(2924)私と他の精神科医の処方はどう違うか | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(2924)私と他の精神科医の処方はどう違うか

幻覚を訴える患者が受診すれば普通の精神科医なら何も聞かず、ジプレキサで言えば20mgどんと出す。30mg出してもおかしくない。最初からエビリファイも大量に併用しても不思議ではない。必要ない抗パ剤 もどんと出す。睡眠薬もたっぷりと。他にも色々ざるで盛るほどだす。作用だか副作用だか最初からわからない。

私はまず患者が言いたいこと(ほとんどは幻覚のことばかり話す)ではなく、こちらが聞きたいことを聞く。トラウマがあることを前提に生活歴全体をざっと聞く。幻覚がすぐに危険を伴うものかをすばやく判定したら(ほとんど危険はない)、ジプレキサ5mgのみ出す。要求されたら睡眠薬は1錠だけ出す。副作用はありえない。その量でも突然眠くなることがある。副作用ではない。作用して疲労が表に出てくるのである。2~3ヵ月なるべく休養するよう指示する。疲労が回復する頃トラウマがよみがえってくる。