「薬を飲んだら何かいいことがある」は「トラウマを消す」「トラウマから逃げたい」と同じ | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

「薬を飲んだら何かいいことがある」は「トラウマを消す」「トラウマから逃げたい」と同じ


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10年間「薬飲んでるだけ」の福知山線脱線事故トラウマPTSDの元タカラジェンヌ



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2009年にイラクから帰還し2012年にODでPTSD自殺したアメリカ元兵士

やけくそになったアメリカ人精神科医が「24種の向精神薬」を処方


「トラウマは消えない」のだから「薬出すだけ」では「治らない」とわかっているのに「何かいいことあるでしょう」と処方され続ける「薬」。PTSDと言おうがうつ病・双極性障害・ADHDと言おうが「何かいいことあるでしょう」というのは同じ。アクチベーション・シンドロームはついて回るけどね。

結局、「トラウマから逃げたい」という意味では同じなのである。「何かいいことあるでしょう」と飲み続ける限り、「ラポール(無意識へのゲート)」は形成されない。


「無意識に抑圧された中核トラウマと向き合う」ために飲むという、「サイコドクターSの臨床理論」を理解しない限り「治らない」のである。


「意識」レベルの「雑魚トラウマ」をしゃべらせる「EMDR」も「暴露療法」も「二次外傷」にすぎない。


「治る」ためにSSRIにより引き出される「中核トラウマ」とは「静かで悲しい、いい言葉」なのである。それを聞いたことがあるのは人類で私だけである。


いったいどういうメカニズムなんだろうね。今の科学力じゃわからないだろうよ。内因性精神病すら百年かけて何もわからないうちに消えた。PTSDとどこかでリンクしてるのは間違いないが。簡単にわかってはいけない「神様の秘密」なんだろうね。私は人類のために神から少しだけ「火(秘密)」を盗んだプロメテウスなんだろう。