(613)患者・医師間に好意を発生させコントロールして治療に用いるのが科学としての精神医学である | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(613)患者・医師間に好意を発生させコントロールして治療に用いるのが科学としての精神医学である

患者に献身して無限の優しさを見せ、多数の患者に頼られている知人の精神科医が実家の近所にいます。しかし、それでは真に患者を治せないし、自分のからだが持たない。その優しさが彼の生まれつきに過ぎないから。 私も臨床医を選んだからには人嫌いではないし、劇的な治療成功例が発生するのは互いに信頼と好意をもっていた場合です。その好意は別に若い女性患者だけが対象ではありません。「児童期虐待被害者が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2004) 高齢男性でも同じ。「元帝国陸軍兵士が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2007)

精神医学の歴史では互いの間に発生した好意(ラポール)を治療の道具として使いこなす知識と理論と経験の集積がある。それを知らない精神科医は素人と変わりないし、新型安定剤を使いこなすこともできない。