(523)日本オリジナルの合理主義者の大村益次郎先生と豆腐鍋
単身赴任の悪い癖の一人酒は豆腐鍋で新海誠監督のアニメ「秒速5センチメートル」見て ます。日本陸軍の祖として子供向けの歴史資料から抹殺されている大村益次郎(村田蔵六)が司馬遼太郎原作でNHK大河ドラマになったのは高校時代でした。この変人の好物だった豆腐をつつきながら酒を飲めるおっさんになれたことをうれしく思います。医学部入学時の面接で尊敬すべき人物として大村益次郎をあげ「この世間的にはバランスを欠いた変人が自らの稀な才能を社会のために発揮したことは評価できます。彼は自分のなすべき責任は果たしたのです。」と答えました。医師でありながらある意味では合理主義の極致である軍事を扱い最後に殺害された彼のことを司馬遼太郎は「日本社会に最も必要なときに天から派遣された才能」と評しています。私の「元帝国陸軍兵士が複雑性PTSDを呈した一例」(広島医学2007)は世界で唯一の第二次大戦参戦兵士のPTSDのSSRI・SDA治療症例です。私が長年研鑽を積んだ軍事知識抜きには治療できませんでした。