SSRI・オキシトシンに「反応する」と「治って社会にもどる」の違い、就労できた患者 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

SSRI・オキシトシンに「反応する」と「治って社会にもどる」の違い、就労できた患者

SSRIも「動物実験」や「治験」では「トラウマを消してPTSDを治す」と「統計処理」では答えが出たはずだし、今回のオキシトシンもおんなじことをしてるはずだ。

「自傷を主訴としてラポールとタンドスピロン(セディール)でトラウマとしての幻想(ファンタジー)を想起したフロイト型PTSD(神経症)の一例」2013年11月119回周南医学会(岩国市周東町)

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自傷が解離性症状であることを説明し、「契約」しただけで「ラポールは形成」され、自傷は止めた。「私は3歳の時におばあちゃんを殺した」とトラウマ(偽記憶)を想起した。
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前医2人は二年間、この若く聡明で活力ある女性を就労させることはできなかった。半年でバイト、一年でフルタイム就労、一年8ヶ月で治療服薬終了した(この症例は2014年110回総会:横浜でも発表)。

「反応」してるのではなく「治る」というのはこういうのを言うのである。

最初に自傷と解離症状について話した後に、「前医は君のことを何て言ってた?」「君は異常だと言われました。」互いに悪だくみしてるみたいにニヤリと笑ったのである。真実(無意識)を理解している者同士が理解できない者(DSM精神科医)を笑ったのである。
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