プレジデント・オンライン、井上智介、「複雑性PTSDの治しかた」という「作文」(笑) | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

プレジデント・オンライン、井上智介、「複雑性PTSDの治しかた」という「作文」(笑)

 

「複雑性PTSD(解離性スぺクトラム~解離性同一性障害)」どころか、「PTSD」と診断したこともない自称精神科医の「作文」

 

「複雑性PTSDの治療は一筋縄ではいきません。治療を始める時には、安心・安全な環境で行うことが大前提になります。治療は、ある種パンドラの箱を開けるようなところがあり、トラウマ体験を思い出して症状が強く出てしまう可能性もあります。」

 

「薬ひとつで治るものではなく、当事者が病気についての理解を深め、どう対処するのがよいかを学ぶといった、心理教育や精神療法を行いながら進めることになります。他人との信頼関係を構築していくのは、精神科医だけでなくライセンスを持ったカウンセラーも一緒に取り組みます。」

 

 

 

「パンドラの箱」を開けてはいけない。自称精神科医が「安全・安心」ではなくなるから。

 

最初から「(無意識・心の)トラウマを傾聴する姿勢」(ラポール)がないんですね。

 

だから、最初のアメリカのPTSDキュア(治療)は「SSRI(パキシル)でトラウマ(フラッシュバック)を消す」でした。

 

日本人はみな「複雑性PTSD(トラウマは無意識・心に抑圧・解離されてフラッシュバックはない)」だからトラウマはパンドラの箱(無意識・心)から出てきませんが。

 

 

 

「児童期虐待の被害経験者が(遅発性)複雑性PTSDを呈した一

例」(広島医学2004)

→国営学術情報システム「リサーチマップ」HPに公開してますが、管理者(政府)が「検閲削除」予定

 

 

 

 

 

 

患者は「母親から虐待されてました」と平気で言ってアムカしてるように見えたが、たいした意味もなく処方したSSRI(パキシル)1錠がアクチベーション・シンドローム(殺人・自殺衝動)を起こしているのに気がつかず、アムカが悪化。

 

 

わたしが自分の「無意識・心」の中で、「これは欠陥・劣等遺伝子脳病・人格障害ではない。専門家に助けを求めているのだから味方になってあげなければ。」と思った時(ラポール形成)に、ラポール+パキシルが「中核トラウマを保持した交代人格」を引き出した。

 

「母親は患者の喘息重積発作を放置し未必の故意により殺害を図った」という「中核トラウマ」が、「静かに淡々と」明らかになった。

 

「中核トラウマ」は「傾聴する私という存在の記憶」と混合され、変質し、パキシルで化学的に固定されて病原性を失った。

 

外傷記憶は生涯かけて患者が受容(悲しみと共に自己の人生体験の一部とされる)していく。

 

井上智介の「複雑性PTSDの治療方法の作文」の後半は、トラウマを横に置いといて、「過去は忘れて前向きに」の話。

 

 

複雑性PTSDの再登場が明らかになるまで、精神科医と一緒に「発達性トラウマ障害=DESNOS(欠陥劣等発達障害遺伝子保持者だけが虐待され、いじめられ、レイプされてPTSDになる)」を受け入れていた、カウンセラーに何ができるかよ。

 

 

 

カウンセラー不要の薬物療法

「中核トラウマ薬物強化受容療法」

 

 

ラポール形成(患者=複雑性PTSDが目の前に座った途端にかけてもいない催眠術にかかってひっくりかえる)を経験したカウンセラーは日本にはいないんじゃないの。

 

 

「るいそう(極端な体重減少)、下肢麻痺など多彩な症状を呈した複雑性PTSDに精神療法と薬物療法が著効した一例」(広島医学2005)→膵臓癌術後PTSD

 

では「エクソシストの悪魔憑き」みたいな交代人格が出現。

他に二回ほど経験したな。慣れて「早く終わってくれないかな」と思った。