興奮状態の40代と60代の患者が入院した瞬間から鎮静(別に鎮静のための薬は使わず) | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

興奮状態の40代と60代の患者が入院した瞬間から鎮静(別に鎮静のための薬は使わず)

1人はあまりに軽躁的で苛立った施設の他の入所者に暴力を振るわれた。

1人は施設長や職員が総出で入院するように説得する位に不安定。

 

病棟に入った瞬間から静かになったようだったので、あまり関わらないようにした。休日出勤が続いていたので、少し長い休みをもらってから(車の定期点検や歯医者とバタバタして忙しかった)出てきたが、休みの間も静かにしていた。

 

1人は一年前から再三入院を勧めていたが、1人は最近施設に入ったばかり。

 

診断は常に「無意識=心」の病の複雑性PTSD(何でもかんでも全てがPTSD) のみしかない。

その診断がキュア(治療)の前提の「ラポール(治療者の無意識と患者の無意識の交流)」を形成する。

 

患者(複雑性PTSD)特有の認知機能の低下を刺激するための「言葉」の使い方がある。

「ラポール」「言葉」が新規向精神薬(SSRI・SDA)単剤キュア(治療)の「中核トラウマ薬物強化受容療法」の基礎である。

 

1人は外傷体験がはっきりしている(心的外傷の被害者)。

 

松本人志性加害の被害者の例で説明。

 

 

 

 

 

 

 

松本人志性加害の被害者罪悪感に基づく「お礼LINE 」

 

人が不運にも外傷体験と遭遇したら、「正常」な反応は「悲しむ」こと。

「過去を忘れて前向きに」は「嘘」。

 

「病的反応」とは「自分が悲しんでいるかどうかわからない」→「罪悪感」を持つことと説明。

 

 

 

 

 

 

「複雑性PTSD 」の「罪悪感」と「無縁・孤立」

 

 

不同意性交罪の「虐待に起因する心理的反応」は

ハーマンの言う「自分が悪い子だから虐待されるんだ」の「二重自己」でもある。