(269)かっての魔女の識別点 痛覚の脱失と人格の解離 | データベース制圧の精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・第二次大戦・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(269)かっての魔女の識別点 痛覚の脱失と人格の解離

この聡明な女性にフルニトラゼパム注射薬を使用した薬剤性催眠を施行してみました。わたしは暗示(解離性障害患者との非言語的・間接的交流)は多用しますが、暗示の増強法である催眠はコントロールする自信がないので用いません。休養の暗示に限局した薬剤性催眠か唯一の例外です。ところが静脈注射が漏れて相当に痛いはずなのに、最初にかけた暗示だけで、すやすや寝息を立てているのです。次の診察で痛かったでしょと聞くと、痛かったですよと答えました。でも痛そうな顔してなかったよと言うと、ショックだったみたいです。寝息を立てている人格と、その奥で痛いと感じている人格が解離していたようです。