(2551)PTSD=解離性障害を知らない内科・外科医の悲劇 | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(2551)PTSD=解離性障害を知らない内科・外科医の悲劇

十年間治療を受けながら連日毎晩暴力を振るうようになった患者が家族と受診しました(それまでの診断は何だったか?)。扁桃腺炎を繰り返し腎機能に異常が出ていたため2週間後に扁桃腺摘出手術(今は全身麻酔でします)の予定でした。このままでは当然手術はできません。一見すると普通の若者に見えました。私の診断は当然「PTSD=解離性障害」ですから手術が済むまで期間限定の「治療契約(暗示)」を結びました。家族も驚くほど、その日から暴力がぴたりと止み、手術も済みました。手術後に今までのような治療を続けたら死んでしまうから全面的に治療を変えないかと助言・警告しましたが、本人は拒否し主治医を変えました。2週間後にその患者は自殺しました。その患者がイメージした精神障害患者に全然見えなかったであろう執刀した耳鼻科医・麻酔科医や看護師さんはその知らせをどういう気持ちで聞いたでしょう。