民謡「おてもやん」は熊本の代表的な民謡です。「おても」というのは若い女性の通称らしく(私は知りませんでした)、明治の終わりごろに実在した人物ともいわれています。
歌詞の内容をあらためて標準語訳すると、あまり感心できる内容ではないことがわかります。明治という時代なのでしょうか・・・。
おてもやん あんたこのごろ嫁人りしたではないかいな
嫁人りしたこたしたぱってん
ご亭どんがぐしゃっぺだるけん まあだ盃ゃせんだった
村役(むらやく)鳶役(とびやく)肝(きも)入りどん
あん人達のおらすけんで あとはどうなっときゃあなろたい
川端町(かわばたまち)つぁんきゃあめぐろい
春日ほうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃーで 花ざかり花ざかり
ピーチクパーチクひばりの子 げんばくなすびのいがいがどん
おてもさん あなたは 最近結婚したのではないですか
はい、結婚したのはしたのですが
ただ、婿殿が天然痘のあとが残っているので、まだ三々九度の杯はしていません
村の役付きさんや火消しの頭や仲人さんなど、いろんな世話人の人たちがいらっしゃるので、後はうまくとりなしてくれるでしょう
川端町のほうにまわって歩きましょう(川端町は春日より繁華街に近い地域。当時、春日はかぼちゃの産地。かぼちゃがその尻であるヘタの反対側に萎れて裏返しになったような大きな花をくっつけてコロコロ転がっている様子)
かぼちゃ男たちが裾を引っ張ったりして、私はモテモテです 私の人生は今が花盛り
春にさえずる雲雀の子のような浮かれっぱなしの男や野暮ったいイガグリ男たちは私の趣味ではありません(玄白なすびとは蘭学者杉田玄白が広めた茄子)
熊本国府高等学校パソコン同好会より

