(戦争と平和1543)「与謝野氏憂える、2014年夏」 | ☆ワシの終活☆

(戦争と平和1543)「与謝野氏憂える、2014年夏」

去年(2014年)、この時期に目に付いた記事です


そのままの内容を載せます



「(連載:新ポリティカにっぽん)与謝野氏憂える、2014年夏(朝日新聞デジタルより、2014年7月)」


「 与謝野馨さんは自ら「全身がん政治家」というほど、若いころから四つものがんを経験している


先々週末、BS朝日から声がかかって、その与謝野さんと一緒に「いま日本は」という番組に出た


集団的自衛権について議論するためである


 「大事な岐路だ。どっちに行ってもいいが、やるならちゃんと議論しないと。気分でずるずる行くのはよくない」


 与謝野さんは、いま咽頭(いんとう)がんのせいで声が出ない


のどを指で押さえて食道から空気を出して声を出す


むかし、一緒にシャンソンバーで歌った美声は聞けない


 与謝野さんのブログから引用したフリップが用意されている


 「日本は、日本国憲法によって運営されている。その憲法の解釈をロクな議論をせずに変えるという。日本の総理大臣はそんなに偉くない」


 与謝野さんは第1次安倍政権の末期の30日間、官房長官を務めた


その与謝野さんが、安倍さんの一存で勝手に解釈を変えたらいけないとクギを刺しているのである


 「梶山静六さんから、われわれの世代は戦争がいかに悲惨なものか知っている、与謝野君、よく覚えておいてくれと言われたんですよ。あの戦争で310万人が死んで、その半数は餓死だったんですよ」


 梶山さんが官房長官のとき与謝野さんは副長官で仕えていた


梶山さんは陸軍航空士官学校出で、田中角栄門下の武闘派といわれた


与謝野さんは、改憲派の雄中曽根康弘さんの弟子だけれども、梶山世代までの戦争体験の反省が憲法9条を産んだことを軽んじてはいけないと思っている


のどから音を絞り出してテレビ出演したのは、9条を勝手に解釈する安倍さんの暴走に、いてもたってもいられなかったかららしい


■「チボー家の人々」と第1次大戦


 パソコンで与謝野さんのブログ「馨は語る」をのぞいてみた


 そこに、100年前の夏(ヨーロッパメモ)という記事が載っていた


 1914年6月28日、オーストリアの皇太子夫妻が訪問中のサラエボで、セルビア人の若者に暗殺された


それをきっかけにドイツ、オーストリア連合とセルビアに味方するロシア、フランス、イギリスの間で第1次大戦が始まった


いまでいえば、「集団的自衛権」のなせるわざである


 ブログの記事には、フランスの作家ロジェ・マルタン・デュ・ガールが名作「チボー家の人々」で、欧州が戦争に駆り立てられてゆく「1914年夏」を詳細に描いていることを紹介している


そうだった、私もまだ10代のころ、「チボー家の人々」を熱に浮かされたように読みふけったものだったこの6月末でちょうど100年なのか。


 純情でぎこちない青年ジャック、その恋人ジェンニー、兄の医師アントワーヌ


青春の愛と苦悩のなかで、ジャックは社会改革にめざめ、国を超える労働者の連帯を夢見る


サラエボの暗殺で欧州は不穏な空気に支配される


労働者は国家の壁をこえて「戦争反対」に動くべきではないのか


 ジャックはフランス社会党の指導者ジャン・ジョーレスが「戦争の惨禍」を演説するのを聞いた


ジョーレスは暗殺される


新聞が戦争をあおる


国難きたる! 国家総動員! 剣を抜け! ぷかぷかどんどん! 大戦争に駆り立てる太鼓のひびきだ!


 インターナショナルの連帯はあっというまに崩壊して愛国者たちが跋扈(ばっこ)する


ジャックは飛行機から反戦ビラを撒(ま)こうとして死ぬ


ジェンニーのお腹(なか)のなかにはジャックの子が残されていた……


■逆走せず、平和主義に誇りを


 BS朝日の番組で、与謝野さんは「小選挙区ですからね、執行部に反逆する態度はとれない。せいぜい持ちあげる。そういうサラリーマン気質になってしまった」と自民党の現状を憂え、連立の公明党については「平和の党としてブレーキ役になるはずなのに。いまの時代、権力にひきずられてしまう政治構図がある」と語った


自民党との協議に臨む公明党の某氏は安倍さんとゴルフをしたり、自民党に高級トマトを差し入れたりしているうちに、いよいよ集団的自衛権行使容認の閣議決定の運びとなってしまった

 1914年夏、「どうせ3カ月ぐらいの戦争だから」と物見遊山で若者たちは出征した


だが、しかし、戦線には新鋭の機関銃が登場しバタバタと殺され、お互いに塹壕(ざんごう)にたてこもって4年間の長期戦になる


毒ガスが登場して、「チボー家の人々」のアントワーヌはこれを浴びて死ぬことになる


第1次大戦は1千万の死者を出した


 与謝野さんのブログのその記事は、「同盟国が攻撃されたら我が国が守らねば、といった短絡に走るな」と結んでいる


 他の国の戦争にうかうかと手を出す短絡的な政治指導者、すぐ興奮して愛国のこぶしを振り上げる


人々反戦の政治家を国賊よばわりし、外敵を仕立て上げ、それを新聞が煽(あお)り上げる


なんだか100年後のどこかの国に似たところがないか


 6月26日夕、欧州連合(EU)加盟28カ国の首脳は、第1次大戦の激戦地だったベルギーで100年目の追悼式典をした


欧州はもうひとつ、第2次大戦を経験した


 日本は憲法9条を持って、その欧州よりもっと先に進んだ平和主義の国になっているというのに、なんで、「集団的自衛権」に逆走しようとしているのか


もっと、日本の平和主義に誇りを持てないのか(早野透=桜美林大教授・元朝日新聞コラムニスト)」



この記事を読んで、思わずうなってしまった


国民の覚悟が見えないままに、法案がどんどん先行している


いったい、この国は何処へ行こうとしているのか?


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最後までお読み頂き
ありがとうございます♪
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そして、今日誕生日のすべての人へ
お誕生日、おめでとうございます!!
これからはじまる一年が、健やかな日々でありますように。
そして、今日あることに、みなさまのご先祖様に感謝し、明日が素晴らしい日々でありますように、祈っております
(・∀・)


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