(266)解離性の幻聴とSDA(リスパダール内用液)と自己暗示
ある患者は十年間さまざまな精神科医療機関への頻繁な通院、入退院、あらゆる種類の向精神薬の 大量服用の末に、よく軽傷で助かったというレベルの自殺未遂も経験しました。三年かかって現在は半年以上パート就労が続いています。急性期治療終盤 で幻聴に悩まされましたが、解離性と見切ったこちらは少量 のSDA(リスパダール内用液:リスペリドン)とSSRI(パキシル:パロキセチン)の併用のみ(リスパダールの方が効いているみたいですが)で変薬変量せず、「気にするな」と暗示をかけ続けて乗りきりました。現在は自分でも治療日記に「奇跡だ!おれは働けるようになったじゃないか!」と書き自己暗示をかけ続けています。「音としての声はしないんですが、自分は大丈夫だと暗示をかけると、それをすぐに否定する自分内部の何かの存在を感じるんですね。」解離性の幻聴の本質は人格解離のようです。