(科学1301)1月11日は、あるエンジニア(航空技術者)の命日
1月11日は、零戦の設計技術者堀越二郎(ほりこしじろう、1903年6月22日 - 1982年1月11日)の命日
今は亡き堀越二郎さんは、第二次大戦中の戦闘機「零式艦上戦闘機」(ゼロ戦)の設計者であり、昭和期の日本の航空技術者です
ゼロ戦については、設計者というより、ゼロ戦開発設計のプロジェクトリーダであり、設計チームの主任技術者であったと言うべきでしょう
終戦後、日本初の国産旅客機YS-11にも、恩師木村秀政先生とともに設計に携わりました
設計者というのは、とかく、視野が狭くなり(俗に言う設計バカ)、一技術に執着してしまうものです
しかし、ものつくりとは、あらゆる方面にアンテナを張り巡らし、浅く広い知識により、製品の方向を位置つけて行くものだと思っています
(これは原発のプラントについても同じでしょうね)
そして、発想の転換のできる柔軟な頭と最後まであきらめない心を持つ人間こそが、世に残るものを作り上げているように思います
現にゼロ戦設計において、堀越二郎氏は、当時の理論にそむいた操縦系統を採用して成功しています
(詳しくは、佐貫亦男著「飛行機の本」を参照してください)
(ただ残念なのことは、日本の戦闘機は搭乗員の命を守るということはなおざりにされました。攻撃こそは防御と言う精神と死ぬことを恐れずと言う日本の教育にあったのでしょうね。さらに、高出力エンジンを作れなかったことも理由にあります)
自分のように凡人は、全然、こんな境地には達していませんが…
だから、技術者として、堀越二郎氏を尊敬しています
そして、同じような人間である故本田宗一郎氏にも同じことが言えると思っています
資源の無い日本だからこそ、技術力で世界をリードし、ものつくりニッポンとして生きて行くために、このような技術者が若い人からどんどん出てきてもらいたいと思うのです
そして、新しいエネルギー源の開拓とそのアイデアも、若い技術者に期待したいと思っています
(去年・一昨年・3年前の記事を引用しました)
この夏、公開される宮崎駿監督の新作アニメ映画「風立ちぬ」は、堀越二郎さんをモデルにした漫画が原作と聞いています
是非とも、見てみたいものです
しかし、心配なのはB787だなあ…
堀越二郎さんが生きていたら何と言っているだろうか?
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最後までお読み頂き
ありがとうございます♪
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