(2533)パニック障害という名のPTSDにラポール+SSRI(パキシル)が劇的に効いた例 | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(2533)パニック障害という名のPTSDにラポール+SSRI(パキシル)が劇的に効いた例

「元帝国陸軍兵士が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2007)はパニック障害≒PTSDのいい例です。
89歳のおじいさんがパニック症状で食事がとれず餓死寸前で受診しました。紹介状にかかりつけ医(内科・外科)が2~3年前からパニック症状が出たのでSSRI(パキシル)を出したらかえって悪化したと書いてありました。「アクチベーション・シンドローム」ですね。アクチベーション・シンドロームは未整理のトラウマが吹き出した現象であると私が世界で最初に発見しました。
初診から私はこの老人が日中戦争で四年間戦った経験がトラウマになっていると確信して戦争の話を聞きました。同じSSRI(パキシル)を処方したら一週間で効果が出て二週間で完全にパニック症状が消失したので、この老人は舞い踊って喜びました。その後長い時間をかけて戦争のトラウマを話しました。同じSSRI(パキシル)がラポール(トラウマを焦点にした治療態度)のあるなしで180度反対の作用を示した好例 です。

私が治療するとこんなんばっかりですが。