(53)防衛省のPTSD対策
自衛隊のイラク派兵に際しての手際から考えると、防衛省内部に並の精神科医よりはるかに頭の切れる人物がいるようです。帰還に船舶を使用したこと。部隊の交代を迅速に行ったこと。部隊ごとの団結心を高める演出を行ったこと。しかし、PTSD対策が必要な危険な戦場に兵士を送るのは、国民と歴史に対して責任を負う政治家が自らの命をかけて決断することです。秘密裏に行うがゆえに責任を負わない官僚の独断にまかせていいことではありません。また官僚は過去のみから学ぶ秀才であり、未来を切り開く科学の目をもちません。過去のPTSD対策を周到に施しながらも、帰還した隊員の自殺がPTSDによるものだとしたら、貴重な犠牲から学び、未来の医学を切り開いていかねばなりません。なぜJSTSS(日本PTSD学会)は自国軍隊の兵士(自衛隊員)のPTSDについて発言しないのでしょう!