熊本県八代市にある松濱軒(しょうひんけん)には、庭園にある赤女ヶ池に小さいですが重厚で美的感覚に優れた石橋がいくつもあります。
映画「ラスト サムライ」で渡辺謙が演じた勝元のモデルは、西南の役の西郷隆盛であり、新風連の乱の太田黒伴雄(おおたぐろともお)であるといわれています。
明治維新後、断髪令や廃刀令などの政府の西洋化政策に憤慨した新風連は、明治9年(1876年)10月24日の夜に太田黒伴雄を総師として、熊本鎮台(鎮台とは当時の陸軍の編成単位。常設されるものとしては最大の部隊単位であり、その後の陸軍師団級)を襲撃します。
奇襲作戦でしたが、鎮台側の砲火による反撃を受けて伴雄は重傷を負い、太田黒伴雄終焉の地碑が建つ場所(熊本城の法華坂)まで撤退し、そこで自刃します。43歳でした。
太田黒伴雄
≪ワンコインで晴耕雨読≫
第31回
「氷舞-新宿鮫Ⅵ-」
大沢在昌(著)
主人公鮫島は出世を拒み、現場で活躍するキャリアという設定です。ハードボイルドな警察官ですが少年のような正義感を持つ・・・というキャラクターは、日本が舞台なのでとてもよくできていると思います。
Ⅵまでしか読んでいませんがシリーズのどの物語の中でも、鮫島と晶の互いを必要とする関係性が彼の心のよりどころとなっている点は、このシリーズに好感が持てる一因となっています。
私なりに6冊に面白さの順位をつけるとすると、6位「炎蛹(Ⅴ)」、5位「氷舞(Ⅵ)」、4位「新宿鮫(Ⅰ)」、3位「無間人形(Ⅳ)」、2位「毒猿(Ⅱ)」、1位はなんといっても「おばちゃん」がすごかった「屍蘭(Ⅲ)」です。