今ごろ、長野県松本サリン事件被害者のPTSD支援の呼びかけ | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

今ごろ、長野県松本サリン事件被害者のPTSD支援の呼びかけ

地下鉄サリン事件の前年に起きた松本サリン事件(死者8名、負傷者600名)。

今ごろようやく、被害者や遺族のPTSDに気が回ったか。

遅発性晩発性PTSD、複雑性PTSDの登場を出したり引っ込めたりしている状態では診断すら不可能だろうがね。「思ったほどPTSDがいない」患者が「松本サリン事件がフラッシュバックを起こすんです!」とアナウンスして回ってくれるわけない。 日本人には基本的にフラッシュバックはない(複雑性PTSD)。治療が軌道に乗ると、トラウマが想起される。日本人でフラッシュバックを訴えるのは、正常だけど非常につらい「悲哀」だ。死ぬまで慎重なケア(弔い)が必要な。

地下鉄サリン事件被害者が3ヶ月後に発病し、新潟の精神科病院に入院。遺伝性脳病の内因性精神病の躁鬱病と診断され、現在は廃人として生きる。

最後は結局、遺伝子のせい、脳のせいにされ、ストレス(トラウマ、心因・環境因)の傾聴・検討(ラポール形成)は消えていき、薬漬け。
持ってもない遺伝子のせいにするな!

地下鉄サリン事件のトラウマの連鎖で飛び込み続ける首都圏解離PTSD飛び込み自殺。

私が4月に横浜に行ったときに、品川通過した直後に解離PTSD飛び込み。「この列車は横浜に到着する最後の列車です。人身事故のため、後続の列車はしばらく着ません。」