(気象1116)津波の高さはどうやって測る?
去年、記載したことを再度引用して記載します
さて、昨日、津波のことをお話しましたが、津波警報では津波の高さが表示されています
では、津波の高さとは、何を基準にしてどのように測定しているか知っている人はいるでしょうか?
海岸には通常の波が打ち寄せているし、潮の干満などでも、海面の高さは変化しています
まずは、波(海面)の高さを測定している場所を紹介しましょう
波(海面)の高さは、気象庁が管理している「検潮所」で測定されます
全国各地の海岸に設置されていて、津波の高さはもちろん潮位(海面の高さ)の変動を記録しています
検潮所は、海岸の岸壁から数メートル陸地に入り込んだ場所に井戸を掘って設置されています
(今回の東日本大震災では、かなりな数の検潮所が津波によって破壊されました)
図のように井戸と海は「導水管」でつながれていますこの状態では、通常の波の影響が井戸の中におよぶことはほとんどありせん
一方、海面の高さと井戸の中の水面の高さは等しくなります
(海面での気圧と井戸の水面での気圧が等しいため)
井戸の水面の高さを測定することで、通常の波の影響を取り除いた海面の高さが測定できるのです
検潮所といっても、人がいるわけではありません
ほとんどが無人です
そこで、測定されたデータは、無線や有線によって、気象庁の管区気象台や測候所に送信されるのです
(自分は何度か修理やメンテナンスに訪れたことがあります)
この方法(浮き(フロート)で測定する方法)は、川の水面、ダムの水面等々、いろいろな水面を測定する方法に利用されています
でも、最近は、フロートの変わりに、水圧を測定して水面の高さを測る方法とか、井戸などの大がかりなものを作らず岸壁から突きだした装置から音波を発し音波が海面で反射されてもどってくるまでの時間を測定して海面の高さを測る方法があります
こういった方法で得られた海面の高さは、まだ「津波の高さ」ではありません
潮の干満や気象条件(低気圧の接近)などの影響が含まれているのです
そこで こられの影響が考慮されて、津波が無かった場合の海面の高さを推定し、実際に観測された海面んの高さを差し引いて、はじめて津波の高さが求められるのです
それが、津波警報で津波の高さとして表示されるのです
気象庁では、現在、国土交通省などの他機関が設置した観測所(検潮所)も含めて、全国171箇所の観測データを津波の監視に活用しているようです
(科学情報誌ニュートン2010年5月号より)
(去年の記事を引用しました)
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そして、今日誕生日のすべての人へ
お誕生日、おめでとうございます!!
これからはじまる一年が、晴れやかな日々でありますように。
(°∀°)b