(科学1130)一家に一台、放射線測定器??
「エステー、1万5000円台の家庭用放射線測定器を発売 (MarkeZineより) (読売新聞より)」
先月、エステーが、首都大学東京の放射線安全管理学の専門家である福士政広教授の監修のもと、同大学との共同開発により家庭用放射線測定器「エアカウンター」を10月20日に発売することを発表しましたね
希望小売価格は、税込み1万5750円
庶民が手にするには手頃な値段でしょうね
この「エアカウンター」は、約1メートル離れて地面や建物などに向けてボタンを押すと、毎時0・05~9・99マイクロ・シーベルトのガンマ線を測定できるそうです
ただし、測定には数分~10分かかるようですね(これがちょっと気になります)
手のひらに載るコンパクトサイズで重さは約105グラム
電源は単4アルカリ電池2本
1日1時間の使用で約2か月、連続使用の場合は約50時間使うことができるようです
放射線測定器は、東京電力の福島第一原発事故以来、品薄状態が続き、中国やロシア製などの簡易タイプがインターネットで3万~10万円程度で取引されているようですね
以前から、放射線測定器は欲しいなあと思っていたのですが、この価格だったら購入してしまうかもしれませんね
さて、この測定器を購入したとして、この測定器が測定する値を、絶対と思ってはいけないと思います
測定器には、素人にはわからない意外な落とし穴がいくつもあるからです
以前にも、週刊誌やニュースで取り上げられたことがあるのですが、測定器によって、測定値がまちまちであること
その測定器の特性(特徴)があって、それを知らずに使うととんでもない値を信じることになります
今回の「エアカウンター」も、少し心配なのは温度特性がどうなっているか?測定分解能は?
気温30℃で測定したときと、気温20℃で測定したときに、結果に違いはないのか?
世の中の測定器は、使用している部品が、温度による変化をするので、測定した時の温度に影響されて、測定値が変わる場合があるのです
値段の高い測定器は内部で温度補正を行い値を修正するのですが、値段の安いものはそれが無い場合があります
例えば、時計
最近の時計は、電波時計など、時間の修正が自動でできるものがありますが、それ以外は、自分で時報などを確認して、時間の遅れや進みを修正していますよね
使用時間が経過したり、温度が変わると、時間に進みや遅れが出てくるのです
それと同じ事が、放射線測定器にもでてくるのではないかと思うのです
さらに、通常、公的に認められている測定器は、公的機関で、数年単位で、校正(測定器のチェック)を行うものです
天気予報で使用されているアメダスの測定器(風向風速計、温度計など)は、気象業務法などの法律により5年に一度、公的機関でチェックを行って、測定値がずれないようにしています
現在、公的機関から発表されている放射線量値を測定している測定値は、定期的な校正(チェック)を行われていると思いますが、自治体なのが独自に購入したものは、その後の校正(チェック)が行われているのか不明です
つまり、値がずれていても、「わからない」ことがあると思います
特に、放射線測定器は、最終的な校正(チェック)に放射性物質を使用しないいけないために、一般の人がチェックすることは不可能だと思うのです
自分も、放射線測定器の内部構造や原理がどのようになっているか知らないので、測定器の特性の傾向がわかりません
したがって、独自に放射性測定器を手に入れても鵜呑みにしない方がいいでしょう
公的に発表を行っている機関(測定器)の近くに行って、測定器の値の違いをチェックするのもいいかもしれません
それができなくとも、全然使えないわけではありません
放射線の変化の目安にはなると思います
時計やはかり、温度計と違って、放射性測定器は特殊なものです
使用方法には注意が必要でしょうね
でも、一家に一台ほしいなあ
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そして、今日誕生日のすべての人へ
お誕生日、おめでとうございます!!
これからはじまる一年が、晴れやかな日々でありますように。
(* ̄Oノ ̄*)