(2995)異常犯罪を精神医学的に論じなくなった現在こそが異常な状態である | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(2995)異常犯罪を精神医学的に論じなくなった現在こそが異常な状態である

健康者の一部しか犯罪を犯さない。
精神障害者の一部しか犯罪を犯さない。
前者を議論するのが犯罪学であり、
後者を議論するのが精神医学である。

精神障害者の犯罪を議論することは精神医学史において重要な位置を占めている。

宮崎勤の精神鑑定は通俗書にもなっている。
和田秀樹「多重人格」講談社現代新書

昨年連発した無差別殺人の全ての精神鑑定がほとんどあっけなく問題なしとされたことこそが異常である。

3月に瞬間的に世間の注目を集めた金吉晴のセレブ妻バラバラ殺人事件歌織被告の「PTSD無罪」鑑定と鮮やかな対比を示す。

異常犯罪を精神医学の視点から広く議論することは社会全体の責務である。