日常では否認、(阪神大震災)記念日だけ出てくるPTSD、安克昌先生の無念ごまかすドラマ | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

日常では否認、(阪神大震災)記念日だけ出てくるPTSD、安克昌先生の無念ごまかすドラマ

昨年、福島原発事故・東日本大震災の被災地の仙台で開かれた日本精神神経学会総会で「PTSDの症例報告」はゼロ。

PubMed(国際医学・生物学文献検索データベース)からの登録解除(2018年~)が復活する可能性もゼロの学会誌「精神神経学雑誌」

演題に「阪神大震災PTSD」が取り上げられることも無し。診断されキュア(治療)されてる被災者はおそらくいない。

あの年に起きた地下鉄サリン事件の遭遇者が、数ヶ月で発病し新潟の病院に入院して、「(遺伝性脳病)躁鬱病」と診断され、その後も廃人状態になっているのを経済誌が「症例報告」してた。

「福知山線脱線事故」被害者は「PTSD」と診断されるみたいだが、新聞が取り上げた元タカラジェンヌは「薬飲むだけ」で10年で当然治るはずは無し。



自著で取り上げた阪神大震災PTSDの豊嶋知子さんは遺伝性脳病・統合失調症と誤診され変死。

被災者のPTSD→解離性同一性障害(複雑性PTSD)の治療に取り組んだ安克昌先生は孤立し、無理がたたったのか、若くして病死され、神戸にPTSD治療の灯は消えた。
消えたものが、あるかのごとく、ごまかすためのドラマなんか作るんじゃねえよ。死人に口無しかい。

2022年に世界に四年遅れて(安倍晋三が遅らせて)登場する複雑性PTSD。

「トラウマ」と言うが絶対「PTSD」と言わない傾向は加速中。

トラウマでうつ病・発達障害になる。




安先生が亡くなった2年後の2002年に安先生より2歳年下の私が、中井久夫先生と安先生が邦訳したパトナムの「多重人格障害」を片手に「解離性同一性障害(複雑性PTSD)」の治療研究を始めた。
日本精神医学とマスゴミが安先生のPTSD治療の灯を消したことは20年以上前だからドラマ作ってごまかせると思っても、私が生きている限りは現在進行形の問題であり、遠い過去ではない。




私がドラマになるなら(近い未来ではないだろうが)どの役者がやる?