校生たちは世界への働きかけをおこなっているようです
「微力だけど無力じゃない」
いい言葉ではありませんか
隣町で毎年行われていた原爆の朗読劇
残念ながら、これは最近終わっていました
タレントさんの活動ではないですが、市民の有志の活動でした
国民の戦争に対する意識はどんどん薄くなっているのではないでしょうか?
戦争経験者の口は堅いです
トラウマになっているからだと思います
いまこそ、戦争体験者にその事実やその目、耳、体で感じた事を聞いて、手遅れにならないように、私たち戦争を知らない世代が継承して行かねばならないでしょうね
でも、国民全体にそれを意識させるのは、凡人である自分たちより、メディアに影響力がある吉永さんや知花さんなどのタレントさん達の力も必要だと思います
そして、ネットワークが発達した現代では若い人たちの力も可能性を秘めていると思います
以下で、被爆者・戦争体験者のインタビューを見ることができます
http://hiroshima.mapping.jp/
http://nagasaki.mapping.jp/
The Peace Learning Archive in OKINAWA 沖縄平和学習アーカイブ
http://peacelearning.jp/
(2007年8月9日の手記を引用しました)