(1238)病院だより「野口英世と進行性麻痺」(1)根拠のみつからないうつ病と統合失調症
野口英世の生涯は今でも偉人伝の定番 です。彼が幼少時に負ったやけどと黄熱病の研究中に迎えた最後はよく知られています。しかし、光学顕微鏡による細菌研究の最後のヒーローだった彼の死は、電子顕微鏡でしかとらえられないウイルス性疾患である黄熱病の前では無意味でした。
彼の最大の業績は進行性麻痺患者の脳脊髄からの梅毒病原体トレポネーマ・パリドゥムの検出(1913年)でした。梅毒感染後20年以上を経過して全身麻痺・高度認知症・衰弱死にいたる進行性麻痺は近代精神医学最大の謎の一つでした。彼の発見はこの疾患研究の最終的解答になったのです。
彼の最大の業績は進行性麻痺患者の脳脊髄からの梅毒病原体トレポネーマ・パリドゥムの検出(1913年)でした。梅毒感染後20年以上を経過して全身麻痺・高度認知症・衰弱死にいたる進行性麻痺は近代精神医学最大の謎の一つでした。彼の発見はこの疾患研究の最終的解答になったのです。