最後の入院から退院した時に近所の人は「もう呆けて老衰で帰ってこない」と思っていた | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

最後の入院から退院した時に近所の人は「もう呆けて老衰で帰ってこない」と思っていた

それが百歳を迎えられた晩発性第二次大戦トラウマPTSD患者さんです。

糖尿病と摂食障害で死にかけた患者を、糖尿病を見てもらっていた病院に胃ろう形成してもらいに紹介した。体力的には回復したが、入院中、昏迷状態で全く意志疎通が不能だった。こっちの病院に戻して数ヶ月。胃ろうも外れて、まあ意志疎通も可能になったので糖尿病の薬はそっちに取りにいかせた。普通に歩いて受診したので、病院の方はたまげて、担当ナースは泣き出したという。
数年後、うちの子供が学校の職場体験でその病院に行き、名前に気がついた職員が「お父さんの仕事は?」「精神科医です」と答えたら、すご~く変な顔をしたという(笑)。

これだけ何回でも「奇跡」を起こしても認めようとしないんだから。
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日本最大の国営学術情報システム「リサーチマップ」に公開した論文・学会発表抄録「27症例」を読め!一行たりとも嘘は書いてない。