最初の向精神薬クロルプロマジンに抗統合失調症作用が発見されてモノアミン仮説ができた | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

最初の向精神薬クロルプロマジンに抗統合失調症作用が発見されてモノアミン仮説ができた

そしてモノアミン仮説は破綻した。

内因性精神病もPTSDも発達障害も認知症もミクログリアの異常があるという仮説を先に立てて治療薬ができるわけがない(島根大学がやってるけど)。

私は「PTSDしかいなくなった」ことに気がついて、何かのたしになるかと思ってSSRIパキシル単剤少量を出して傾聴していたら、中核トラウマが出てくる事実に気がついた。

ラポール(無意識の奥にある中核トラウマの傾聴)がSSRI本来の薬理作用を引き出すという「中核トラウマ薬物強化受容療法」仮説を立てた。

仮説→治療薬開発ではなく


薬の治療作用の発見→仮説 なのである