(1427)「8月15日の特攻隊員」吉田紗知 新潮社 | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(1427)「8月15日の特攻隊員」吉田紗知 新潮社

昨年発行された単行本。著者は29歳の現代の普通の女性。「敗戦(終戦じゃありませんよ)」が決まってから行われた最後の特攻「宇垣特攻隊」に親族がいた女性。25歳で突然全国の聞き取り調査を始めて本にした。
「全国の三十万人の医師の中でただ一人」、戦時下を生きた患者の話を長期聞き取り、「東京大空襲被災と広島原子爆弾被爆の両方を経験し複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2006) と「元帝国陸軍兵士が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2007)を書き上げた私としては、最も親近感を覚える女性である。