上橋菜穂子氏原作の『守り人シリーズ』が綾瀬はるかさん主演で映像化されるため、初めて上橋菜穂子作品を手に取ってみました。
書店で『鹿の王』の平積みを見てもあんまりソソられなかったから、一冊完結のコレから入門です。
精霊の守り人 (新潮文庫)/新潮社ファンタジーやジュブナイルはキライじゃないのけど、あまり積極的になれません
さて本作。
【あらすじ】
小夜は12歳。
人の心が聞こえる力を亡き母から受け継いでいる。
あるとき、犬に追われる子狐を助けるが、その子狐はこの世と神の世の「あわい」に棲む霊孤・野火だった。
やがて成長した小夜は国の争いに巻き込まれ、知らなかった真実を知らされる。
小夜と野火は再会し惹かれ合うのだった
【ネタばれてる感想】
ファンタジーゆえ、主人公になんらかの力があるのはお約束。
小夜はいわゆる読心能力のエスパーですね。
ついでに出生に秘密があるのもお約束。
小夜の父は国の領主サマ。
だけど力があるため隣国の敵から隠されて育ちます。
国同士、呪者を操って呪術合戦をしているワケですね。
野火は隣国の呪者に「狐笛」で縛られ使役させられている霊孤なのです。
国同士の諍いの元ネタは非常にシンプルです。
元々兄弟がそれぞれの国を治めていたけど不公平感から弟が妬み恨み、それぞれの子供の代(つまり小夜の父と隣国の領主はイトコ同士)になっても争いが絶えないというワケ。
こんなの現代でもあり過ぎるくらいで、人間の感情なんて小っちゃいことがキッカケでネガティヴになるんだよね
隣国のイトコに妻を殺された領主サマは、跡取りに何かあったら大変❗️と、次男坊をコッソリ隠して育てています。
この次男坊、お名前は小春丸。
実は小夜と小春丸は乳姉弟&異母姉弟なのです。
何もなければ2人とも静かに暮らしたのかもしれないけど、領主サマの長男が早逝し事態は変わります。
後継が必要な領主サマは、小春丸をデビューさせます。
が、敵にとっては先刻ご承知、小春丸に呪を施しているのです。
小春丸が大公から後継として認められる場で、操られた小春丸は隣国領主に刀を向けます。
そこに領主サマの右腕の大郎が割込み、小春丸に斬りつけ…❗️
実はこの大郎、変化した野火なのでした。
そして大公などが見守る中、野火は狐の姿に戻って隣国領主に向かってこう囁くのです。
『主人さま』
その一言で全てを悟った大公は両国を、特に隣国をキツく諌めます。
一方、深手を負った野火は命を落とします…が、小夜が最後の戦いに勝利し「狐笛」をGET❗️
野火に命を吹き込みます。
やがて狐に変化した小夜と野火の間には息子が産まれ、幸せに生きるのでした。
うん。面白かった~
一気読みしてしまいましたヨ❗️
一応、小・中学生向けということですが、大人が読んでも十分面白い。
子供向けでシンプルなので、ストンと落ちてきますね。
小夜と野火のロマンスがいきなりな展開ですが、それはご愛嬌でしょう。
「狐笛」を吹くと狐に変化してしまうのは、アラ?敵国の呪者は狐だったか?とツッコんでしまいましたがwww
まあ小夜と野火がハッピーエンドなので、良いでしょう
これは『守り人シリーズ』も読んでみなくては

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