DSM(北米診断基準)が遺伝性脳病(うつ病・躁鬱病・統合失調症)中心でなかった頃 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

DSM(北米診断基準)が遺伝性脳病(うつ病・躁鬱病・統合失調症)中心でなかった頃

 

北米診断基準「DSM」は「DSM-Ⅲ」(1980年)より前は、ドイツのクレぺリンの遺伝性脳病(うつ病・躁鬱病・統合失調症)中心ではなかった。

フロイトの「無意識(心)の精神医学」精神分析学とも距離を置いていた。

それを主導したのは、アドルフ・マイヤーだった。

彼はほとんど文献を残さなかったとしか、聞いていない。

実際には、1人の研究者が10年がかりで読み解かないといけないぐらい、「読みにくかった」そうである。

 

「心(サイコ)」「社会(ソーシャル)」「生物学(バイオ)」を融合した彼の精神医学は、「無意識(心)・ラポール」「長崎広島原爆・福島原発事故」「新規向精神薬単剤治療」の私のスタイルと似ているかもしれない。

 

 

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