朝日新聞「父親にレイプされてうつ病」でも「広島原爆でうつ病」とは言わない | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

朝日新聞「父親にレイプされてうつ病」でも「広島原爆でうつ病」とは言わない

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7月の朝日新聞の「児童性的虐待トラウマ」特集。五回連続のラストは一面全部使いましたが、PTSDの文字は一回だけ。遺伝性脳病内因性精神病「うつ病」の文字あり。「児童性的虐待のトラウマで発達障害になる」とは書いてなかった。

杉山登志郎の浜松裁判でも婦人科診察で性的虐待の医学的痕跡がない14歳少女を「父親による性的虐待のトラウマによるPTSD」と誤診して無実の父親を獄中死に追い込んでも「うつ病」とも「発達障害」とも「複雑性PTSD」とも診断しなかった(正解はフロイト型PTSD:神経症のファンタジーとしての性的虐待の証言)。

御用学者の福島県立医科大学特命教授の前田正治は「福島原発事故のトラウマでうつ病になる」と診断してました。2017年の九州北部豪雨でも「九州北部豪雨のトラウマで時間が経ってうつ病になる(遅発性うつ病)」と診断してました。

父親にレイプされても、福島原発事故の放射能恐怖でも、コロナウイルス感染の恐怖でも、「トラウマで遺伝子脳病のうつ病になる」のですが、最後に残っているのは、「広島原爆投下のトラウマでうつ病になる」だけでしょう。

「沖縄戦PTSD」は共産党精神科医の蟻塚亮二の占有ですから、誰も「沖縄戦うつ病」とは言いませんが、共産党プロバガンダだから朝日新聞・NHK・毎日新聞が取り上げても、それ以上広がりません。
その蟻塚亮二もよけて通るのが、「広島原爆PTSD」ですから、誰も「広島原爆うつ病」とは言いません。日本最大のタブーである私の「広島原爆PTSDの中核トラウマ薬物強化受容療法」に近寄ることになるから。それくらいなら、「ヒロシマで開かれた精神科全国学会ポスターから広島原爆投下(原爆ドーム)はなかった」という『広島原爆はなかったという嘘』をつく方を選びます。
Wikipediaに「生存者罪悪感(サバイバーズギルト)はアウシュビッツ研究からわかった」と嘘を書いてまで(今はまた書き直してます)。
サバイバーズギルトはDSM-ⅢでPTSDを確立したユダヤ系アメリカ人精神科医ロバート・J・リフトンの広島原爆被爆者研究「ヒロシマを生き抜く」(文庫本・上下巻)で発見されたものです。ハーマンの「心的外傷と回復」で見いだされた「二重自己(自分が悪いから虐待されるという認知機能の歪み)」と共通するものがあります。