今回は熊本県下芦北郡の津奈木町(つなぎまち)にある津奈木重盤岩眼鏡橋(つなぎちょうはんがんめがねばし)です。橋の北側にある巨岩の重盤岩にちなんでこの名が付けられました。また、石工三平が嘉永二年(1849)に架けたものだといわれています。
三平は薩摩藩に招かれて数多くの名橋を手掛けましたが、すべての橋が完成すると秘密保持のため暗殺されるとの噂を聞き逃げ出します。しかし、途中追手に襲われ瀕死の重傷を負います。何とか津奈木の山中までたどり着き、地元の人々によって手厚く看護されて命を救われたといいます。
三平はその恩に報いるため、自分が持っている技術を人々のために生かそうと、この眼鏡橋を架けたと伝えられているそうです。昭和49年に熊本県指定の重要文化財になっています。
架橋は嘉永2年(1849年)
橋の長さ 18.0m
橋の幅 4.5m
橋の高さ 5.7m



