(科学1327)レアアース・レアメタル、「とる」から「育てる」へ?
去年まとめた記事をもう一度掲載します
「太平洋海底に巨大レアアース鉱床、陸上埋蔵の1000倍か (ロイターより、2011年7月)」
一昨年(2011年)、東京大学の研究グループが、太平洋の海底でレアアース(希土類)の巨大鉱床を発見したことを明らかにした記事でした
発見された鉱床のある場所は、ハワイ沖からフランス領タヒチ島周辺まで広がり、大半は公海の海底
世界のレアアース年間使用量の約20%をまかなうことができる ほどだということでした
レアアースは世界の年間生産量の97%を中国が占め、輸出制限等で、その資源取得について、世界は躍起になっていますね
資源を持たないと言われている日本も、日本近海の海底調査を本格的に行っています
一部のレアアースは、鹿児島県の錦江湾にあるとか、尖閣諸島にあるとか、いろいろいろなニュースが飛び回っています
本当に、日本で採掘するところは無いのでしょうか?
そして、次の記事を見て、自分は考え方を早急に変えた方がいいのではないかと思いました
「海底資源は「とる」から「育てる」へ?(科学情報誌ニュートン2012年6月号より)」
深海底には、熱水がわきだす「熱水噴出孔」があることが知られています
熱水噴出孔では、さまざまな金属と硫黄の化合物が沈殿する場合が多く、有望な海底資源として期待されていると言うのです
このたび、熱水噴出孔に縦穴を掘り、「人工熱水噴出孔」をつくる実験が行われました
将来的には、人工熱水噴出孔から継続的に金属を採取できるかもしれないと言うのです
陸上で温泉がわき出すように、海底でも「熱水噴出孔」から熱水が噴き出しています
その熱水には地球内部から排出される様々な金属が含まれていると言われています
(実験では、銀・アンチモン・金・テルル・ビスマス等が含まれていたそうです。通常、金・アンチモンは半導体製品へ、テルル・ビスマスなどは太陽電池製品へ使われます。)
火山活動が活発で、なおかつ世界6位という広い排他的経済水域を持つ日本は、比較的多くの熱水噴出孔にめぐまれているのです
何が言いたいかと言うと、中国のようにできあがった金属鉱床から、レアメタルを取り出すのではなく、人工熱噴出孔などのチムニーを作り、そこで、レアメタルを養殖して、生産する ということができるのではないか?と言うことなのです
(詳しい生産方法は海洋研究開発機構で研究しているようです)
地球内部から無限とは言えませんが、常時排出されているレアメタルを集め生産するということは、ものつくり工場をつくると言うことと同じではないでしょうか?
ものつくりの得意な日本人、そして、熱水噴出孔にめぐまれている日本
この二つを組み合わせれば、新しいビジネス或いは産業革命もできるのではないでしょうか?
記事には、「現状の技術で、すでに採算がとれる可能性がある」と言っています
「資源を取り寄せる」では無く、「資源をも生産する(鉱物資源生産)」に切り替えるべき ではないでしょうか?
これは、将来宇宙に人類が進出する際も、応用ができる分野だと思います
若い人たちよ、考えてみないか?
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最後までお読み頂き
ありがとうございます♪
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そして、今日誕生日のすべての人へ
お誕生日、おめでとうございます!!
これからはじまる一年が、晴れやかな日々でありますように。
ヾ(@^▽^@)ノ