(宇宙1530)12月の天体ショー
暦の上では冬
今年の冬はどうなのでしょうか?
寒いのだろうか?暖かいのだろうか?
「「少なくとも普通の冬ではない」と、NASAが断言してしまいました(GIZMODOより、2015年10月)」
「エルニーニョ現象、年末までに過去最大規模に=世界気象機関(ロイターより、2015年 11月)」
先月(11月16日)、WMO(世界気象機関)は、異常気象をもたらすとされるエルニーニョ現象が年末までに強まり、過去最大級になるとの見通しを示していました
既に強力でかつ成長した段階にあり、15年強ぶりの強さに発達しているということです
NASA(米航空宇宙局)と、NOAA(米海洋大気庁)の2つの機関も、さまざまな面から、今年(2015年)のエルニーニョは20世紀最強と言われた1997~1998年に匹敵しそうだと予測していました
エルニーニョ現象によって上昇する海水温は通常1~2度程度と言われますが、同年に発生したものは最高で「5度」を記録
12月に向けてピークを迎える今回も、その記録に徐々に近づいているそうです
その後、どうなのだろう?
その結果、ただ暖冬になるだけではなく、さまざまな異常気象をもたらすのがエルニーニョ現象のやっかいなところで、1997~1998年には、各地で記録を更新するほどの大雨、大雪、みぞれが降り、カリフォルニアでは洪水、フロリダでは竜巻が立て続けに発生しました
WMOのミシェル・ジャロ事務局長は、世界的にエルニーニョに対する備えは以前より整っており、過去に大きな被害を受けた国は農業、漁業、利水、健康などの面で準備を進めていると述べているそうです
ただ、気候変動や温暖化で地球の環境は大きく変化し、エルニーニョ現象も過去にはあり得ない規模になっていると警戒を促しています
この冬は、気象情報に要注意ですね
暖冬になれば豪雪になり、また、災害の恐れがあり、複雑な気持ちです
そんな思いをよそに、夜空は変わらずあります
12月は空気が澄んでくるだけに、夜空の星々は輝きを増してきます
12月8日は、夜明け前のにぎやかな空
夜明け前の東天では、明けの明星の金星や木星、赤い火星などが斜め一列に並んで輝きにぎやかな光景を見せてくれるようです
さらに、金星の下には月齢26.1の細い月もあります
おまけに、8日はその月の斜め上に4等級になったカタリーナ彗星がいます
4等級なので双眼鏡で見てください
おまけですが、水平線の見えるところで何も障害物の無いところでは地平線すれすれに土星も見えるかもしれません
平日(火曜)の明け方ですから、日の出30分前の朝早い通勤通学の人は東の空を見てください
土星を除いて、下から月(横にカタリーナ彗星)、金星、(間にスピカ)、火星、木星の順に見えると思います
12月15日は、ふたご座流星群が極大をむかえます
三大流星群の一つで天文ファンに定番のふたご座流星群が極大をむかえます
今年は、12月11日が新月なので、月明かりが無く、見やすいようです
明るい火球めいたものもたくさん飛ぶようです
通常、1時間に数十個程度が期待できる流星群です
ふたご座流星群は12月15日の夜明け前の午前3時ごろがピークとされていますが、しし座流星群などのように、明け方じゃないと見えないということではありません
ふたご座は、日没後すぐに東の空に現れ、明け方に西に沈むので、ほぼ一晩中、観測することができるのです
後は、14日の夜から15日明け方までの天候だけだよね
12月22日は、冬至
天文学的には、太陽の黄経が270度になる瞬間を含む日のことを言います
太陽の南中高度が最も低くなる日です
(黄経:太陽が1年かかって天空の星座のなかを動いていく経路を黄道と呼び、その道をと春分点を中心に座標を作ったものが、黄経と黄緯と言う座標になります。太陽の道が赤道のような地球儀になりますね)
12月23日は、こぐま座流星群が極大をむかえます
毎年ではありませんが、ときどき思いがけない突発的な活動を見せる流星群です
こぐま座流星群は12月23日の午前11時ごろにピークを迎えるようです
今年は12月25日が満月なので、観測条件は悪いようです
12月25日は、満月
クリスマスの夜は満月です
深夜には天頂付近に月が輝くことになります
夜中、見上げてみてください
今年最後の天体ショーですから、見納めしてください
(科学情報誌ニュートン2016年1月号と藤井旭の天文年鑑2015より)
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最後までお読み頂き
ありがとうございます♪
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そして、今日誕生日のすべての人へ
お誕生日、おめでとうございます!!
これからはじまる一年が、健やかな日々でありますように。
そして、今日あることに、みなさまのご先祖様に感謝し、明日が素晴らしい日々でありますように、祈っております
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