PTSD学会から消えた「PTSD」、長野県バス事故から消えた「サバイバーズギルト解説者」 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

PTSD学会から消えた「PTSD」、長野県バス事故から消えた「サバイバーズギルト解説者」

今年5月に福島原発事故・東日本大震災の「被災地」である宮城県仙台市で開かれる日本PTSD学会(JSTSS)の第15回大会のプログラムで「講演」「シンポジウム」の「演題名」に「トラウマ」は12回登場するが「PTSD」の病名は1回も出てこない。
長野県軽井沢スキーバス転落15人死亡事故で23日の産経新聞ニュースに生き残った被害者の「サバイバーズギルト:生存者罪悪感」が心配だと心配してるのは「関係者」である。それが「精神科医」「DPAT出動の精神科医」なのかはわからない。
「精神的ケアが急務だ」と言ってるのは「捜査関係者」だから長野県警の人なんでしょうね。

「サバイバーズギルト」を解説する精神科医は出てこない。御嶽山噴火の時には福島医科大学特任教授の前田正治が「サバイバーズギルトが心配だ」とは発言したが、「サバイバーズギルトの存在はアウシュビッツの生存者研究からわかった」と大嘘を言った。
広島原爆被爆者を研究したユダヤ系アメリカ人精神科医のRJリフトンが「死の内の生命」→「ヒロシマを生き抜く」で文庫化で明らかにしたのである。

しかし、もはや「日本の陸のセウォル号事件(あのサバイバーズギルトですぐにPTSD自殺をした教頭先生)」で国民に「DPAT出動(停止)」「PTSD」「サバイバーズギルト」について説明し「PTSDのキュア(治療)」に携わる精神科医は私以外は日本のどこにも存在しない。国営学術情報システム「リサーチマップ」で検索しても24万7千人の研究者で私1人しかいない。
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「サバイバーズギルト」の起源は広島原爆被爆者研究